諸事情から急遽愛犬を迎えることになった我が家。
愛犬を迎える前から計画していた那智の滝・熊野本宮大社・熊野古道・高野山を巡る旅行でしたが、旅行の1ヶ月前に愛犬を迎えることになってしまいました。
熊野古道を歩くのは無理だと判断し、那智の滝・熊野本宮大社・高野山を巡ってきました。
この記事に登場する愛犬
蕾 ♀(キャバリア×ビーグルのmix犬)
那智の滝概要
那智の滝は紀伊半島の那智勝浦町を流れる那智川から流れ落ちる滝で、落差133メートル、一番幅が広い落ち口の幅は13メートル、滝壺の深さは10mにも及んでいます。
落差は国内の滝の中では12位ですが、垂直に落ちる一段の滝としては日本一。
那智の滝は日光の華厳滝、茨城県の袋田の滝と名を連ねる日本三名瀑に数えられています。
2004年に登録されたユネスコの世界遺産、紀伊山地の霊場と参詣道の中にも含まれ、国の名勝として指定された滝。
那智原始林には数多くの滝が存在していますが、那智の滝は瀧篭修行の行場として扱われた那智四十八滝のうちのひとつで、自然信仰の聖地として崇められ飛瀧神社のご神体になっています。
那智の滝は、滝の水が落下する岩盤に裂け目があることから流れ落ちる水が三筋に分かれ、その様子から三筋の滝とも呼ばれています。
大晦日には幻想的に照らすライトアップも行われ、訪れる観光客を引きつけています。
大門坂入口から続く杉並木の石段を登ると、鮮やかな朱色に彩られた熊野那智大社が姿を現し、苔むした石段は熊野古道の趣をそのままに神域へと誘っています。
熊野那智大社には大己貴命を御神体として祀られています。
■詳細情報
愛犬の蕾を我が家で迎えることになった事情
愛犬の蕾が生まれたのは娘が仕事をしていた訓練所。
蕾は3姉妹で生まれ、娘から「誰か犬を飼ってくれる人いないかな?」と相談され、職場で張り紙を貼り飼い主になってくれる人がいるか募りました。
部署は違うのですがある上司が飼ってくれることになり、引き渡しができる2ヶ月が経過した頃、ある事情が勃発し飼えなくなってしまいました。
その時は迎えられる状況になるまで私が預かると言うことで話は付き迎えたのが蕾です。
現実問題としてその上司が行く先蕾を迎えられるのか課題もあったため、命名と登録は私が済ませました。
急遽引き取ることになったためバタバタと最低限必要な小物やご飯などを買いそろえ、我が家は急に賑やかに。
私は先代犬を病気で亡くしてからもう犬は飼えないとずっと自負の念を抱きながら10年。
犬が大好きで、大好きだからこそ犬の存在から目を背けて来たのですが、一度抱っこしてしまうとそのぬくもりを手放せなくなってしまいました。
旅行に備えて大切な混合ワクチン接種の2度目を完了。
初年度の混合ワクチン接種は2~3回が標準で、3回行うのが好ましいとされています。
愛犬も3回の混合ワクチン接種を予定していますが、旅行までに3回目は時期的に無理なので主治医と相談し旅行から帰ってきて、愛犬が調子の良いときに3回目を行うことにしました。
愛犬と初めての旅行は背中に背負われて
幼犬のうちは食事や排泄の回数も多く、遊んでいたかと思うと急にバタンと横になって寝てしまうこともあります。
愛犬はまだトイレの躾も訓練中で、日頃仕事で留守番の時間が多い愛犬にとって四六時中一緒にいられる期間は、訓練の面ではとても大切な時期でもあります。
後部座席は全部フラットにして愛犬が遊べるスペースを確保。
早朝に出発し1時間毎に休憩を挟み、車の中で自由に遊ばせお水を飲ませたらトイレタイムとして、段ボールを利用したトイレで排泄の練習をさせながら移動しました。
1時間走ると約1時間休憩といった形での移動だったので、亀のようなのろのろ走行です。
やっと那智の滝近くまで到着したのは夜。
その日は近くの公園で宿泊し、次の日に那智大社と那智の滝を見学しました。
467段の石段がそびえるその周りには、巨木が天をめがけて伸び、那智大社の大鳥居をくぐるとやっと朱塗りに彩られた那智大社が姿を現します。
熊野三山の一つとして古くから多くの参拝者が訪れ、熊野信仰の中心として崇められてきました。
愛犬は抱っこしてお参りになりましたが、深い山々に囲まれた緑の中に一際鮮やかな那智大社は、その風格と共に訪れる観光客を見守っています。
那智大社から那智山青岸渡寺、三重の塔を経て那智の滝へと道は続き、この三重の塔の背景に那智の滝を臨む絶景ポイントは、様々なパンフレットにも掲載されています。
那智の滝の直ぐそばまで来るとその轟きは響き渡り、那智滝の飛沫の洗礼を受けます。
遠くから見ていたときには優雅な姿をしていると感じていましたが、近くへ行くと滝壺へ落ちる水の音のみが響き渡り、人の声はかき消されてしまいます。
さらに滝壺近くにあるお瀧拝所まで降りて行くことができますが、この先わんちゃんの立ち入りは禁止されているため入ることはできませんでした。
次は熊野本宮大社へ向かいます。
紀伊半島3泊4日の旅【那智の滝】まとめ
急遽迎えることになった愛犬。旅行の計画が立てられた後のことだったので、一緒に連れて行くことに随分悩みました。
まだ3ヶ月の愛犬は手の中にすっぽりと収まってしまうほど小さく、環境の変化は今元気だったのに急変することもあり得ます。
移動中も常に愛犬の様子をうかがいながら、なるべく地面を歩かせないように抱っこや背負っての旅行でした。
愛犬は元気があり、この時からリュックの中で騒ぎ降ろせコールを浴びせていましたが、第一に愛犬の安全を考慮し那智大社、那智の滝を見学。
この偉大なる那智の滝のように元気で勇ましい愛犬に育ってくれることを願ってきました。
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