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愛犬と行く八ケ岳高原の旅 〜クラフトマンシップを求めて

中部エリア

比較的中距離ドライブ(自宅から約150㎞)を愛犬と行く場合の留意点も入ったエッセイです。生まれてわずか半年のペキニーズの小麦と一緒に愛犬旅行デヴューを果たしました。

今回の旅のテーマは古きを訪ねて新しきを知るです。陶芸作家と木工職人のクラフトマンシップに触れながらの愛犬旅行を一緒に楽しんで下さい。

この記事に登場する愛犬

 小麦 ♀ 生後半年(ペキニーズ)

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旅の楽しみは、行き先の選定から始まる。目的地で犬と過ごすイメージを思い浮かべて

現在の愛犬のペキニーズはわが家の2代目です。先代はシーズーで17歳まで生きて地元の市から長寿犬として表彰されました。

実は生まれてまだ半年で、我が家に来て3ヶ月も経たないというのに無謀にも旅行に出掛けようという訳です。

毎年この時期に旅行に出掛けていますが、今までなら母に犬を預けて海外が多かったのですが今年からそれも叶わなくなってしまいました。

そこで犬連れで行ける場所を考えて、八ヶ岳に決めました。30年以上前に八ヶ岳の別荘ブームが来る前に2千坪の土地を購入した知人を手伝って小さな小屋を建てました。

今やそこは隠れ家的な陶芸ギャラリーとなっていて、今回訪れると7〜8年振りとなります。新たな家族に加わった愛犬との絆を育む良い機会にしたいと思います。

ちょうどワクチン接種の時期だったので、ドクターの勧めもあり三種混合に加えて高原用のワクチンも接種して出掛けました。

いざ八ヶ岳に向けて出発!

朝9時にまずは庭の植木に水をタップリと上げます。この時期梅雨とは言え鉢植えの植物には水切れは死活問題です。出来れば日陰に移したいものですね。

ルートは上信越道を佐久インターチェンジで降りて、後はひたすら141号線を南下し清里方面に向かう旅です。軽井沢ICまでは見慣れた風景で気分もルンルンで実に爽快です。

最初の休憩は佐久ICを出たところ、峠の釜めし屋でひと休みと思っていましたが2016年に閉店してしまった為、手前の横川サービスエリアで少し早めに休憩です。

釜飯と言えば、20年ほど前の長野オリンピックに合わせて長野新幹線が開通する以前は、軽井沢駅でブルートレインの車窓からよく買って食べたソウルフードですね。

愛犬旅行のポイントは早め早めの休憩です。特に高原地帯のドライブは人間でも耳が痛くなったりしますので、車内の犬にとってもストレスです。

休憩を終えたら、佐久ICで降りて清里を目指します。途中の野辺山高原の滝沢牧場で愛犬に少し運動をさせてから更に宿を目指します。清泉寮の高原ソフトクリームの誘惑を振り払って宿に到着です。

八ヶ岳高原のプチホテルガレリアに到着!

八ヶ岳高原 プチホテル ガレリアに到着

八ヶ岳高原 プチホテル ガレリアに到着今回私達が宿泊したのは、甲斐大泉駅からも近いプチホテル ガレリアです。ご覧のように白を基調とした洋館の外観は白樺と良くマッチしています。高原のリゾートという趣で非日常性抜群です。

ホテルのバルコニーで愛犬と

ホテルのバルコニーで愛犬と

ここは部屋食では無いので、自宅で使用している大きめのケージを持参しました。これならば食事中や外出中でも安心して部屋に置いて行けますね。

夕食前に車で5分の地元の温泉施設に行きました。ここ甲斐大泉温泉パノラマの湯は地元の利用者も多い施設で、地元農産物の直売所も併設しています。

甲斐大泉温泉パノラマの湯

甲斐大泉温泉パノラマの湯

パノラマの湯でドライブの疲れを癒し、愛犬の待つホテルに戻ると犬は大人しくケージの中で待っていてくれて安心です。

まだ小さい犬なので良かったですが、成犬になるとよりアクティブになるのでケージでの長時間は要注意ですね。

さあ、6時。いよいよ夕食の時間で一階のダイニングへと向かいます。今日のゲストは私達だけのようで、ゲストハウスをまるで貸し切ったかのようで気分上々です!

ディナーのメインディッシュ

ディナーのメインディッシュ

予約した時点では分からなかったのですが、ホテルの各部屋の名前にはスペインの都市名が掲げられており、私たちの名前はマドリッドでした。

そういう訳で、ディナーのメインディッシュは何とパエジャ(パエリアと呼ぶ場合もありますが、この方が現地の発音に近い)でした。私たちは幾度となくスペインを訪れていて友人も多いのでサプライズの食事となりました!

クラフトマンシップとの出逢い

翌朝、ブレックファストを済ませ今回の旅のテーマのクラフトマンシップを求め、30年来の施設と初めての工房に向かうことにしました。

最初のギャラリーは夢宇谷(ムウダニ)と呼ばれる場所です。

ギャラリー夢宇谷のエントランス

ギャラリー夢宇谷のエントランス

甲斐大泉駅から車で10分弱の所にあるのですが、何しろ分かりにくく何度来ても間違えるほどです。カーナビに入れても間違えること請け合いです。

ギャラリー夢宇谷のアプローチ

ギャラリー夢宇谷のアプローチ

このギャラリーの良いところは小さな子供禁止というところです。落ち着いて、新進気鋭の陶芸作家の作品や織物のアートコレクションを見て回れます。

初めての方は最低でも1時間は余裕を持って1、2階を見て回って下さいね。

今回買い求めた取り皿4点セットは、偶然そこに地元の作家本人が居合わせたので挨拶が出来て嬉しかったです。

やはり、オリジナリティに勝るものは無いですね。私も最近陶芸を始めたこともあって、今までとは作品を見る観点も異なります。

ちなみに、まだ窯入れしていませんが次の写真が10歳で亡くなったタレ耳ウサギのビースケの墓標です。しばらくの間、犬のケージと隣り合わせで暮らしていました。

陶芸作品〜ウサギの墓標

陶芸作品〜ウサギの墓標

もし犬連れで行く場合は、駐車場やガーデンで交替で世話をしましょうね!

次に訪れたのは、ホテルのオーナーシェフから勧められた木工の工芸作家が営む工房です。たまたま、ギャラリーと同じ泉ライン沿いにあるのでハシゴするには打って付けです。

ここの家具は全ての一品逸品が手作りで、一つとして同じものが無いのが特徴です。無垢の木材から切り出すそうで、発注から納品まで3ヶ月くらいかかるそうです。

初めての訪問で、特に何かを購入するつもりは無かったのですが、オーナーの職人と話すうちに自宅のスタジオのオーディオラックを製作してもらうことになりました。

オーダーメイドという和製英語よりも、ビスポーク(bespoke)というロンドン五輪の頃に流行りかけた言葉に現れているように、顧客の要望に合わせてしつらえた背広のような職人魂がこもった作品に仕上がりました。

3ヶ月後のオーディオラック仕上がり

3ヶ月後のオーディオラック仕上がり

八ヶ岳倶楽部に立ち寄り、帰路に

八ヶ岳倶楽部とは1989年に俳優の柳生博さんの家族がオープンさせたカフェやギャラリーなどがある施設ですが、私もオープン当初より時々立ち寄って来ました。

カフェは愛犬連れにも嬉しいテラス席がありスタッフの方々も皆さん犬好きです!

今回も、席に着くと直ぐにスタッフが何という種類ですか?と尋ねてきて、ペキニーズは余りこの辺では見かけないとのことでした。

連れている犬が「可愛ね」と言われるのは、フェイスブックの「いいね」より10倍嬉しいものですね!

八ヶ岳倶楽部を出発して、少し寄り道ですがこれまた清里の定番、清泉寮のソフトクリームを目指しました。愛犬もここの味がどうやら気に入った様子です。

これで八ヶ岳に思い残すことなく、自宅までまっしぐらです。帰路も犬の機嫌も良く体調万全で良い愛犬旅行となりました。

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