2011年3月11日、日本全国に激動を与えた東日本大震災。
特に福島は、福島第一原子力発電所の事故により今現在でもなかなか復興が進んでいない地域が沢山あります。
東北自動車道も開通し一般の車も通行が可能になったことで、私にできる事って何があるのか。そう感じて、福島復興を願い愛犬を伴い行って来ました。
この記事に登場する愛犬
蕾(キャバリア×ビーグルのmix犬。女の子)
猪苗代にあるペンションポルトガルに愛犬と宿泊
猪苗代へ向かう道中の車窓からは、倒壊した幾つもの家屋が見えました。
これが地震大国である日本の姿。
メディアにより連日テレビに映し出された被災地の姿が、自分の目でもはっきりと確認できました。
私達が訪ねた猪苗代では、それほどまで倒壊した家屋は少なく、いつもと変わらない風景でしたが、雨が落ちてきたこともあり、猪苗代湖はひっそりとして観光客の姿もありません。
猪苗代湖から少し山の方へ入った五輪原という別荘地区にある、ペンションポルトガルに向かいました。
愛犬とチェックインを済ませ、少しご主人からお話を伺うと、こちらのペンションには、いわきから3組の被災者の方が宿泊していて、1部屋だけ観光客用に空けてありその部屋に私達が案内されました。
このペンションはペット宿泊可になっているため、被災地からペットを連れて避難してきた方達です。こんな事態でありながらペットも一緒に受け入れてくれる所は極わずかで、そのうちの1軒がこちらのペンションです。
部屋は1kアパートのような部屋で、小さなキッチンとトイレが付いた6畳の部屋でした。お風呂は温泉で1階にあり、広いお風呂ではありませんが、とても泉質の良い温泉です。
食事は出せないとのことだったので、外へ食べに行ってきました。
朝雨が降っていましたが、碁盤の目に整備された地域内を散歩して、朝食用に昨夜のうちに買っておいたサンドウィッチを食べてチェックアウトしました。
私達が行った後、ペンションポルトガルは建て替えられコテージ ヴィラ・ポルトガルにリニューアルしましたが、現在は閉館しているようです。
自分の目で今の福島を見て廻り、福島の方々の声を聞き、福島を観光し、福島で食事をし、福島の宿に宿泊するによって、わずかなお金だけど福島で使うことと帰ってきたら、自分の声としてみんなに伝えようと思いました。