アメリカの災害救助犬協会が主催する災害救助犬セミナーが山中湖のwoofで行われることになり、娘がお客さんの災害救助犬と共に参加するため、私達もwoofでやるなら山中湖に2泊して、娘の愛犬D兄ちゃんと愛犬を涼しいところで遊ばせながら待つことにしました。
この記事に登場する愛犬
蕾(キャバリア×ビーグルのmix犬。女の子)
D兄ちゃん(ジャーマンシェパードドッグ。男の子)
災害救助犬セミナー
日本の災害救助犬を育成するために行われている訓練と、アメリカで行われている訓練の大きな違いは、日本の場合は災害が起こったとき、瓦礫に埋もれた生存者を捜すように訓練していますが、アメリカの場合は、生存者は勿論、すでに息を引き取ってしまった被災者も捜すように訓練されています。
災害救助犬のアメリカと日本の違いや訓練方法などについて、山中湖woofでセミナーが開かれることになり、お客さんのラブラドールレトリバーとセミナーに参加するため、D兄ちゃんを預かる予定だったのですが、山中湖woofで開催されるなら山中湖の会員制ホテルに宿泊しようと思い空き室を確認すると、生憎空室がなかったためお客さんが契約しているマンション式のホテルを一緒に取ってくれました。
愛犬と山中湖滞在をを楽しむ
広い部屋なのに、娘と私達は別に用意してくれ、セミナーから戻った夜、D兄ちゃんは娘と一緒に過ごすことができました。
お客さんが契約している会員制の部屋はマンションの1室になっていたため、キッチンやお風呂なども部屋に完備され、食材さえ買ってくれば全部揃っているので長期滞在にも適しています。
旅行初日は愛犬と共に家を午後から出発し、セミナーが終わる頃山中湖woofで待ち合わせ、みんなで山中湖から少し奥に入ったシチューが美味しいと人気があるドッグカフェ、 Casseroleで食事を済ませてからチェックインし解散。
愛犬は部屋の中を偵察したら、寛ぐ場所を見つけたらしく安心したようです。
D兄ちゃんも娘の部屋に引き上げて、朝セミナーへ出掛ける前にまた連れてくることになっています。
山中湖周辺を愛犬と散策
2日目早朝に娘達はセミナー研修会に出席するため、D兄ちゃんを私達の部屋に預けて出掛けていきました。
山中湖woofへ行けば研修会の様子を見学することも可能ですが、研修中の娘にD兄ちゃんが気がついたら娘の所に行きたがってしまうため、山中湖woofで遊ばせるのは最終日だけにして山中湖周辺の涼しい場所へ連れて行くことに。
いつもなら日帰りで訪れるのですが、今回は山中湖に宿泊しているのでゆっくりと宿泊先を出発。
愛犬も大好き、山中湖 花の都公園
花の都公園に愛犬を伴い着いたときにはまだ観光客の数はまばらでガランとしていました。
梅雨時なのでムシムシと湿度が高く、雲が重く垂れ込めている日でしたが何とか雨は持ちこたえている状態の空。いつもならこの場所から富士山が綺麗に見えるはずなのですがこの日は雲にすっかり包まれて見えませんでした。
花の都公園内を愛犬と散策し、青々とした広い芝生の広場で愛犬達は少し走り廻って、軽い運動もできました。
花の都公園内に咲く花は今が一番種類も多く、一番華やかな彩りを見せてくれます。
天気が良く富士山も顔を出してくれる日には、明るい緑の中に浮かぶ花と富士山と愛犬のコラボ写真が撮れるスポットとしてもおすすめ。
富士山4合目からの登山道を愛犬達と歩く
花の都公園の標高も1,000mほど有るので、梅雨時特有の蒸し蒸しした不快感はある物の午前中は愛犬連れでも散策できましたが、太陽が出ていなくてどんよりとした天気は、時間と共に蒸し風呂にでも入っているような感じがしてきたので、更に涼しいところを求めて富士山へ登ることにしました。
富士スバルライン入り口では、こんな天気にもかかわらず富士山5合目の駐車場は満杯で、駐車待ちであることをアナウンスが流れていたので、5合目まで行くのを諦め、4合目の奥庭駐車場に行くことになりました。
奥庭の駐車場から、コメツガの林を降っていくと奥庭荘という食事処があり、お土産も販売しています。
奥庭荘の前を通って奥へ行くと奥庭自然公園があり、私達は愛犬と共にこの奥庭自然公園の散策をよくするのですが、今回はD兄ちゃんも一緒だったので4合目から3合目に向かって登山道を下ってみることにしました。
登山道の入り口には小鳥の水飲み場があり、多くの写真家が息を潜めて小鳥が水を飲みに来るのを待ち構えています。
このあたりではルリビタキやホシガラスなどの野鳥が姿を現すそうです。
その脇を通して貰い愛犬達と登山道へ足を踏み入れました。
私も富士山登頂したときには5合目から登ったので、4合目周辺の登山道を歩くのは初めてになります。
富士山では5合目辺りが森林限界になりますので、大きな木がなくなってきますが、4合目から下る登山道脇には高木が茂っているので、夏には太陽を遮ってくれるため比較的涼しく散策できます。
また5合目当たりからは富士山が噴火したときに流れ出た溶岩が足下を覆っていますが、高木のある4合目付近までは、落ち葉が腐葉土となり溶岩を埋めているのでむき出しになっている箇所でも、わんちゃんの肉球を痛めてしまうほどのざらざら感が少ないため優しいです。
D兄ちゃんは、私達が時々連れて行く山歩きをとても楽しみにしていて、目の輝きが違います。自然が与えてくれる多くの情報は犬にとっても新鮮で、興味深い宝探しのような感覚なのでしょう。見る物、触れる物、様々な野生の匂いなどが五感を通して楽しませてくれる存在のようです。
富士登山者は、私達を含め多くの方が5合目からの登山、五合目の駐車場が満杯の時は4合目から登る登山客が多いため、1合目から4合目までの区間は登山客がとても少ないエリアなので、わんちゃん連れの散策には最適かもしれません。
私達も実際歩いて降る間、一人の登山客にも出会いませんでした。
どの辺りまで歩いたのかは分かりませんが、特にD兄ちゃんは山歩きが楽しく、1合目まで歩きたい程の意気込みだったのですが、途中で引き返し愛犬達と奥庭自然園を少し散策して戻ることにします。
4合目付近の気温は休憩しているとゾクゾクするほどだったので、20度に達していなかったと思います。そのため愛犬達は快適な山歩きを楽しみ嬉しそうに生き生きとしていました。
富士山の頂上は雲がかかって見えませんでしたが、幸運にも梅雨時だったけど雨に降られることもなく思う存分に山歩きを堪能できました。
山歩きをしている途中から私の具合が悪くなって熱が出てしまい、夕食を外に食べに行くのは無理そうなので、帰りに河口湖のスーパーでお総菜を人数分買い込み、サラダと味噌汁、ご飯は部屋で作って娘と災害救助犬のオーナーママさんを誘い一緒に部屋で食事しました。
わんちゃん達もお店ではなく部屋だったのでのんびり寛いでいられたので食べに出掛けるよりも良かったかもしれません。
人間4名はテーブルを囲んでお喋りしながらひとときを過ごし、4わんずはそれぞれ自分のお気に入りの場所をゲットして自由にしていました。
私は少し熱めのお風呂に入って早めに就寝し、朝起きたときには熱も引いて元気を取り戻していました。
山中湖最終日は犬友みんな集合
最終日は教室に通う仲間も集まってくれて山中湖woofに大集合。
ホテルをチェックアウトして山中湖woofに到着したときは霧雨が降っていたため、セミナーは室内施設半面を利用して行われています。
仲間達はみんな室内施設の半面で遊ばせていましたが、セミナー会場には娘がいるため、D兄ちゃんを連れて行かず外のエリアで遊ばせていましたが、少ししたら雨も上がったので仲間達も外に出てきてみんなで遊ぶことができました。
雨が降っていたこともあり気温はかなり涼しく、私達の靴もかなり濡れてしまいましたが、わんずは元気に走り回っていました。
昼食は山中湖woofのカフェで軽食を頂き、愛犬とD兄ちゃんも特別に鹿肉の肉団子とかぼちゃを注文したらガツガツを美味しそうに平らげていました。
今回生憎の天気にもかかわらず集合してくれたのは、シーズー・アメリカンコッカー・シュナウザーのお友達。
雨上がりのドッグランで追いかけっこしていたらお腹周りまで跳ねが上がってみんな泥だらけになってしまいましたが、ドッグランもプールも貸し切り状態で遊ぶことができました。
最後にD兄ちゃんと愛犬のシャンプーをしてドライヤーで乾かしているとき、娘が休憩時間に入ったと言う事で応援に駆けつけてくれたのでタッチ交代。
愛犬達と行く山中湖旅行!まとめ
私達が一緒に山中湖に行ったことで昼間は私達と愛犬も一緒に散策を楽しみ、夜には娘のところで一緒に寝ることができたD兄ちゃん。
寂しい思いを最小限にすることができて良かったなと思います。D兄ちゃんはうちで預かることも多いのでうちには慣れていますが、迎えに来たとき歓迎する様子を見ていると、やっぱり家族が一番なんだなと痛感します。
梅雨の間の散策でしたが雨に降られることも殆どなく、涼しい所を求めて移動しながらの散策や山歩きも楽しかったようで、最後には大好きな山中湖woofのプールで遊び綺麗さっぱりして帰宅することができました。
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