古着屋、雑貨屋そして演劇ー下北沢と聞けば、多くの人はこの3つが真っ先に頭に思い浮かぶのではないでしょうか。若者のサブカルチャーの街下北沢。
しかし意外や意外。実は犬連れに優しい、ドッグフレンドリーの街でもあるのです。
さてそんな下北沢の街を、二匹のパピヨンの銀次郎と耳蔵が犬散歩あれこれにご案内しましょう!
この記事に登場する愛犬
耳蔵 ♂ (パピヨン)
銀次郎 ♂ (パピヨン)
下北沢が犬に優しい理由(わけ)
東京都の下北沢(地名は世田谷区北沢)は電車で渋谷や新宿までそれぞれ10分で行ける距離に位置しています。
言い方を変えれば下北沢というのは、高層ビルがそびえ立ち有名百貨店も軒を連ねる渋谷と新宿に囲まれた小さな界隈に過ぎません。
どちらの巨大な街と張り合っても都会感では負けます。そこで渋谷や新宿とも一線を外し、独自の下北沢サブカルチャー文化なるものを形成し栄えていったと言われています。
もっとも有名なのは演劇です。本多劇場をはじめとし芝居小屋が方々にあり、ちょっと飲み屋に入れば役者や役者の卵たちが熱く演劇論を語り合っているくらいです。
また下北沢といえば古着屋やアンティーク家具屋そして乱立した美容院でも有名です。ところがこの街にはなんともう一つの独自の文化もあるのです。
それは何かというと「ドッグ(ペット)フレンドリー」。世田谷区はもともと野良猫を野良猫として邪見に扱うのではなく、地域猫としてみんなで見守ろうというコンスタンスです。
犬も保護犬を飼っている住人が多く、大型犬でも外飼いはほとんとみかけません。このように非常にペット文化が進んでいる土地なのです。
よって必然的に下北沢の街も犬連れをとても優しく受け入れてくれるのです。
下北沢愛犬散歩のオススメコース
下北沢は愛犬の街だといいましたが、実際は中心の繁華街は常に混雑です。観光客も大勢来ます。週末は特に人人人で大変です。
しかも今現在(2018年9月)、まだ下北沢の駅は工事中の上、街そのものが再開発中です。街の中心付近の人混みは凄まじいものがあります。
小型犬の場合はうっかり蹴られないように気を付けてください。あまり混んでいる時や、愛犬がガクガク震える場合は抱き上げてあげるといいと思います。
歩くコースは気の向くままでいいと思います。電車で愛犬と来る場合、小田急線東北沢駅で下車をし、新しくできた遊歩道を下って行くことをお勧めします。
下北沢の交番付近まで降りて来たら、そこから右手の壱番街商店街を歩いて行ってみましょう。
途中D.O.Gという犬の雑貨屋があるので、そこに立ち寄るのもいいでしょう。オシャレな犬雑貨や犬服そしてプレミアムドッグフードのみ取り扱っています。
かの有名な本多劇場の近くまで来たら下北沢ケージに寄って休憩するのはいかがでしょうか。ここは比較的新しくできた憩いの場になっています。
併設の店で食事をオーダーできるだけでなく、様々なイベントも行われる広場です。むろん犬も入場可です。
ちなみに下北沢では原則犬不可でも、実際は比較的多くの店で犬を連れて入れます。いくつかの中古アンティークショップ、激安コスメショップそして古本屋もオッケーです。
しかし暗黙の了解があり、犬は抱っこしたりバギーに乗せて入店するもの、そして必ず大人しくしていることなどです。
ペットフレンドリーという言葉は、基本的な犬のマナーが全て出来ている上で、という前提をくれぐれも肝に命じておきましょう。
下北沢の街を犬散歩しながらアートを楽しむ
下北沢犬散歩の最大の魅力は、町中「アート」で溢れている(言い過ぎ!?)からです。
壁のイラストは単なる落書きを越えてアートです。やはり味気のない街を歩くよりテンションが上がります。
愛犬が電柱をくんくん長いこと匂いを嗅いでいても、イライラジレジレせずにすみます。犬が立ち止まっている間、ぼおっと目の前のアートを眺めていればいいのですから!
ただ不思議なのはストリートアーティストたちは一体いつこれらを描き上げているのでしょう。わりと様々な時間帯に私は下北沢犬散歩をしていますが、一度その現場を見かけたことがありません。
これは下北沢不思議の一つなのかもしれません。(もう一つの不思議は何十年歩いていても必ず道を迷うことがあること!)