10月の三連休、今年はあまり天候に恵まれず10日の日だけ晴れマークが付いたので、愛犬と西伊豆まで渋滞覚悟で二人旅をしてきました。
今回の旅で行った先は、以前から訪ねてみたかった西伊豆の大瀬崎。ビャクシン樹林と神秘的な淡水池を見たかったからです。最後に戸田の温泉に浸かってから帰宅しました。
今回は、西伊豆大瀬崎の魅力とその近辺の名所を愛犬の蕾と一緒にご案内します。
この記事に登場する愛犬
蕾(キャバリア×ビーグルのmix犬。女の子)
西伊豆大瀬崎へ愛犬とレッツゴー
出掛けるのは久しぶりで、愛犬との二人旅で伊豆まで足を伸ばしたのも初めてかもしれません。我が家から西伊豆までの日帰りだとかなりきついコースになるため、西伊豆の方まではあまり日帰りで出掛けることはないのですが、お昼近くからの出発になってしまったけど思い切って出掛けてみることにしました。
今回は愛犬との二人旅なので、愛犬をクレートに入れ助手席に置いてシートベルトで固定。道中愛犬とお喋りしながら走ることができます。
東名高速沼津インターで降りてひたすら海岸線を南下。
やっとあわしまマリンパークを通過したのであと少しかな?と思っていたけど、地図で見ているよりも実際に走っていると、走っても走っても目的地にたどり着かない。伊豆・三津シーパラダイスから西へ延びる距離は、思った以上に距離がありました。
やっと大瀬崎海岸入り口の看板が目に飛び込み、駐車場へ。
大瀬崎の駐車場は有料駐車場になっていてかなり賑わっていますが、この人たちは観光客ではなくダイバーで、この付近はダイブスポットとしても人気があるようです。
車を降りて海岸の方へ歩いて行くと、ダイバーの人数に驚かされました。だって、歩くところがないほどダイバーの方々が陣取っていて、まるでありの巣をつついたように黒いウエットスーツに身を包んだ人たちで溢れかえっていました。
その隙間を縫うように大瀨崎の先端に向かって歩き、やっと人影が無くなったところでまずは写真撮影。


海岸沿いに伸びる遊歩道を歩いて行くと、大瀨神社の鳥居があります。
この日はとても風が強くて、波も高く歩道に打ち上げていました。運が悪いと打ち上げられた波しぶきを全身に浴びてしまうことに。我が家の愛犬も危機一髪で波しぶきを避け濡れずにすんで良かった。


大瀬神社ビャクシン樹林散策
大瀬神社の正式名称は引手力命神社と呼ばれ、古くから海の守り神として崇められてきました。大瀬神社は、水産庁より「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選定されています。
大瀬神社の敷地内に淡水池の「神池」や国の天然記念物に指定されているビャクシン樹林があり、巨木や御神木などを見ることができます。 大瀬崎神社へ入るには100円納めなければなりません。わんちゃんは無料です。


まずは神社でお参りをしてから神池の方へ行ってみました。
大瀬崎の岬は本当に細い岬になっていて、神池から両海岸までの距離はほんの数十メートルしかありません。
本来なら海に囲まれた環境の池だと海水が混ざってしまうそうですが、真水が湧き出た池があるのは本当に珍しいそうなので、「神池」と呼ばれるそうです。
池には鯉や亀などが生息しています。



池の周りは半分ほど歩道があり歩くことができます。境内の敷地には入り組んだ散策路がたくさんあって、対岸や灯台、御神木などを見学することができます。
大瀬崎の灯台には数組の観光客がいて、何かを探していました。
灯台付近は大きなゴロゴロとした石があるので愛犬が歩くには危ないため、抱っこして少しだけ歩いて戻り、御神木や巨木と対面してきました。




大瀬崎に自生しているビャクシンは100本以上あり、老木は樹齢千年を超え、これだけのビャクシンが自生している地区は珍しいそうです。
なんだか神秘的な池と巨木からエネルギーを感じ、パワーをもらったような気がします。
私も忙しくて愛犬を連れてのお出かけは久しぶりになり、愛犬も凄く喜んでくれてテンションもMAX。とてもはしゃいでお散歩を楽しんでいました。
煌めきの丘を散策
大瀬崎から戸田の方へ南下している道沿いにあったのが、煌めきの丘。
ちょっと休憩しようと車から降りてみると、この場所からずっと遙か下の方に見える池の所まで歩いて行かれるようです。
「行きはよいよい帰りはこわい」になりそうな急勾配なので、登って戻るのも大変そうでしたが、ここは二人旅。自由気ままなので行ってみることにしました。



煌めきの丘の展望台から見える芝生の広場辺りまでは、綺麗に草も刈られて整備されていますが、この先は進めば進むほど荒れ地と化していました。
おそらく、誰もこんな急勾配の散策路をわざわざ歩く人はいないのでしょう。
芝生の広場から少し歩いたところにいくつかの遺跡があります。このひとつだけは大きかったので分かりましたが、他は看板の所を探してみたけど分かりませんでした。

遺跡の説明書きはありましたが、良く理解できずなんの遺跡なのかは分かりません。
この遺跡を過ぎると、道が急に細くなり、所々で湧き水が出て草も刈られていないため伸び放題。しかも急坂。
それでも愛犬は、構わずどんどん降りていきます。


20分ほど降ったら展望台から見えた池にたどり着きました。
池には木製の立派な橋が架けられていて対岸に行くことができ、渡った先には小さな公園がありました。池の周りを散策するコースがあるようですが、もう夕方になってきたので引き返すことにします。



展望台がある煌めきの丘まではずっと上り坂になるので覚悟しながらゆっくりと登っていきました。
行きよりも暗くなってきたので心細かったけど、やっと芝生の広場に到着。

煌めきの丘展望台にたどり着いたときには富士山が雲の上から顔を出してくれました。 愛犬と思いつきで行った冒険。楽しかったね。


最後は戸田の温泉でまったり
最後に立ち寄ったのは、戸田の温泉。
随分前に一度来たことがある公共の温泉なのですが、記憶を頼りにたどり着いたところには、すでに温泉があった建物は無く、温泉スタンドだけがありました。
戸田の温泉に入ってから帰宅しようと思っていたのでガッカリしていたら、温泉スタンドで温泉を買っている地元の人を発見。折角来たのだから聞いてみることに。
今はこちらの温泉は取り壊して新しく道の駅ができ、そちらに温泉が引っ越したので、道の駅で入れるという情報を頂きました。
温泉スタンドの所まで歩いて行ったので気がついたのですが、温泉スタンドの横にわんちゃん用の温泉がありました。
コイン投入方法の温泉で、シャンプーして温泉に浸かれるようになっています。
残念なことにこんな風に進化しているとは思わなかったので、愛犬用のバスタオルは持参していなく、温泉に入れてあげることができませんでしたが、今度戸田へ行くときには必ずバスタオルとシャンプー持参で行きます。
ドッグバスは、小型犬用と中型犬用のバスがあり、30分利用可、200L100円で利用できます。営業時間は季節によって異なり、4月から9月までは10時から5時まで。その他は4時で終了になります。コンセントも完備されていますのでドライヤー持参で行けば乾かすこともできます。
最後は温泉に入ることができてさっぱりしたのですが、帰りは覚悟はしていた物の伊豆縦貫道では事故渋滞。東名高速も予想以上に混んでいて途中で休憩して愛犬にご飯を食べさせてから帰宅しました。
そんな思いをしてでも思い切って行って良かったなと思える今回の西伊豆大瀬崎への冒険の旅。愛犬との絆も深まり、帰りの車の中では私の横でスヤスヤ。
ずっと気になっていてなかなか行くことができなかった、大瀬崎のビャクシン樹林も見ることができて大満足な二人旅でした。
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