閉鎖されていた渓谷コースから下山
私達が丸山公園でハイキングコースを確認して登ったときには、渓谷コースが立ち入り禁止になっている事は案内板にも書かれていませんでした。
そのため、現地でどのコースを辿るか検討して登り始めたのですが、折り返しのコースとして選んだ渓谷コースは、帰ってからネットで調べたら倒木のため立ち入り禁止になっていました。
大平山展望台から渓谷コースの入り口には小さな看板が立っていて、そこが渓谷コースの分岐点になります。
標識の通り渓谷コースへ入っていくと、まもなく道がなくなりハイカーが通った形跡も残されていません。
コース入り口を少し降った地点から倒木や藪に包まれ、あちらこちら二手に分かれて探してみたけど道と思えるような所を発見できず、荒れ放題になっています。
そのため、高木が鬱蒼として昼間なのに薄暗く、頼りとなるコースの目印のテープも途中で見つからなくなってしまいました。
自分一人で歩くのも大変なため愛犬のリードを外し歩けそうな所を手探り状態で歩いていくと、川の源流地点が見つかりました。
渓谷コースなのでこの川の流れに沿って道があるはずですが、どうしても道を発見することができず、目印のテープのあった地点まで戻りました。
その時点で相棒が「道を探してくる」と、ひとりで川を渡り姿が見えなくなりました。私はその場を離れず目印のテープがないか探している間、愛犬は私達よりずっと体が小さいので、倒木や藪もくぐり抜けることができたため、相棒と私の間を行ったり来たりしていました。
ひとりになって心細かったけど暫くすると、遠くの方から相棒が「こっちから行かれそうだ」と言う声が聞こえたので、声を頼りに藪をかき分けやっと合流する事ができましたが、気がつくと愛犬の姿が見当たりません。
愛犬は私達のそばから離れることはありません。ですが、この状況なので私達のいるところが分からなくなってしまった可能性はあります。
私はできる限りの大きな声で愛犬の名前を呼び続けました。
私達も遭難寸前でしたが、愛犬もその危機に遭遇してしまい、私の声が届かないところまで行ってしまったら戻れなかったかもしれません。
幸い数分後には愛犬が戻ってきてくれたのでホッとしました。
目印のテープも見つかり、道無き道を川沿いに歩いて行くとやっと丸山公園に到着。
こんな低くて小さな山でも遭難することはあります。
出掛ける前にちゃんと調べてから行けば良かったのですが、現地のコース案内にも閉鎖と、一言書いてあれば行くことも無かったのにと思いました。
今回は怪我することもなく、愛犬も無事に戻ることができて本当に良かったです。
伊豆・丸山公園から登る大平の森ハイキングコース まとめ
丸山公園から行ける大平の森ハイキングコースはとても良いところでした。
渓谷コースは自分でも情報収集していかなかったため、閉鎖されているコースを辿ってしまったことで、倒木があちらこちらに散乱している荒れ放題の山道を歩いてしまいました。
愛犬の姿が見えなくなったときには心臓が高鳴ってどうしようかと、頭の中では色々なことが巡りましたが、無事に戻ることができて本当に良かったです。
帰りの渓谷コースでは最初だけで、源流地点からは写真を撮ることもでませんでした。
今考えると、道がなくなり目印のテープを発見できなくなった地点で渓谷コース入り口まで戻り、尾根コースから降ってくれば良かったと思いました。
周辺でペット可プランのある宿