箱根・伊豆旅行の2日目は予報通りの雨。
朝の散歩は雨が止んでいる隙を狙ってホテルの敷地内を散歩させましたが、これからどこへ行こうか迷いながら、チェックアウトギリギリの11時近くまでホテルに滞在し出発。
途中十国峠に立ち寄ったあと、中伊豆にある中伊豆ワイナリーヒルズへ向かうことに決定。
目の前に広がるブドウ畑が想像以上に美しく、試飲もできて素敵なところでした。
この記事に登場する愛犬
蕾 ♀(キャバリア×ビーグルのmix犬)
中伊豆ワイナリーシャトーT.S.
広大な敷地面積を有する中伊豆ワイナリーヒルズには、中伊豆ワイナリーシャトーT.S.の他に、ホテルワイナリーヒルの宿泊施設、日帰り入浴が楽しめる縄文之御神湯、本格的な乗馬体験ができるウエスタン乗馬牧場などがあります。
中伊豆ワイナリーシャトーT.S.は、中伊豆の標高290mの位置にあり、自然豊かな環境の中、見渡す限りブドウ畑が見渡せる異国情緒たっぷりの施設で、美味しいワインを生産し直売しています。
周囲を緑に囲まれた白亜のお城が、中伊豆ワイナリーシャトーT.S.。
広いテラスからは規則正しく植えられたブドウ畑が広がり、日本の風景とは異なった西洋の風景を連想させる美しい光景が眺められます。
目の前に広がるブドウ畑の広さは10ヘクタール。
東京ドームがすっぽり2個入る広さ。
この広大な敷地で育てられているブドウの種類は、シャルドネ・メルロー・カベルネ・ソーヴィ二ヨンなどのワインに使われる品種。
8月頃になると緑の葉の隙間から、色付いたブドウが観られるようになります。
中伊豆ワイナリーシャトーT.S.1階には、階段を下ったところからワイン工場の一部が見えるようになっており、その奥には志太コレクションセラーが見学できます。
セラー内の温度は16度、湿度約63%に保たれ光の届かない薄暗い貯蔵庫になっています。
こちらで保管されているワインの中に19世紀後半、フランスのブドウ畑がフィロキセラ虫による害虫被害で壊滅状態になる前に収穫されたブドウで作られた、プレ・フィロキセラワインもあります。
このプレ・フィロキセラワインは、1987年に行われたオークションで1050万円の高値で落札された150年前の貴重なワイン。
その他にも年代物のワインが数多く保管されており、ワインに興味がなくても観るだけでも楽しめ、西洋の歴史を感じられます。
2階には手頃なワインがズラリと並んだショップがあり、ワインと相性の良いチーズやソーセージ、地元のお土産品なども販売しています。
ショップの奥には試飲コーナーがあり、赤ワインや白ワイン、甘口、辛口など6種類ほどのワインとブドウジュース、ブドウ酢などが味わえます。
無料の試飲コーナーの他に、有料のプレミアムテイスティングコーナーもあり、コンクール受賞ワインや輸入ワインなど種類も豊富に揃い、本格的なワインの飲み比べが楽しめます。
また、ワイナリーの地下にあるヒルズワイン蔵には100樽にも及ぶ小樽が並び、樽熟成庫と瓶熟成庫の見学や無料のガイドツアー、レストランでの食事も楽しめます。
■詳細情報
愛犬は車で待機してもらい中伊豆ワイナリーシャトーT.S.内を見学
ホテルから東伊豆方面へ向かうため十国峠へ立ち寄りました。十国峠では時々小雨がぱらつき、十国峠から出るケーブルカーも100m程先は雲に覆われ見えなくなっています。
十国峠のお土産屋さんでお土産を買い昼食も済ませ、愛犬も外に出して広い駐車場を一廻り散歩させながら、伊豆・箱根の案内板に目を向けて雨でも立ち寄れそうなところが有るか見ていると、中伊豆ワイナリーヒルズという場所が目にとまり行ってみることにしました。
ナビで検索すると伊豆スカイラインの亀石峠から行くようになっていたので、伊豆スカイラインへ入ると峠を通るため視界は悪く霧が立ちこめていました。
100m先しか先が見えないためゆっくりと走行。
中伊豆ワイナリーヒルズに到着したときは小雨が降っていたので、愛犬は車で待機して貰いまず私達だけ建物の中に入って見学してきました。
こんな天気にも関わらず、中伊豆ワイナリーヒルズには多くの観光客や観光バスが乗り付けていて賑やかです。
中央の正面入り口から入ると、右手にショップがあり、階下には工場内が少しだけ見えるガラスの壁、その奥に更に数段の階段があり志太コレクションセラーがありました。
貯蔵庫の中は照明がないため薄暗く、階段を下がったところにある入り口からわずかに光が差し込んでいるだけなので、中へ入ると真っ暗です。そして温度が一定に保たれているため肌寒く感じます。
目を凝らしてみるとやっとワインが並んでいる棚が見える程度で、ラベルなどの細かい部分までは見えません。
フラッシュを焚いて所々の写真は納めたので、家に帰ってから確認すると埃を被ったワインも眠っていたため、年代物なのだと思いますが、値段が表示してないためワインに詳しくない私には価値がどの位なのか分かりませんでしたが一見の価値はあります。
2階のショップに戻りワインの試飲ができるコーナーへ行くと、誰もいなかったのですが店員さんが現れたと思ったら、観光バス客なのかみるみるうちにたくさんの人集り。
その中に混じって私はブドウジュースとブドウ酢を試飲。相棒は6種類あるワインを試飲し、気に入った赤ワインとブドウ酢、そしておつまみにチーズなどを購入しました。
テラスへ出てみると、目の前に広がるブドウ畑に感激し、天気が良ければ南アルプスや富士山まで見渡せるそうです。
テラスから1階の芝生まで降りられるようになっていて、館外ならわんちゃんも一緒に散策することが可能なので、小雨が降っていましたが愛犬も一緒に連れ出しました。
愛犬も一緒にワイナリーを散策
レインコートを着せて建物の外から1階の芝生とテラスのある所を歩かせ、2階のテラスへも連れて行きました。
1階の別棟にはブライダルが行われる教会式の建物があります。
逆側には乗馬が楽しめる牧場。雨が降っていたので馬の姿は見られませんでしたが、綺麗に整備されたまだ真新しい牧場です。
目の前に広がる異国情緒溢れる景色は壮大で、ずっと佇んで見ていたくなりました。
お天気が良ければ、ブドウ畑を通る道を愛犬と一緒に散策して見たかったのですが、帰りに車で通ってみることにしました。
中伊豆ワイナリーシャトーT.S.
中伊豆ワイナリーヒルズから伊豆高原にあるホテルまでは、私の運転で向かいます。
伊豆高原のホテルでも夕食は予約しておいたので、今回は外へ食べに出ずレストランで頂きました。
中伊豆ワイナリーヒルズを愛犬と見学!まとめ
2日目は雨に降られてしまいましたが、中伊豆ワイナリーヒルズで、愛犬も緑に囲まれたお城のテラスを散歩することができて良かったです。
私達も初めてワイナリーを訪れ、敷地一面に植栽されたブドウ畑はとても美しく感激しました。
お天気の日にもう一度訪れブドウ畑の真ん中に伸びる道を、愛犬と一緒にのんびりと歩いて、西洋の風景を堪能してみたいです。