10月半ば、全員ではありませんが親子4代に愛犬を合わせて、秋の苗場旅行へ出掛けてきました。
今回は母がテレビを見て行ってみたいと言っていた塩沢宿と、名匠石川雲蝶の彫刻を見学し、秋ならではの紅葉散策を楽しんできました。
この記事に登場する愛犬
蕾 ♀(キャバリア×ビーグルのmix犬)
わんちゃんと三国街道塩沢宿を散策
新潟県の塩沢地区は、お米の栽培がとても盛んなところで、至るところでお米を販売している店舗や、おむすびを販売している店舗があります。
湯沢の方へ観光に行ってお米をお土産に買って帰りたいと思っているなら、この塩沢地区で買うと良いです。
まずおむすびを買って食べ、気に入ったお米を買うことができますし、お米の種類も豊富なのは勿論のこと、どこの農家さんが作ったお米で、お米の乾燥方法などからも選ぶことができるため自分好みのお米がきっと見つかると思います。
お米の価格は様々ですが、5kg入りで3500円~4500円くらいが一番売れているようです。
三国街道塩沢宿「牧之通り(ぼくしどおり)」を紹介する番組が、NHKで放送されたのを母が見て、今回行ってみたいとリクエストを貰いました。
塩沢宿は、三国街道の宿場町として栄えていましたが、高齢化が進み人口の減少や、大型店舗の参入などにより塩沢宿牧之通りにあった店舗は、シャッターを閉める店も多くなってしまったことから、昔ながらの豪雪地帯に見られる雪国建築の町並みを復元し、多くの観光客が訪れるようになりました。
私達が塩沢宿を訪れた日はちょうど雨が降ってしまい、牧之通りをすべて歩くことはできませんでしたが、色調もシックで落ち着いた色に統一され、歩道も広く雪国らしい雁木や切り妻屋根の町並みが美しく、江戸時代を思わせる風景を堪能してきました。
お昼には塩沢でも人気のおむすび屋さんで、おむすびを買って頂いてみました。
お米の味はやはりおむすびで頂くのが一番味が分かると思います。
お米大好きな母、私、娘は特にお米一粒一粒が主張する粘りや甘みが絶妙で、本当に美味しかったです。
後悔したのは、塩おむすびを食べれば良かったという思いです。
西福寺の彫刻は絶対必見!
2日目はお天気にも恵まれ、魚沼市大浦の西福寺で、名匠石川雲蝶の息をのむような彫刻を見てきました。
石川雲蝶とは、主に越後国で活躍し多くの寺院などに躍動感あふれる彫刻を残しています。
石川雲蝶は木彫りの彫刻にとどまらず、石の彫刻、ふすま絵、絵画など幅広く手がけてきました。
今にも動き出しそうな姿、そして力強い目などを見ていると、のみ1本で彫られた精密な彫刻は、石川雲蝶の鋭い感性が備わっていたからこその作品だと思います。
西福寺で見られる石川雲蝶の作品は、彫刻、絵画、漆喰細工など充実しています。特に面白いのは曹洞宗の開祖・道元禅師の話をもとに物語化して作られた作品が多く、越後の四季を表現した動植物の移り変わりなども見ることができます。
建物の中は撮影禁止。
建物の中にペットは入れませんが、庭も広く外から見える部分にもたくさん雲蝶の彫刻を見ることができますので、建物の中は交代で見学すると良いです。
愛犬連れで天然記念物に指定されている十日町の七ツ釜へ
七ツ釜は少し離れた十日町田代にある景勝地。
苗場山系を源流とする釜川の渓谷沿いに点在する七つの滝壺や、釜川を挟んで安山岩による柱状節理の絶壁は、左右異なった断面層と縦層を見ることができ、学術的にも珍しい景勝地になっています。
七ツ釜にはキャンプ場も併設されており、駐車場もかなり広く釣りもできるそうなので、夏には賑わうのかもしれませんが、紅葉の時期なのに誰一人観光している人はいませんでした。
柱状節理の絶壁まで行かれる散策路は通行止めになっていたため、遠くから見るだけになっていたのがとても残念です。
実際肉眼では、左右壁の違いが微かに確認できる程度なので、折角の景勝地なのに勿体ないなと思いました。
インデペンデンスボードウォークで愛犬と紅葉を楽しむ
最終日に訪れたのは、以前にも愛犬と散策したことがあるインデペンデンスボードウォーク。
今回母や孫が一緒だったので、山歩きしながら紅葉を奏でるのは無理なため、こちらで紅葉を楽しみました。
インデペンデンスボードウォークがあるのは苗場スキー場の直ぐそばにあり、こちらを訪れた人たちがボード1枚1000円の寄付によって散策路に延長され、車椅子の方でも小さなお子さん連れの方達などでも美しい森の風景を楽しめるように作られた散策路で、私達が最初に訪れたときは、それ程の距離はありませんでしたが今では、総距離1.7kmまで延長できたそうです。
買ったボードにはメッセージを残すことができるのも魅力。
インデペンデンスボードウォークは、車椅子がすれ違える広さで設定されていますので、赤ちゃんのバギーなどでも手軽に森の景色や水のせせらぎなどを感じながら森林浴が楽しめます。
インデペンデンスボードウォークは少しずつ知名度は上がってきているようですが、最初の頃は殆ど人に会うことがないくらいガランとしていました。こちらならバリアフリーなので、孫がいても一緒に歩くことができるので、孫も愛犬も赤や黄色に色付く紅葉を奏でながら楽しそうに散策していました。
まとめ
今回の苗場旅行は4世代にわたって、三国街道塩沢宿や十日町七ツ釜などの景勝地を愛犬と巡る旅行を楽しんできました。
1日雨に降られてしまって、塩沢宿は全部歩くことはできませんでしたが、他の日は天気に恵まれ、愛犬も孫も楽しそうに散策していました。
孫も愛犬も大好きな温泉に毎日通うこともできて、美味しいお米も買ってきました。
インデペンデンスボードウォークを散策した後は、越後湯沢駅近くにあるお蕎麦屋さんで新潟名物へぎ蕎麦を食べてから、駅ビルでお土産を買って帰りました。
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