犬にはトリミングが必要な犬種とそうでない犬種がいます。
トリミングが必要なのは、シングルコートと言って被毛が一重で換毛期がなく抜けづらいのですが、伸び続ける特徴がある犬種のワンちゃんです。分かりやすく言えば人間の毛髪と同じような感じですね。
放って置けば永遠に伸び続けるので、トリミングは必要不可欠です。
今回は犬種別に人気のカットや特徴をご紹介します。
この記事を書いた人
羽道たんと / トリミングサロン、ペットショップ、ブリーダー犬舎でトリマーとして色々なわんちゃんのトリミングを経験してきました。
トイプードルのトリミング
トイプードルの人気が高まり、それと共にトリミングサロンの店舗が増えたと言っても過言ではないくらいに人気の犬種です。
被毛は細くて柔らかく、クルクルした巻き毛ですが、生え方に一癖がないので数多くのカットが楽しめるのも人気の理由です。
ドッグショーではコンチネンタルクリップと呼ばれる、よくイラストに描かれているプードルの代表的なカットで競い合います。
コンチネンタルクリップは、顔にバリカンをかけてすっきりとさせたカットですが、口の周りを丸くカットしたテディーベアカットや頭から顔全体をまん丸く揃えたアフロカットなども人気です。
顔だけではなく足のカットも様々で、足先に向かって広がったブーツカットや、足先だけバリカンをかけてボンボンを作ったりとバリエーションも豊富なので、その子の毛色や毛量、顔の形や目の大きさなどに似合ったカットを探してあげたいですね。
上記でもお伝えしましたが、トイプードルの被毛は細くて柔らかいために、とても縺れやすいので、長めのカットにする場合は日頃のお手入れは欠かせません。
月に一度はトリミングを行い、毎日のブラッシングも忘れてはいけません。
縺れや毛玉ができてしまうと皮膚疾患にもなりやすいので、こまめにお手入れすることをおお勧めします。
シーズーのトリミング
シーズーはまん丸くて大きな目が愛らしい犬種です。
その大きな目を強調した短めのカットが人気です。
トイプードルと同様のテディーベアカットもよく似合います。
顔を長めにカットすることはあまりありませんが、耳と尻尾を長くするとバランスが良くなります。
耳や尻尾の毛にはほとんど癖がなく、ストレートでとても艶のある美しい毛並みをしています。
しかし、足の被毛には癖があるので、足は短めにカットすると良いでしょう。
頭の毛を伸ばして結んでリボンを付けている子や、まつ毛を伸ばしてオシャレを楽しんでいる子もいます。
シーズーは皮膚が脂っぽい子が多く皮膚疾患になりやすいので、シャンプーは2週間に一度くらいはしてあげた方が良いでしょう。