次女の職業はドッグトレーナー。
警察犬・災害救助犬・家庭犬の訓練学校から独立し、やっと仕事も軌道に乗った1年後、私達に感謝の気持ちとして南伊豆堂ヶ島にあるペンション、仔犬のワルツへ宿泊プレゼントをしてくれました。
今回は仔犬のワルツ宿泊体験を紹介したいと思います。
行きと帰りに立ち寄った観光編は別記事で紹介させて頂きます。
この記事に登場する愛犬
蕾 ♀(キャバリア×ビーグルのmix犬)
ドッグトレーナー独立までの道のり
私は子供の時から動物が大好きで子供の時にも犬を飼っていた記憶があります。
結婚した当時はマンションだったため犬を迎えることができなかったのですが、マイホームを建てた後多いときでは3匹の犬に囲まれて生活していました。
1匹目の犬は捨て犬。2匹目と3匹目の犬は知人から頼まれて飼うことになった尻尾の生えた家族達。
今の愛犬を含めペットショップやブリーダーから買った犬はいません。
当然子供達も犬のいる生活が当たり前のようになって育ちました。
そんな影響があったのか次女が中学生の時に、盲導犬の訓練士になりたいと私に打ち明けたことが原点になっています。
高校から進路について話が有ったとき、犬に関わる仕事がしたいなら専門学校へ行く選択肢もあるし、大学へ行ってからでも遅くなく、獣医科など専門の大学もあると進学することを勧めたのですが、次女は中学の時から希望していた訓練士への道を選びました。
元々盲導犬の訓練士を希望していましたが、盲導犬の訓練所へ問い合わせたところ空きがないと採用できないとの返答が有ったため、一般の警察犬訓練学校へ入学する運びとなりました。
訓練学校は通常の専門学校とは違い、早朝6時頃から遅いときは22時頃まで犬の世話や雑用があり、自宅からは通えないため近くにアパートを借りひとり暮らしが始まりました。
体調の悪い犬や、お産を控えた犬がいるときなど泊まり込みで世話をすることも有ります。
学校が噛み犬をお客さんから預かり訓練を入れているとき、娘の太ももと手首を噛まれてしまい大けがをしたことが有ります。その時には私が仕事を終えた後娘のアパートに通って、シャンプーやお風呂に入れてあげる日々が続きました。
訓練学校に入ってから3年後には災害救助犬と家庭犬の訓練士免許を取得することができましたが、直ぐに独立できるわけではなく4年間は学校で訓練士として働き、お給料を貰って訓練士としてのノウハウを学んでいきました。
訓練学校にいた7年間、アパートの家賃は勿論のこと、訓練で着用する長靴、シューズ、ジャージなどは3ヶ月もすると穴が開いて使えなくなってしまうため私の給料が入ると買い与えてきました。
娘が訓練学校にいたときは随分辛いことにも遭遇してきましたが、一言も弱音や愚痴を言わなかったことは、親として立派だと感じています。
先生から独立の許可が下りるまでの期間に貯めたお金で、娘は車1台と当時担当犬だったD兄ちゃんを買い取りました。
訓練士という職業は景気やブームに左右される職業でも有るため、最初の頃は随分心配しましたが、幸いにもお客さんに恵まれ独立から1年経った私の誕生日に、仔犬のワルツの宿泊旅行をプレゼントしてくれました。
評価の高い堂ヶ島「仔犬のワルツ」宿泊体験
旅行サイトの口コミでも評価の高い伊豆堂ヶ島のペンション仔犬のワルツ。
チェックインを済ませ部屋に入ってからロビーの所に置いてあったわんちゃん用の浴衣を借りて蕾に着せてみましたが、やはり借り物の衣装は蕾には似合わず苦笑してしまいました。
仔犬のワルツのドッグラン
少し部屋でゆっくりした後、仔犬のワルツ専用のドッグランへ行って来ました。
仔犬のワルツのドッグランは、宿から少し離れたところに有り宿よりも高い位置に有ります。そのためドッグランへ向かう坂道はかなり急坂を通って行くため大変でしたが、ドッグランへ到着すると蕾は枝を咥えて元気に走り回っていました。
それ程広い敷地ではありませんが、この日はとにかく北風が冷たくて誰も遊んでいなかったため蕾の貸し切り状態で遊ぶことができましたが、高台になっているので遮る物がなく容赦なく吹き付ける北風に、見ている方が寒くて少し遊ばせたら部屋に戻りました。
超音波リラクゼーション付マイクロバブルドッグバス初体験
部屋のベランダには露天風呂と、わんちゃん用の超音波リラクゼーション付マイクロバブルドッグバスが備え付けられています。
お風呂がベランダなので冬の時期は寒いけど、一部屋一部屋に温泉が付いているのはとても贅沢ですね。
折角なので蕾にも超音波リラクゼーション付マイクロバブルドッグバスを初体験させてあげました。
超音波リラクゼーション付マイクロバブルドッグバスは、超音波の微粒泡が毛穴に詰まった汚れまで掻き出してくれ、マッサージ効果もあるため洗い上がりはサラサラの毛並みが期待できると説明書きされていました。
シャンプー後が効果的と書かれていたので、蕾をシャンプーしてから超音波リラクゼーション付マイクロバブルドッグバスに浸からせました。
スイッチをONにするとたちまち微粒泡に包まれ、まるで洗濯機のようです。
ドライヤーを掛けるとふわっとして仕上がりました。
私達も夕食前に温泉に入ってサッパリポカポカです。
仔犬のワルツでの食事
ペンションでの食事は通常ダイニングで頂くことが多いのですが、こちらの仔犬のワルツでは、部屋ごとに使える個室で頂けます。
そのため他の宿泊客に気遣いすることなく蕾も一緒に食事処で頂くことができました。
食事は和洋会席料理で食べきれないほどの品数が揃っていたのですが、娘が特別注文してくれた伊勢エビのお刺身が一尾づつ多く並べられていました。
折角娘が用意してくれた食事を残すわけにはいかないので、時間を掛けて何とか完食。
食いしん坊な蕾は食べている間中鼻をヒクヒクさせて、「手伝うよ!」とばかり美味しそうな料理に目は釘付け。
食後にはオーナーさんと宿泊客のコミュニケーションの場が設けられており、私と愛犬で参加してきました。
飼い主同士色々な話題が飛び交い、わんちゃん同士で遊んだりして夜のひとときを楽しく過ごすことができました。
堂ヶ島まで愛犬と朝の散歩
食事の前に愛犬と長い下り坂を下りて堂ヶ島の海岸まで散歩に出掛けてきました。
昨日に引き続き2日目の朝も北風が強く吹き荒れ、海岸近くまで歩いて行くと、高波が打ち上げられて飛沫となって飛んできます。
堂ヶ島の散策路を歩いてみようかと思ったのですが、この強風と寒さでは危険なので引き返し、らんの里の駐車場を散歩してペンションに戻ることにしました。
海岸まで長い坂を下ってきたので今度は登り坂になります。この坂を歩いて上り下りするのって結構大変でした。
朝食は和洋折衷の食事で、散歩ですっかり冷え切った体に暖かい蟹雑炊の味は忘れられません。
堂ヶ島「仔犬のワルツ」に愛犬と宿泊まとめ
娘が汗や涙の結晶から得たお金でプレゼントしてくれた今回の堂ヶ島「子犬のワルツ」宿泊旅行。
無駄にしないよう十分に楽しませて頂きました。
温泉付きのお部屋に、超音波リラクゼーション付マイクロバブルドッグバスや、美味しい食事、特別注文してくれた伊勢エビ。どれも全て感謝にあふれる旅行を楽しませて貰いました。
仔犬のワルツは口コミランキングでも常に上位をマークしている宿です。お料理も美味しく、ひと組ひと組個別の食事処など配慮されているので、気兼ねなく愛犬と一緒に食事ができるのがとても良かったです。
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