Nico(ポメラニアン)とのエピソード
ポメラニアンのニコが我が家に来て8か月目に入りました。
大好きな家族と突然離され知らない家に連れて来られたニコは、私たちに完全に心を開くまで2か月近く掛かりました。
我が家には2歳になる先住猫がいたため仲良くできるかドキドキで、最初は「フーッ」だの「シャーッ」だのの連発で、猫の爪でケガでもさせてしまったらと気を揉んでいました。
ウチの猫とお世辞にも友好関係を結べていない状況のまま、あっという間に日にちが経過してしまい、預かるかどうか決定しなければならないのに、2匹のストレスなどを考えると、なかなか決められずにいました。
すでに情が移っていましたが無責任に引き取りますと即答はできない、でもウチが断れば飼い主さんは、病気のお子さんの世話をしながらまた新たにニコの引き取り手を探さなければなりません。
そしてニコもまた、別の知らない家に行き、また新たに怖い思いをしなければならない・・・さてどうしようと話し合いをしている横で、悲しそうな諦めているような何とも言えない表情で、ニコがこちらをジッと見つめていました。
預かる決心をしてから2か月近く、近寄れば険悪な状態(特に猫の方)だった2匹ですが、今では実写版トム&ジェリーのように2匹で毎日絡み合い、時には寄り添い、走り回っています。
別の名前で可愛がられていたニコですが、引き取る決意をした時に息子が新しい名前を付けました。
ニコを泣く泣く手放さなければならなかった前飼い主さんたちと、大好きな家族と突然離れ離れにされてしまったニコと、新たに家族となった私たちが、いつも笑顔でいられるように。
そんな願いが込められています。