我が家では普段の散歩に少し変化をもたせるため、家事が早く終わったときに車を走らせ未知の公園などへ連れて行って愛犬との散歩を楽しんでいます。
今回は愛犬連れで、神奈川県の海老名にある海老名市北部公園と、秦野市にある弘法大師が修行に訪れたと言われる弘法山、大和市の藤沢街道沿いにある野鳥の森を訪ねてみました。
この記事に登場する愛犬
蕾 ♀(キャバリア×ビーグルのmix犬)
海老名市北部公園を愛犬と探検
海老名市北部公園は、海老名市、綾瀬市、座間市に挟まれた目久尻川沿いにある公園で、公園内には屋内プールや体育館、テニスコートなどが併設されており、トレーニングを目的として訪れる地元の方々が多くいます。
多目的広場ではゲートボールなど地域の憩いの場としても活用され、私たちが行った時にもゲートボール大会が行われていました。
駐車場はそれ程広くないので休日などは大変混み合うようです。
私が行った平日でも、空きが数台分しかありませんでした。
駐車場の横が多目的広場、その奥に子供達が遊べる広場と遊具、水遊びができるスペースがあり、川沿いに細長い形をした公園です。
私が訪れたのは3月上旬の平日。
愛犬を車に乗せて気まぐれに車を走らせやってきました。
3月頃だと愛犬と散歩するには一番良い季候なので色々なところへ行ってみたくなります。
車から降りると広場ではゲートボールを行っていたので川の方へ行ってみると、夏には水遊びができるような水の広場がありました。
水の広場から目久尻川沿いに延びるあぜ道のような細い散策路があったので、公園から離れこの道がどこまで続いているのか行ってみたくなり、歩いて行くと周りは住宅街から遠ざかり畑が広がっていました。
2kほど川沿いのあぜ道を歩いてみたのですが、その道はまだまだ続きそうで終わりのない散歩になりそうだったため途中で引き返しました。
家に帰ってから調べてみると、さすがにグーグルでも歩行者専用のあぜ道まで記されていないのではっきりは分かりませんが、上流は相武台の水源地から、下流は相模川と合流する寒川まで続いているのかもしれません。
途中から川沿いの道から逸れて、ぽつんぽつんとある住宅のある一般道を歩き公園の少し先の道へ出て公園へ戻ると、先ほどゲートボールをしていた多目的広場の奥にある、子供達が遊べる小川と遊具、芝生の広場があるエリアを通って駐車場へ戻りました。
川沿いには桜の木が植林されており、あと1ヶ月もすると桜が満開になりお花見をしながら散歩できるコースになりそうです。
弘法山ハイキング
弘法山は弘法大師が修行に訪れたと言い伝えのあることから弘法山と名付けられました。
弘法山公園は、標高196mの浅間山、標高243.5mの権現山、標高237.1mの弘法山からなる公園で、多くのハイカーが訪れています。
弘法山公園は、かながわの景勝50選、かながわの探鳥地50選、かながわの花の名所100選、関東の富士見百景に選ばれ、特に権現山から弘法山の尾根伝いには2000本の桜が植林され、桜祭りの時期には花見客で埋め尽くされます。
弘法山の近くには綿羊の里もあり、のんびりと草を食む羊の姿を見ることもできます。
私達が弘法山公園へハイキングに訪れたのは3月中旬だったので、桜が咲くには少し早い時期でしたが、尾根道には早くも桜祭り用の提灯が飾られていました。
綿羊の里近くの駐車場に車を停めて、弘法山からスタートし、権現山の展望台まで往復してきました。
弘法山へ登る尾根道にはミツバツチグリやペチコート水仙が咲いています。
尾根道は広く馬場道と言われ、桜のトンネルになります。
弘法山山頂には弘法大師像を祀った釈迦堂、乳の井戸、鐘楼などがあり、乳の井戸は昔、井戸から湧き出る白く濁った水を飲むとお乳が良く出るようになると言われていたそうです。
弘法山山頂からは秦野の市街地が良く見渡せ、弘法山山頂から吾妻山・大山へ向かう登山道が伸びています。
弘法山から少し吾妻山へ向かう登山道を歩いてみましたが、途中で引き返し権現山へ向かいました。
権現山までは舗装された尾根道になっていて、桜祭りで多くの観光客が訪れても安全なように道は広く取ってあります。
権現山山頂は、千畳敷とも言われるほど平らな山頂で展望台からは箱根外輪山、丹沢山系の山々、相模湾などが見渡せます。
上和田野鳥の森で台湾リスに出会う
言葉の響きから自然豊かな森が広がる公園なのかと思い訪ねてみたのですが、公園自体は国道467号線から少し住宅街を歩いた場所にあり、周りは住宅地になっていました。
広さも4.2haと思っていたよりもずっと小さく、30分ほどで公園内を歩くことができます。
上和田野鳥の森公園には駐車場がなく、近隣にもありません。
そのため高座渋谷駅近くにあるコインパーキングに車を停めて公園まで歩いたので、愛犬との散歩はこの距離も合わせて丁度良いくらいでした。
この公園は自然を重視しているため、駐車場は勿論のことトイレや水飲み場さえ不要な存在として整っていません。
もし訪れる際は、水筒は持参で、トイレを済ませてから行った方が良いです。
野鳥の森に入ると野鳥の水飲み場となっている、清水が流れる小さな小川があります。
この小川沿いにあるのがメインの散策路で、入り口から一番奥まで普通に歩くと15分ほどです。
メインの通りから平行して山道の散策路が通っているだけで、メイン通りからいくつかの小径が分かれていますが、どの道も途中で行き止まりか住宅地に出てしまいます。
野鳥の森という響きに魅せられ訪れたのですが、想像していたよりもこぢんまりした公園で少しガッカリしていました。
愛犬と一番奥まで歩いて行くと、今までガッカリしていた気分も一変。
目の前をすばしっこく横切る物体を発見。
この物体の正体を知りたくて、愛犬と忍び足で物体が消えた方へ近づいてみると、なんとこんな住宅地に囲まれた森に台湾リスがたくさんいました。
台湾リスは外来種なので誰かが逃がし繁殖したのだと思いますが、リスはやっぱりかわいい。
自然界の日本リスはなかなか見ることができないけど、台湾リスは時々で会うことがありますが、こんな住宅地で出会えるとは思ってもみなかった本日の収穫です。
最初愛犬はリスの存在に気がつかなかったのですが、匂いで察知したのかリスがいた場所をクンクン。
その時点でリスはとっくに10mもある高い木の上に登ってしまいました。
公園にはドングリがたくさん落ち、新たな芽を開いていたので食べ物は豊富なのだと思います。
公園的には小さな森だったけど、自然は豊かでした。
海老名市北部公園・弘法山公園・上和田野鳥の森公園散策 まとめ
今回は海老名市北部公園と弘法山公園、上和田野鳥の森公園を紹介しました。
海老名市北部公園と弘法山公園は桜の時期にも訪れてみたいところで、想像していたよりしょぼいと感じてしまった上和田野鳥の森公園は、思いもしなかった台湾リスに出会うことができたので大満足です。
小さな公園でもその公園ならではの特色や楽しみ方があると思える愛犬との散策でした。