猛暑の2018年夏、キャンプに行きたいけれど、暑い…暑すぎる!
というわけで、夫婦二人、愛犬ジャックラッセルテリアのラスティーと一緒に涼を求めてやって来たのは、岐阜県郡上市にある「ロックフィールドいとしろ」というキャンプ場です。
この日、最高気温32℃ほどでしたが、それでも住んでいる地域よりは4℃程も低く、林間サイトの木陰と、すぐ側を流れる石徹白川のおかげで涼しく感じるのです。
車で15分ほどのところにある「阿弥陀ヶ滝」はお散歩コースに最適!
愛犬と一緒に滝の近くまで寄ることができ、天然のミストを浴びることができます。それでは、詳しくご紹介していきましょう。
この記事に登場する愛犬
ラスティー ♀(ジャックラッセルテリア)
猛暑の夏は岐阜の「ロックフィールドいとしろ」で避暑キャンプがおすすめ
有名な観光地、郡上八幡城下町からさらに山を登ること車で約1時間。こんな森の中を入っていくの?!と思うような場所に「ロックフィールドいとしろ」キャンプ場はあります。
夏は暑くて当たり前ですが、2018年の夏は息苦しいほどの暑さで、どうにも耐え難いものがありました。
エアコンの効いた部屋から出たくない…と億劫になりながらも、やっぱりキャンプ好きとしては川遊びができるこの時期にキャンプに行きたい!と思うものです。
しかしながら、人間も犬も熱中症や食中毒になったら怖いので、行く先は慎重に選びます。そんな暑い時期におすすめなのが「ロックフィールドいとしろ」。
標高650mほどで、私たちが訪れた7月下旬の暑い時期でも、城下町より5~6℃も低い気温差がありました。
周りは大自然のみ!川の音、蝉の鳴き声、美味しい空気…最高です。管理人のおにいさんも陽気で優しい対応をしてくれます。
キャンプサイトは高い木々に囲まれた木陰になっており、横に石徹白川の流れるリバーサイドキャンプ場です。リバーサイドキャンプ…いい響きですね。
とは言っても、30℃超えの昼間は動いていると汗が滝のように流れてきます。
大きな水筒ボトル入れたスポーツドリンクで細目に給水し、バケツに水を張り、濡らすと冷えるタオルを首に巻き、冷却スプレーなども活用しながら、せっせと準備をしました。
6日陰でくつろぐ愛犬ラスティー
もちろん愛犬ラスティーも日陰で、常に水を飲めるようにしておきました。
暑さでヘーヘー言ってぐったりかな…と少し心配していましたが、意外と平気だったようで涼しい顔してくつろいでおりました。
いつでも川遊びが楽しめるリバーサイドキャンプで愛犬の初泳ぎに挑戦
ラスティーは1歳になったばかりの時期でしたが、まだ泳いだことがありませんでした。足元だけピチャピチャと歩くことはありましたが、足のつかない水中は未経験。
ジャックラッセルテリアの中でもわりと足が短いほうなので、犬かきが上手にできるかな…と思いながらも、水に身体を水面に近づけてみると、チャッチャッチャッと「エアー犬かき」を始めたのです!
水面から遠ざけても続くエアー犬かき。本能でしょうか。
きっと、今から泳がされることを察知したのでしょうが、遠くを見つめながら無心にエアー犬かきをする姿…これがなんとも可愛くてたまりません。
そして、ラスティーを岩場に乗せて、いざ行け!と様子を見ました。
が…
この通り、怖くて自分からは入って行けません。全力で拒否です(笑)
でもあの上手な犬かきならきっと泳げるはず!と水中に入れてみると…
泳げたー!さすが犬の本能ですね。でもやっぱり泳ぐことはそんなに好きじゃないようで、まっすぐ岸を目指してまっしぐらに必死に泳ぐラスティーでした。
可愛いけど、嫌なことをさせるのも可哀想なのでここらでおしまい。サイトに戻って身体を乾かしているとこの状態です。
少し泳いだだけでしたが、人間と同じで泳ぐといつも以上に体力を消耗するのでしょう。このままウトウト気持ちよさそうに夢の中でした。
ラスティーにとっては、懲り懲り?の川遊びだったかもしれませんが、準備で汗を流したあと、冷たい川に足をつけるだけでもヒヤ~っと涼しくなりますよ。
他にも、野菜や果物をザルやネットなどに入れて、川で冷やしている方もいました。
岐阜 郡上の野菜はとっても美味しいので、行きの道中、道の駅などで現地調達して、川の冷たい水で冷やしたものを自然の中でいただくのもおすすめです。
ちなみに、キャンプ場にはコインシャワーのみでお風呂がありません。夏は冬のように「1日くらいいいか…」というわけにはいきません。
コインシャワーで十分という方はいいのですが、料金が3分¥200…我が家の主人はそれで十分だったようですが、女性の方や子どもと一緒となるとなかなか難しいと思います。
でもご安心を!近くに「満天の湯」という温泉があります。ゲレンデの横の天然温泉ですが、立寄り入浴も可能です。
ただ、キャンプ場から車で10分ほどかかりますので、お酒を飲んでいると行けません。お酒を飲む方で温泉を利用したい場合は飲酒のタイミングを考えてくださいね。
愛犬連れもOKの「阿弥陀ヶ滝」!マイナスイオンで癒される
次の日、日中の気温は35℃!いや~暑い。石徹白川では午前中から子どもたちが水遊びをしていました。
私たちは朝食後、速やかに片づけをし、更なる涼を求めて「阿弥陀ヶ滝」へ向かいました。キャンプ場から車で15分くらい山を下りたところにあります。
この「阿弥陀ヶ滝」は、日本の滝100選、岐阜名水50選にも選ばれている落差約60mの大きな滝です。あの有名な葛飾北斎の浮世絵「諸国滝廻り」にも描かれている滝なのです。
私は、去年初めて訪れましたが、想像以上に壮大で神秘的な雰囲気で、一度でお気に入りのスポットになりました。
駐車場から滝までは軽いハイキング程度の遊歩道になっていて、15分ほど歩きます。
向かっていると、滝から戻ってきた方々が「暑いね~!奥は涼しいよ~!」「可愛いワンちゃんだね~がんばって歩いて~!」などと声をかけてくれたりも。
ラスティーは深いところは苦手なようですが、水自体は好きみたいで、浅瀬にどんどん入っていきます。
ご覧の通り、足元が濡れますので、歩きやすく濡れてもOKなシューズ着用がおすすめです。特に、雨が降ったあとに行くと、通るルートによっては川の中を渡らなければいけないシーンも出てきます。
私たちが行った際も、数日前に豪雨を伴う台風が過ぎ去ったあとで水が増えており、スニーカーを履いた方がやむを得ず、靴と靴下を脱いで裸足で川を渡っている光景を目にしました。
さて、メインの滝に到着!
写真だと伝わりにくいですが、約60mの落差で滝壺に打ちつけられる滝が、細かい水しぶきをあげています。
本当にすぐそこ!というところまで滝に近づけるので、滝壺込みの写真が撮りづらいくらいです。
そして、滝の裏側にまで歩いて行くこともできます。ポチャポチャと水が滴り落ちているところもあるので、注意してくださいね。
ラスティーは滝壺のところで可愛いお友達に会えました。
やはり猛暑の夏、人間にとっても犬にとっても涼しくて癒されるスポットということで、愛犬連れの方もよく見られますよ。
さらに、遊歩道の途中には流しそうめんがいただける「阿弥陀ヶ滝荘」というお食事処があります。なんとここもペット可!
さすが、名水に選ばれている水を使った冷たい流しそうめん…絶品です!
岩魚の塩焼きや、山菜ごはんが朴葉に包まれている朴葉めしなんかもいただけますので、たくさん歩いて、涼んで、食欲が湧いてくる頃にぜひお立ち寄りください。
毎夏行きたい「ロックフィールドいとしろ」と「阿弥陀ヶ滝」
犬を飼う前の昨年夏から、すっかり虜になったスポット「ロックフィールドいとしろ」と「阿弥陀ヶ滝」。
愛犬ラスティーを迎えてからも、ペット可ということで訪れることが叶いました。暑い夏、我が家では涼を求めて定番のおでかけスポットになりそうです!