ドッグショーに行ってみよう
まるで生きた犬種図鑑のように美しい犬たちに出会えるドッグショー。出陳するだけでなく一般公開もされています。
対象犬種や主催団体などによっていろいろなドッグショーがありますが、何千頭もが集合するような大規模なものから、単犬種や同系列の犬種群の愛犬クラブが主催する小規模なものまで、さまざまです。
たくさんの犬種が見たい場合は、大規模な全犬種対象のドッグショーがおススメですが、自分の好きな犬種だけに興味がある場合は、単犬種展などに行ってみても面白いでしょう。
JKCクラブ展、ブロック協議会展
血統書などを管理し、国内での登録犬種を管理するジャパン・ケネル・クラブ(JKC)の組織市下には地域ごとにクラブやブロックがあります。そうした全国14ブロック、都道府県別にある各クラブが主催し、クラブ展やクラブ連合会展など250~500頭の規模で開催されています。
FCIジャパンインターナショナルドッグショー
FCIに加盟しているJKCが主催するこのドッグショーは、近年で一番規模の大きいドッグショーで、アジアでも最大級といわれる大きなもの。
すべての犬種が対象で、日本だけではなく海外からも出陳されることもあるそうです。135犬種およそ3500頭が集合します。
まさに、国内最大級のワンちゃんの祭典ともいえるこのドッグショー。会場では、アジリティーJKCカップやトリミング競技大会なども同時開催されるほか、フードやおやつ、愛犬グッズが買える出展エリアもあり、お買い物を楽しむこともできますよ。
■詳細情報
天然記念物を愛でる!「日本犬展覧会」
実は、日本という国ならではのドッグショーもあるんです。日本犬と言われる6種類の犬種(柴、紀州、四国、甲斐、北海道、秋田)は、国の天然記念物に指定されていることはご存じでしたか?
これら日本の在来犬種である日本犬の魅力を守る公益財団法人 日本犬保存会が主催する展覧会もあるんです。全国展のほか海外展なども開催し、日本犬の魅力を広く世界に発信しています。
生きた天然記念物、日本犬の素朴ながら凛とした美しさを堪能できる日本犬展覧会は、なんと入場無料です。気軽に見学できる上、希少な日本犬が一堂に集まる壮観な会場内で、じっくりと観察することができるなんて、なかなか無い機会といえるでしょう。
世界のさまざまな犬種が集まるような華やかさはありませんが、日本犬らしい純朴で落ち着きのある日本犬の世界は、洋犬種とは異なる魅力あふれるものでしょう。
■詳細情報
犬の魅力を再発見!
ドッグショーの始まりは、英国紳士のペット自慢から発展していったと言われています。犬の歴史はまさに人によってつくられてたといっても言い過ぎではないかもしれませんね。
意外なほどドッグショーへのハードルは高くありません。ちょっと興味あるから見てみようかな、という気軽な気持ちでドッグショーに遊びに行き、犬たちと一緒にショーを楽しんでみてはいかがでしょうか?