羽根木公園と聞いても「どこそれ」と首を傾げる人が大半でしょう。羽根木公園とは?
羽根木公園のある世田谷区梅丘は、渋谷から車でわずか約15分の距離です。
世田谷区梅丘はとても渋谷に近いのにも関わらず人情味溢れた町です。世田谷らしい品の良さと庶民的な雰囲気が交ざりあった、独特の優しさで満ちています。
今回はそんな都会のオアシス羽根木公園犬散歩の様子と、おすすめの散歩コースなどの情報をご紹介したいと思います。
さあ騒音と人混みに疲れ一息つきたくなったならば、車に愛犬を乗せ梅丘の羽根木公園までちょっと行ってみませんか。
この記事に登場する愛犬
耳蔵 ♂ (パピヨン)
銀次郎 ♂ (パピヨン)
羽根木公園近所の商店街を愛犬と買い物
羽根木公園のある世田谷区梅丘は、渋谷から車でおよそたった15分ほです。電車の場合は、京王井の頭線で渋谷駅から最寄りの東松原駅まで約9分です。
そして小田急線で新宿駅から梅丘駅まで約14分。このように東京の二つの大都市からこんなに近いのですが、梅丘には高層ビルは一切なく、昔ながらの古い家屋や店がまだまだ残っています。
商店街自体が下町風で一見昔臭いくらいです。しかしよくよく見ると通好みのバーやレストランなどぼつぼつあり、ひとつ隣は高級住宅街です。さすが社長や業界人も多い町だなあとうならされます。
余談ですがかの有名な寿司の美登利の本店は梅丘商店街にあります。昔から常に大行列で有名です。
しかし大半はごく普通のスーパーや雑貨店などで、ママチャリもびゅんびゅん通り過ぎます。
羽根木公園の入口はこの梅丘商店街のすぐそばです。公園に入る前に犬とともに商店街を散策するのも良いでしょう。
車の往来は激しいのに道幅が狭いので、歩きやすくはありません。しかし町の人々は全体的に犬に優しく、わりと犬に道を譲ってくれたりと親切にしてくれます。ありがたい限りです。
前述した美登利寿司のテイクアウトを買い、すぐ近くの羽根木公園にパックの寿司やおにぎりを持って行って食べてもいいでしょう。
羽根木公園散歩の後に商店街を歩く場合は、長く営業を続けている老舗の魚屋、肉屋そして豆腐屋などで買い物して帰ると、今夜の食卓のおかずに助かります。
本当にしみじみ言いますが、犬連れだと商店街の店が充実しているのはとても素晴らしいと感謝です。犬散歩と買い物が同時に済ませられるのは、時間の節約にもなりますから。
羽根木公園で犬と緑に囲まれる
羽根木公園はしょっちゅう派手なイベントを開催している、渋谷区の代々木公園に比べて華やかさが全くありません。
そして同じ世田谷区にある駒沢オリンピック公園に比べると俄然小規模で面白み欠けます。
そもそも羽根木公園は代々木公園や駒沢オリンピック公園のようにドッグランがありません。
しかし地味である点がまさに羽根木公園の良さなのです。都心に近いのに広くて森のように緑が生い茂っており、公園内を歩いているのはごく普通のお年寄りや家族連ればかり。実に和やかほんわかムードです。
公園の中心にある野球グランドではスポーツ刈り頭の小学生の野球チームやその辺のサラリーマンたちの社会人グループが試合をしています。
公園をすぐ出たところに来る屋台も東北や北関東、千葉から来たというオバチャンの焼き芋です。代々木公園ならイカした外国人のオシャレ屋台ばかりなのに!
また、代々木公園は色々な遠方から車や電車で犬を連れてくる人々が多く、それが悪いというわけではないのですが観光客気分で犬の挨拶をされるとテンションが異なり、こちらは戸惑うこともあります。(笑)
かたや羽根木公園では地元の住民ばかりなので、皆さん普段着でのんびり歩いておられます。実に穏やかな感じでほのぼのとした犬散歩と挨拶ができます。
言い方を変えれば都会の派手な感じの犬飼い主同士の出会いを求めているならば、羽根木公園は向いていません。
逆に日頃都心の雑踏や様々なうっとうしいことに疲れているならば!閑静で緑が美しく感じがよい人々ばかりのこの公園犬散歩はとてもお勧めです。
ちなみに公園内には野球グランドのほかに羽根木プレーパーク・テニスコート・世田谷区立梅丘図書館・茶室「日月庵」などがあります。
公園南側の斜面には梅林、園内には総計約650本の梅の木が植えられており、梅の名所となっています
梅の花が見頃となる毎年2月には「せたがや梅まつり」が行われ大盛況となります。このひっそりとした公園がバッと話題に出るのは冬の梅まつりの頃だけです。