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愛犬と心温まる北陸旅行「湯快リゾートよしのや依緑園」(2018年体験記)

よしのや依緑園の1日目夕食 中部エリア
よしのや依緑園の1日目夕食

※「湯快リゾートよしのや依緑園」は2023年7月のリニューアルに伴いペット宿泊が不可となりました。

こんにちは!私たちは、愛犬と秋の気配が漂う北陸地方を巡りました。陽気な愛犬トリオ、トイプードルのマオ、マナ、サラ、と共に、2泊3日で北陸山中温泉を訪れました。

鶴仙渓遊歩道に立つトイプードル

鶴仙渓遊歩道

石川県は良質な温泉が多く存在することで有名です。そして今回私たちが訪れた加賀温泉郷には、4つの温泉郷があります。

そのうちの山中温泉は、近くの山代温泉と共に、開湯から1300年の歴史を誇る名湯と言われています。日本を代表する文化人、松尾芭蕉、与謝野晶子、北大魯山人が訪問したことでも有名だとか。

この記事に登場する愛犬

MAO マオ  ♀ (トイプードル)

MANA マナ ♂ (トイプードル)

SARA サラ ♀ (トイプードル)

本記事は2018年に宿泊した際の体験記です。本記事に登場する「湯快リゾートよしのや依緑園」は2023年7月にリニューアルし、ペットの宿泊は不可となったそうです。サービス内容等も現在とは異なりますので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

今回は、愛犬と同室できる「湯快リゾートよしのや依緑園」についてご紹介します。

湯快リゾートよしのや依緑園は、西日本をメインに展開している宿泊施設です。その中でも、山中温泉にある「よしのや依緑園」は、館内一部の部屋となりますが愛犬と同室宿泊できる施設です。

追記:2023年7月のリニューアルに伴い愛犬との宿泊ができなくなったそうです。

そもそも、検索係のパパに宿情報を仕入れてもらうところから出発した今回の旅。

年に数回、北陸、山陰辺りに出没する関東在住の私たちですが、愛犬と同伴できる日本海側の宿については、情報も含めて太平洋側、上信越地方と比較すると少ないです。

近年、愛犬がコンパニオン、家族の一員として認知されるようになり、サービス業を含めて、宿泊形態にも変化があるようです。

とはいえ、愛犬と旅するにあたり宿泊できる条件や場所に限りがあるのも事実。愛犬と金沢を何度となく訪れていますが、今まで宿泊先は他県でした。

ということで、私たちにとっても初めての旅先となる山中温泉郷。読者が愛犬と楽しく過ごす時間そして、分かち愛を益々広げる為の参考になれば、私たちも嬉しい限りだワン。

山中温泉 ゆげ街道

山中温泉 ゆげ街道

山中温泉街に到着。この通り沿いに今回の宿がある。山中温泉は、山中漆器が有名で九谷焼の発祥地。

街中には、陶器の店や美術品を扱うショップ、ギャラリーが点在。愛犬と散策しながら伝統的な漆器を見て回るのも楽しそう。

そして、愛犬と過ごす旅のメインとなるのは何と言っても鶴仙渓散策。自然のパワーとマイナスイオンをたっぷり浴びちゃうぞ~!

さて今回、自家用車を利用した私たちは、圏央道と中央自動車道を経由、そして北陸自動車道を通り、石川県金沢市を南下して初訪問の山中温泉へ。約6時間の旅です。

長距離を車移動する場合は、愛犬の様子を観察しながら、サービスエリアで小まめに休憩しつつ、ゆったりした旅の行動スタイルがお勧め。

しかし近年、東京から金沢駅まで北陸新幹線が開通したことによって、関西在住者や近畿在住者と大差ない時間で往来できるようになりました。

時短優先、あるいは車が無くても、東京から北陸新幹線と在来線で、愛犬と山中温泉まで行けますね。(列車を利用する所要時間の目安:東京、名古屋、大阪から約2時間半程度。)

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和風モダンが似合う山中温泉の街並みと宿

湯快リゾート「よしのや依緑園」のロビー正面

湯快リゾート「よしのや依緑園」のロビー正面

さっき話していたら、さっそく立派な山中漆器が目の前にお出迎え。機械操作で自動チェックインも可能。スマートに人目を気にせずチェックイン&アウトできる。

宿では、どんなサービスが受けられるかな?宿周辺では、愛犬とワクワク楽しめるかな?

チェックインしているパパを尻目に、発見したのは宿の浴衣コーナー。好きな絵柄が選べます。子供用から大人用までサイズも豊富。後で選びに来なくちゃだわ!

湯快リゾート「よしのや依緑園」のロビースペース

湯快リゾート「よしのや依緑園」のロビースペース

愛犬は利用不可。湯快リゾートは、山中グランドホテルと花・彩朝楽とよしのやの3件ありますが、愛犬と宿泊できるのは、「よしのや依緑園」です。

愛犬との同室利用は、別途宿泊料金が掛かります。また、犬種やサイズ等を含め利用条件があります。

専用の予約センターにて詳細を確認のうえ、わからないことがあれば事前に説明を受ける等、納得してのご予約をお薦めします。

創作オブジェ

創作オブジェ

よしのや依緑園の館内の随所にあるオブジェは海外からの宿泊者にも人気。

愛犬と宿泊できる客室は(2018年8月現在)全部で4部屋。フロントがあるのは、新館。私たち愛犬同伴宿泊者は本館を利用。

チェックインを済ませた後は、自分たちで部屋まで移動。ちなみに、館内はじゅうたん敷きで段差があります。ペットバギーは不自由そう。ということで、フロントで台車を拝借。

部屋は本館112号室。本館まで行ってエレベーターで下ります。フロントから部屋まで少し距離があるので、のんびり余裕を持って行動した方が良さそうです。

ちなみにフロントは6階にあるんです。坂ではなく平地だった為、最初は気づかなかったのですが、建物の構造上そうなるんですって、不思議。しかし、その理由は部屋に入ってわかった。

よしのや依緑園の本館エレベーター前

よしのや依緑園の本館エレベーター前

愛犬を部屋へ連れて行く途中に撮影。共用部分はペットキャリー、自宅から持参した専用クレート等で移動します。

愛犬をリードでつないで床に降ろすことは禁止です。ちなみに、愛犬が利用できるのは、お部屋とドッグガーデンです。ロビースペースの利用はできません。

鶴仙渓内の宿①愛犬と過ごす部屋

フロントが6階だった理由ですが、部屋から景色を眺めてわかった!高低差ね。

よしのや依緑園は、鶴仙渓と呼ばれる渓谷の区間内に建物が建っています。

凄い!客室のどの部屋からも、せせらぎと鶴仙渓の風景が眺められるのね。

鶴仙渓大聖寺川

鶴仙渓大聖寺川

部屋から見下ろした景色。写真の正面に見えている道は、鶴仙渓遊歩道。

川のせせらぎ音が涼を誘う。マイナスイオン出てる~。パワースポットそのものような雰囲気があって、この部屋で愛犬と過ごすひと時が楽しくなりそう。

部屋に入ると、奥に愛犬専用のスペースあり。中型犬も楽に過ごせそうなケージが1つ設置されていた。他の犬の匂いが残っているからなのか、わが家の3頭はソワソワしてる。

愛犬は様子を見ても落着かず仕舞い。そこで、自宅から持参したクレートを部屋の隅に置いたところ、寝床として休んでくれた。私たちも一安心。

部屋のドアを開けると、広い玄関スペース。入ってすぐに左手に浴槽とトイレ。そして踊り場のようなスペースが約和室4.5畳ほどある。ここには冷蔵庫が置いてある。引き戸を開けると中は広い!

湯快リゾートよしのや依緑園の和室

和室

落ち着いた雰囲気の和室の奥には、ペット用のケージが設置されている。(写真奥)清掃は行き届いている。

マーキングの匂いは、ケージ周辺のみだったので、部屋との仕切りを閉めることで気にならなくなったものの、宿には今後の期待を込めて匂い対策の強化をお願いした。

部屋には、愛犬用のトイレシート、消臭剤、食器、粘着テープ、ゴミ箱、そして空気清浄機の用意あり。またエレベーター前に、ペットシーツが用意されている。

また部屋でWi-Fiをつなげたところ、感度はバッチリ良かったです。

湯快リゾートよしのや依緑園の寝室

湯快リゾートよしのや依緑園の寝室

和室左手にはロータイプベッドがある。3名でも対応できる空間。ベッドは清潔で寝心地も良い。おかげで3日間安眠できた。よしのや依緑園は歴史があるだけに、建物は年季が入っている。

しかし、新館、ロビーを含めモダンなリノベーションが施されている箇所も多く見られる。部屋も含めた全体的な宿の印象としては、和風モダンが相応しい宿。

付近には電気式の虫除け器が置いてあった。渓流沿いということもあり、季節的に愛犬の駆虫対策には余念なくいた方が快適に過ごせそう。わが家は愛犬用の虫よけスプレーを持参。

ようやく一息。お茶でも淹れようと思ったら…

宿の部屋から鶴仙渓遊歩道を眺めた景色

宿の部屋から鶴仙渓遊歩道を眺めた景色

あれ??パパ?いつの間に!やっぱりやんちゃ組は我慢できなかったのか!?パパは一足先に温泉街マップを入手して、マナとサラをお供に鶴仙渓遊歩道を散策。

パパ、今にも雨が降りそうな空模様ですよ~。

この部屋から出て、写真に見えるやまかな遊歩の位置まで徒歩約20分。

え?やんちゃな2頭を引き連れ、宿から猛ダッシュしたの?ウケ狙いですって、パパご苦労様。

一方の私は、館内に無料ドッグガーデンがあると聞きつけ、お留守番組のマオと遊びに行ったところ、あらら!雨が降ってきちゃった~。

ウッドチップが敷き詰められたドッグガーデンに興味津々だったのに~残念。

ドッグガーデンは、午前8時から午後18時まで利用可能。小型犬が遊ぶのに十分な広さがありました。しかし、滞在期間中は雨で床が濡れていた為、私たちは利用しませんでした。

鶴仙渓内の宿②せせらぎ露天風呂

よしのや依緑園のお風呂は、清掃時間帯を除いて24時間利用可能。広い内湯と渓流沿いの露天風呂とサウナが男女それぞれ1ヶ所ずつあります。

そして、露天風呂には嬉しい梅酒と地酒の無料セルフサービスが。露天風呂の一角にあるセルフサービスコーナーにて、浴槽に浸りつつ景色を肴に楽しめますよ~。鶴仙渓の露天風呂にて頂く地酒は格別美味かった!

サービスの提供時間は、午後15時から午後21時まで。くれぐれものぼせないようにご注意くださいね。もちろん、女性用露天風呂にもありましたのでご安心を。

風呂場の休憩スペース(男性用)

風呂場の休憩スペース(男性用)

そしてお風呂の外には、どれにしようかな~と迷ってしまうほどの電動マッサージチェア並んでいました。疲れもふっ飛びますね~。

鶴仙渓内の宿③加賀会席に舌鼓

食事は専用のレストランで頂きます。愛犬は同伴できませんので、部屋にてお留守番です。

1日目の夕食に鱧のしゃぶしゃぶが出ました。鱧と言えば京都で頂くことしかなかったのですが、今年は石川で頂くことができて感動。

別途料金は掛かりますが、会席とは別に注文できるメニューもあります。石川県と言えば、ホタルイカ、白エビはお酒のお供としても是非食べて頂きたい別注文メニューですね。

私たちは、しっかり美味しく頂きました。

よしのや依緑園の1日目夕食

よしのや依緑園の1日目夕食

これで全部ではありません。

よしのや依緑園のレストラン出入口

よしのや依緑園のレストラン出入口

窓際に席を取ると鶴仙渓が見えます。朝食は午前7時から午後10時まで。翌朝も夕食と同じレストランにて、ブッフェ形式の和洋折衷の朝食を頂きました。

加賀の朝ご飯を代表するような上品さ際立つ、煮物や焼き物が色々並んでいました。私のお勧めは、出汁が美味しい高野豆腐です。

よしのや依緑園の2日目夕食

よしのや依緑園の2日目夕食

メニューは前日と異なります。一見、シンプルに見える料理のようですが、口に入れると新鮮さがよく分かります。

食の台所ともいわれることに納得。何と言っても素材そのものが美味い。

そして宿の配慮が素晴らしかった。献立に被り無し!何日違うメニューが楽しめるのか?ちょっぴり気になっちゃった。

おかげで、飽きることなく宿の食事を堪能できました。小さな心遣いに感謝です。

アワビのステーキ

アワビのステーキ

こちらのアワビ、伊豆や都内の高級店を含め、今まで様々な場所で食べたアワビと比較にならないほど美味しい一品でした。

触感は、コリコリしていないんです。噛み切るにあた、柔らかいけれど、口の中でとろけるのとは違って、歯ごたえを感じれらる上品な味とでも言えばよろしいんでしょうか。

旬があるのかな?これに出逢えたらラッキーかも!?

よしのや依緑園の夕食2日目のメニュー表

よしのや依緑園の夕食2日目のメニュー表

食事時には座席担当の仲居さんがサービスしてくれました。読めない、わからないメニューも大丈夫。丁寧に一つずつ説明してくれました。

とても愉快な仲居さんがいて、おしゃべりも旅の楽しみの一つとなりました。もしかしたら、山中温泉の良い情報が聴けちゃうかも!

ソフトドリンクはセルフサービスで種類も豊富です。コーヒー、お茶等を部屋にお持ち帰り出来るようになっていたところは、個人的に良いサービスだと思いました。

鶴仙渓内の宿④施設のお楽しみ

この宿、広くて、そして雨でも楽しめます。卓球スペース、ゲームスペース、漫画コーナー、カラオケコーナー、あり。特にお子さんには嬉しいサービスではないでしょうか。

部屋で愛犬と過ごす時間も良し!ゲームで童心に帰るも良し!卓球に夢中で撮影忘れちゃった。ここでは、大人でも童心に帰れるような心温まるサービスを発見しました。

ちなみに、ロビー階に、売店、お土産コーナーがあります。大切な方へのお土産も選びも忘れずにいられますね。

よしのや依緑園 館内の階段

よしのや依緑園 館内の階段

上階からロビースペースに通じる階段に、源氏物語を題材にした壁画を発見。そして、こちらの旅館には能舞台があるのです。

公開時間が限られていますが、要チェックでぜひ見に行ってくださいね。

総湯の菊の湯で身も心も潤す!

夜のよしのや依緑園 正面玄関

夜のよしのや依緑園 正面玄関

雨にも負けずいざ総湯へ。夜のお楽しみは、何と言っても総湯。

総湯は共同浴場で、男女の建物が別です。ここ山中温泉では「菊の湯」と呼ばれています。

この日は、あいにくの雨。でもお風呂の往復のタイミングは傘を差さず行けてラッキーでした。

菊の湯まで宿から徒歩10分程度の距離。料金は大人1人440円。フロントにて、割引券を発行してもらえますので利用すると良いと思います。

夜は周辺のお店がやっていないこともあって、暗い夜道となのですが人の往来が意外とあって安心でした。

宿には、外出用の草履や雨の日の傘貸出しサービスがあります。菊の湯へ行く際には、バスタオル持参でね~。

山中温泉総湯、菊の湯女性の湯正面

山中温泉総湯、菊の湯女性の湯正面

山中温泉総湯、菊の湯男性の湯正面

山中温泉総湯、菊の湯男性の湯正面

雨の日の夜での撮影は美味くできないかな~と思っていたのですが、むしろ、このライトアップ、風情が出ていて素敵でした。山中温泉に来た際は是非、確かめてみてくださいね。

ところで松尾芭蕉の俳句に、「山中や菊は手折らじ湯の匂い」という詠があります。この湯につかるだけで長生きできるという意味なのですが、長年お湯に浸かっている地元の人は、みなさん長生きなのでしょうか。気になる~。

足湯

足湯

足湯もあります。ここは地元の方も利用しています。みんなで仲良く浸かって、足元ポッカポカ~。数分で膝下が真っ赤になった程、本当によく温まりました。

地元の方々が利用しているこちらの菊の湯、なんだか近所の銭湯に来たような気分に浸れました。近所にファミリマートがあるので、喉を潤すのに便利です。

宿への帰り道はポッカポッカでほっこりしたな~。

山中温泉の菊の湯と足湯

山中温泉の菊の湯と足湯

菊の湯の営業時間は、午前6時45分から午後22時30分まで。駐車場もあるようですが、折角ですから浴衣&草履を履いて闊歩されてはいかがでしょうか。

山中温泉 総湯周辺

山中温泉 総湯周辺

宿までの帰り道には、満月に近い月明かりが見えていました。明日のお天気どうかな~。川床大丈夫かな~。

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