ペットの葬儀 業者の選び方
昔はペットが死んだら庭の隅に埋葬するか、廃棄物として自治体へ引き渡すといった方法が一般的でした。
しかし、近年では条例によって私有地以外での動物の埋葬が禁止されたことやペットの家族化が進んだこと、ペットブームによって飼う人も増えたことも相まって、ペットのために葬儀を行うのが一般的になってきています。
自治体でも廃棄物としてごみと燃やすのではなく、生き物として火葬するという形式に変えているところも出てきています。
そんな背景から、ペットの葬儀の民間業者も年々増えてきました。
ただ、ペットの火葬業者には基本的に法的規制がないため、ペットの葬儀の民間業者の中には悪質な業者が存在し増えています。
火葬炉にペットを入れた後に数十万の高額請求を行い「払わないなら遺骨を返さない」と脅迫するもの、一任合同火葬をお願いしたら供養せずにゴミとして処理するものなどトラブルが絶えません。
悪徳業者に騙されないための一番良い方法は、かかりつけの動物病院の獣医師に相談することです。
獣医師にはペット霊園など民間の業者ときちんとしたネットワークを持っているので、獣医師から紹介された民間の業者が悪徳業者であることはほぼあり得ません。
それでも獣医師に紹介されたところ以外でお願いしたい場合は
①ペットの葬儀には総額いくらかかるのか事前に見積もりをしっかり出してもらうこと
②納得できない場合は支払いや書類へのサインを行わない
③火葬前に葬儀の総額とプランの確認を行うこと
を意識するようにしましょう。
しかしながら、ペットが亡くなった時はほぼ全員が冷静な判断が取れません。ペットが元気な内に、あらかじめ調べておくことが大切です。
ペットとのお別れも愛をこめて
最愛のペットのために最後まできちんと送ってあげたい飼い主さんのために、最近は本当にペットの葬儀が多様化しています。
愛犬が元気なうちに自分たちに合った葬儀を家族で話し合い、あらかじめかかりつけの獣医師などと相談しておくことが大切です。
ペットの葬儀については多くの獣医師が話を持ち掛け辛い案件なので、自分から積極的に聞きに行くようにすることが大切です。
ペットとのお別れは最後まで悔いのないようにしましょう。