茅ヶ崎里山公園は、茅ヶ崎駅から内陸に入った寒川駅に近い位置にある公園で、広大な敷地には自然と里山を再現した風景と、子供達が思い切り遊べる青々とした芝生が敷き詰められた広場や、遊具などがあります。
私が愛犬と一緒に訪れたのは2月下旬だったので新緑にはまだ早く、寒々しい風景の中の散策でしたが、訪れている人も少なく小さな春を感じられるお散歩が楽しめました。
この記事に登場する愛犬
蕾 ♀(キャバリア×ビーグルのmix犬)
茅ヶ崎里山公園概要
茅ヶ崎里山公園が有する敷地面積は35.2ヘクタールにも及び、大きく分けて子供の村、森の村、山頂の村、谷の村、丘の村、畑の村の六つの村から成り立っています。
茅ヶ崎里山公園は、この辺りに広がる里山をイメージし谷戸田や畑、雑木林を再現して作られています。
昔から受け継がれてきた自然と人とのつながりや、生き物達との共存を今に伝え自然豊かな環境を活かした公園です。
パークセンターの前にある子供の村には、70mの風のすべり台と30mの谷のすべり台が設置された風の谷があります。
また、雲のトランポリンや風のとりでの遊具が設置された風の広場もあります。
広い芝生が敷き詰められた多目的広場は、災害時のヘリポートとして活用されます。
中ノ谷池では水中生物の観察ができ、大雨による災害時には防災調整池として機能します。
森の村には数多くの品種の梅が植栽され、梅の小径を歩けば梅の香りが漂い春を感じさせてくれます。
「谷戸の庭に暮らす」をテーマにガーデンデザイナーの白井温紀さんにより造られた記念ガーデンも必見。
山頂の村の湘南の丘は、園内では一番高い位置にあり湘南の風を感じながら散策ができます。
コナラやクヌギを植栽し、将来的に雑木林を目指した平成の森。
谷の村の水源として、またヘイケボタルやトンボなどが飛び交うふるさとになれるよう目指しています。
谷の村にある芹沢の池は、谷の村に作られた水田の農業用水に利用されています。
谷の家(やとのいえ)は農作業や季節毎に行われる様々な体験の場として活用され、茅ケ崎里山公園倶楽部の活動拠点として建てられた昔の農家を思わせる建物です。
日本に自生する桜の品種を植栽した桜の小径。開花時期が異なる9種の桜が楽しめます。
丘の村にある夕映えの丘では、ただのんびりと景色を眺めながら寛ぎたい芝生の広場が斜面に広がっています。
畑の村にある里の家は地域とのつながりの拠点となる施設で、裏には里山バーベキュー場があり、食材や機材持ち込みでも、手ぶらでもバーベキューが楽しめます。
茅ヶ崎里山公園はどんなところか、実際に愛犬と捜査開始!
さて、今回愛犬と一緒に冒険はどこへ行こうかとグーグルの地図と睨めっこ。
たっぷりと探検が楽しめそうな広い公園がないか調べていると、茅ヶ崎里山公園が目にとまりました。
茅ヶ崎か・・・ちょっと遠いかな?と思いましたが、実際には寒川に近いところなので行ってみることにしました。
茅ヶ崎里山公園の駐車場は3カ所。どの駐車場に停めれば効率よく廻れるか分からなかったので、一番離れているバーベキュー場の所にある駐車場は避け、東側の駐車場に停めました。
公園の中央入り口を挟んで西と東に駐車場が有り、それ程離れていません。駐車場は有料で、平日200円。休日は400円。
駐車場から階段を登ったところには、子供の村と言うエリアの子供達が遊べる遊具や芝生の広場がありました。
平日だったのですが、近所の幼稚園生たちがたくさん遊びに来ていて賑やかでした。トランポリンや緩やかな長い滑り台は子供達に人気で楽しそうです。
子供の村から細い散策路を抜け山頂の村から散策することにしたのですが、一般道に出てしまい、頭の中にたたき込んでいた公園の地図が真っ白になってしまいました。
茅ヶ崎里山公園 谷の村から丘の村へ
暫く一般道に沿って歩いて行くと茅ヶ崎里山公園の公園内に入れる細い下り道があったので行ってみたら、中ノ谷池や多目的広場が見渡せる展望の良い休憩所に出ました。
ちょうどお昼時に到着したので、来る途中のコンビニで買ってきたお昼ご飯をここで食べながら一休み。
この展望台から子供の村に降りられる道もあったのですが、私は再び一般道へ出てみると一般道を挟んだ向かい側に、谷の家と書かれた標識があったので山道を谷まで下ってみると大きな池がありました。この池が芹沢の池。
どうやら茅ヶ崎里山公園は一般道を挟んだ両側が公園の敷地になっているようです。
一般道と言っても殆ど車は通らないようで、私が歩いている際に通った車はいませんでした。
谷の家は池の逆側にあり愛犬が一緒だったので中には入りませんでしたが、色々なイベントが行われるようで、行った時はおひな様が飾られているようでした。
池沿いに奥へ歩いて行くと池の奥には田園風景が現れ、田んぼには色々な種類の稲作が行われています。
この風景を観て公園の名前にもなっている里山がここにあると納得しました。
おばあちゃんの家の前に広がっていた山里の風景と重なり、懐かしい思いで更に奥へ歩いて行くと小高い起伏のある芝生の広場に出ました。こちらが夕映えの丘。
谷に当たる所には田んぼが見え、その奥には森があり広々とした気持ちの良い広場。
家族連れの方や、わんちゃんのお散歩に来ている人たちもいて、愛犬もこの広い芝生の広場が気に入ったようで一緒に少し走り回って遊びました。
畑の村から谷の村、山頂の村へ
腰を下ろして谷の向こう側へ目を凝らしてみると、公園の一番端っこにバーベキュー場が見えたので行ってみることにしました。
里の家と書かれた建物とその裏側には広い駐車場、そして綺麗なバーベキュー場がありました。
この日バーベキューをしている家族はいませんでしたが、休日には賑わいそうです。
谷の部分に当たる畑や田んぼの農道を通って夕映えの丘まで戻り、山の上に通じる道を歩いて行くと桜の小径に出ました。
まだ植林されたばかりの小さな桜の木ですが、2月中旬から3月にかけて咲く玉縄桜が、ぽちぽちと咲いていました。
秋に咲く桜もあるようなので春と秋に桜が楽しめ、大きく育ちたくさんの桜が咲くと綺麗でしょうね。
桜の小径から谷の家へ向かう途中には造成中の竹林もありました。
まだまだ小さな竹林ですが、筍が伸びてもっと大きな竹林になっていくことでしょう。
公園内の散策路はとても綺麗に整備されていて、愛犬も初めて歩く散策路に浮き足立っています。
次はどんな展開が待っているかもとても楽しみで、愛犬と一緒に探検気分満々。
谷の家を通過し、山頂の村へ入っていくと湧水が湧き出て小さな小川になって流れる山の散策路にでました。
この小高い山を登り切ったところが正面入り口で、パークセンターの有る場所です。
駐車場は直ぐそばですが、一番最初に立ち寄った展望台から見えた子供の村にある水辺が気になったので行ってみることにしました。
夏には水が張られ子供の水遊び場になるのか分かりませんが、行った時は殆ど干え上がり石ころだらけです。
広場から数メートル低くなった中ノ谷池入り口には、わんちゃんの水遊びは禁止と書かれていましたが、水遊びするわけではなく通過するだけなので歩いてみました。
ゴロゴロと置かれた石はセメントで固定されていますが、実際に歩いて見ると私も愛犬もとても歩きにくかったです。後で確認すると大雨災害時の貯水池だそうです。
茅ヶ崎里山公園を愛犬と訪問!まとめ
茅ヶ崎里山公園では、広大な敷地に山や谷、里山をイメージして造られた田んぼや畑などを巡ることができ、とても充実した散歩が楽しめました。
雨が暫く降っていなかったため、あぜ道では埃が舞っていたため愛犬の足や胸回りは土埃になってしまいましたが、お天気も良く穏やかな散策日和に恵まれのんびりと2時間たっぷり探検気分を味わえました。