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ミニチュアピンシャーの性格や病気など飼い主さんに聞きました|セリカ編

犬種

今回はミニチュアピンシャーの飼い主さんに実際の性格やフードのこと、過去に経験した病気などについてお聞きしましたのでご紹介します。

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ミニチュアピンシャー”セリカ”のプロフィール

今いる子の弟として迎えたのがミニチュアピンシャーのセリカです。セリカとの出会いはブリーダーのHPでした。里親募集にかけられていたセリカが気になり1時間半かけて見に行き、そこへ行ったときにわかったのが、そこが悪徳繁殖業者いわゆるパピーミルであることでした。お金儲けだけを目的としている施設であり、糞尿や獣臭が周囲に漂っており、私はすごい不快感を覚えました。話をし、バックヤードから出されてきたセリカはストレスと悪環境からか脱毛が激しく、やせ細り、表情もなく、この子ほんとにミニピンなのか?と疑うくらいかけ離れた外見でした。そんなセリカを見て連れて帰ることを決意したのはいうまでもなく、この子の心のケアと外的疾患を絶対治すと心に決め、気が付くとセリカを乗せ車を走らせてました。

 セリカ(ミニチュアピンシャー)

  • 性別:男の子
  • 生年月:2013年10月
  • 避妊・去勢手術:受けた
  • 体重:6.3kg
  • 入手方法:ブリーダー

ミニチュアピンシャー”セリカ”の性格

だんだん一緒に生活していくうちに、疾患も治りセリカの本当の性格がわかってくるようになりました。ミニピンは忠誠心が強いといいますが、そのとおりの性格で私と旦那以外の人には全然懐きません。 他の人に触らすのもセリカは苦手みたいで、触られるとなれば逃げまどいます。

警戒心も強く、変な動きのものや不信な人を見ると「なんだお前ー!」といわんばかりに吠えまくります。私のことを守ってくれようとしているんだと思います。

そんな気が強いセリカでもお兄ちゃん犬のそあらには頭があがらず、喧嘩が始まりそうになれば絶対に自分から降参の合図をします。頭が良い犬種でもあるので、今自分がおかれている順位もわかっているんだと思います。これがわかっていない子だと絶対喧嘩になるので先住犬と一緒に暮らすことが難しくなっていたと思います。

忠誠心が強いという話をしましたが、そあらに対してもそれは強く、ドッグランなどでそあらがワン!と一言吠えようもんならどこからともなく走ってきて他の犬を追い払ったりします(笑)「俺の兄貴に手を出すな!」っといった感じでしょうね。そあらは大きい子には気が弱いので、セリカに助けてもらえるとわかっているのか、危ないと思ったら絶対に助けを呼ぶようになりました(笑)

しつけですが、セリカはコマンドを覚えるのがとても早く全然苦労しませんでした。トイレを一番心配していたのですが、2~3回くらい失敗はしましたが、その後はすぐ覚えてくれたのでとても助かりました。利口な犬種とはゆえ、こんなに覚えが早いとは思ってませんでした。

ただ、わがままも強いのでダメなことはダメというのを徹底しないと、要求が通らないことに怒ったり、いうことをきかなくなるので、ダメといったコマンドをつけることをおすすめします。

机に乗ったり、つまみ食いをしたりなど多かったのですがコマンドをつけ、なんでも言う通りにはならないということを教えるとしなくなりました。我が家では「ノー」と統一しているので大概のことは「ノー」と言ったらやめてくれます。

そんなセリカは周囲には気を張っていますが、家にいるときなどは甘え上手で、私にはなんでも許してくれます。いつも気を張ってる分、家にいるときはリラックスしてくれるので、そのギャップがまたかわいいですし、その差に私も愛されているんだなっと実感できます。

セリカ(ミニチュアピンシャー)

セリカ(ミニチュアピンシャー)

セリカ(ミニチュアピンシャー)の食事

ご飯はカリカリフードを1日2回あげています。1日の量を90gと決めて45gを2回にしています。セリカは食べ物にはほんとに目がなくて、なんでも食べてくれます。基本的に好き嫌いはないので薬を飲ますのもすごく楽です。今まであげて唯一食べなかったのはバナナだけです(笑)

食欲がすごいので前はフードを丸呑みして食べていたんですが、消化にも悪くたまに全部吐いてしまうことがあったので、ガムをあげるときに「カミカミ」と言いながらあげてそれもコマンドにしました。するとご飯を食べるときに「カミカミ」というと噛んで食べてくれるようになりました。

今フードはオソピュアという種類をあげています。セリカはお腹が弱い部分があるのですがそのオソピュアはグルテンフリーでガルバンゾーという豆が入っているのですが、それがお腹の調子を整えてくれるようで、最近はお腹の調子も良好です。

セリカ(ミニチュアピンシャー)の運動量

散歩は休みの日に朝と夕方2回行っています。セリカは外に出るのが大好きで、「散歩いく?」というとはしゃいで玄関まで走っていきます。1回の散歩時間は30分くらいです。30分歩いてもまだ歩き足りなさそうにしている時もありますが、そあらが先にばてるので、しぶしぶ帰るようにしています。

散歩中はびっくりするくらいの力でひっぱります。ひっぱり癖も直そうとしましたが悪戦苦闘中で今も直してる途中です。あのちっちゃい体でどこにそんな力があるの?というくらい力が強くて、横につかせて歩かせようとはしているのですがなかなかうまくいきません。この癖は小さい時からしつけすることをおすすめします。ある程度大きくなってからだと力も強く性格もできあがっているので、なかなか直しずらいと思います。

ミニピンは運動量が多い犬種です。自由に走り回る時間などは取ってあげたほうがいいです。私も二週間に1回、最低でも月に1回はドッグランに連れていくようにしています。とても足が速く、他の犬と追いかけっこしても大抵差をつけて前を走っています。

雨の日が続いたり、なかなか運動できない時間が多いとストレスからか、自分の体を噛んだり自傷行為をするようになるこもいるようなので、いっぱい運動させてあげてください。

セリカ(ミニチュアピンシャー)

セリカ(ミニチュアピンシャー)

セリカ(ミニチュアピンシャー)の鳴き声・吠え声

ミニピンは警戒心からかよく吠えます。チャイム音、犬の鳴き声、ドアのノック音、どんなかすかな音でも敏感に反応し吠えます。ミニピンは体格差が激しく、体がちっちゃい子だと細くて高い声ですが、セリカは大きい方なので太くてどちらかというと低い声です。でもよく通ります。なので性格にもよるとは思いますが、吠えることを覚悟で迎えてあげてください。

セリカは走っている人にもよく吠えます。こっちに全速力で向かってこられる怖さがあるんだと思います。吠え癖は「ノー」といって聞いてくれる時と、聞かないときがあります。私は叩いたり、痛い思いをさせてまでも吠えを止めさせようとは思わないので、止まらないときは、吠える対象物を避けたり、セリカの前からなくしたりするようにしてます。

セリカ(ミニチュアピンシャー)のフレンドリー度

セリカは以前は、そあらと私にしか心を開いていませんでした。ですが今の旦那と暮らすようになり、旦那にも心を開き甘えたりするようになりました。私と旦那以外には甘えすら見せなく、触らせたり抱っこなんてもってのほか!って感じですね。他の人でも一緒に暮らし、この人は大丈夫だ、優しい人だと分かれば大丈夫なんだと思います。

旦那も一緒に暮らす前、家に遊びにきていた時など、家に入っただけで吠えまくられ、触りもできなかったのですが、今では一緒に寝たり、甘えてくるほどになりました。セリカは人に対しては警戒心が強く、なれるのに時間がかかってしまうのだと思います。

他の犬にはドッグランでも社交的な方だと思います。誰とでも遊べますし、よく自分と対等に遊べる子等を見定めたりしています。(笑)散歩中などリードがついているときは一転して犬に会えば吠えまくります。守ろうとしてくれているんでしょうけど、ほんとに止まらないくらい吠えるのでなるべく散歩中には会わないようにしています。

セリカ(ミニチュアピンシャー)

セリカ(ミニチュアピンシャー)

セリカ(ミニチュアピンシャー)の毛の手入れ

普段は月に1回お風呂に入れています。シャンプーの間があくと抜け毛も増えます。

冬は乾燥しやすく、乾燥するとすごくかゆがるので保湿成分が入ったシャンプーに切り替えたり、保湿のスプレーやクリームを塗るようにしています。そういうケアをしているのでセリカに関してはフケなどはあまりでないのですが、ドッグランに行くとフケが多いミニピンをよく見かけることがあります。

乾燥が進み、かいたりするとシングルコートのミニピンはすぐ剥げます。剥げると治るまでに時間がかかるので、日頃のケアは大事です。

セリカ(ミニチュアピンシャー)のケガ・病気・事故

特に今まで病気、ケガ、事故にあったことはありません。 ですが一度、フローリングの上ですべったときに足を痛めたのか、「キャン」といって後肢をあげていることがありました。その後マッサージをして元に戻ったのですが、足が細いので骨折や脱臼などは気をつけたいなと思っています。

よくジャンプする犬種ですので、ジャンプの癖をつけないとか、高いところから飛び降りないように注意した方が良いと思います。知り合いのミニピンがソファから飛び降り、骨折したことがあります。 打ちどころや落ち方などが悪かったんだと思いますが、そんな所から飛んだだけで骨折してしまうと知り、とても怖くなった時がありました。

セリカ(ミニチュアピンシャー)とのエピソード

セリカとの出会いはとても悲しい出会いでしたが、表情が全くなかったこの子の喜怒哀楽を表情だけでわかるようになったり、最初は甘え方も知らなったのに、心を開いてくれて甘えてきてくれたり、私を守ってくれようとしたり、この子なりの愛情を伝えようとしてくれるようになり、ほんとよかったと思います。

ミニピンは飼いにくい、しつけが大変、全然懐かないと言われることもあるようですが、そんなことはなく愛情を注いであげるほど、相手も愛情を返してくれますし、ちゃんと想ってしつけを教えれば覚えて実行してくれます。

吠え癖などは小さい時から教えていけば減ると思いますし、飼ってみて一緒に住んでみないとわからないことも多いと思います。私もセリカを迎える前、ミニピンの性格や飼い方、大変なことなど調べて覚悟はしていましたが、まったく大変なんてことはなく、逆にすごく愛情を示してくれる子だなと思いました。警戒心が強いのはセリカもそうですが、その警戒してる理由をわかってあげて取り除いてあげると、きっと警戒心も少しは減るのかなと思います。

ミニピンはそれほど沢山飼われている犬種ではないので、わからないことなどはあると思いますが、ミニピンにも個々の性格があるので、一つの情報だけにとらわれないで、幅広く知っていただけたならと思います。

私もセリカと一緒に住んで、この子だけの性格など知ることができ、ミニピン全体の印象が変わりました。あのかっこいい外見からは想像もできないほど甘えたなので、そのギャップもまたミニピンの魅力だと思います。

セリカ(ミニチュアピンシャー)

セリカ(ミニチュアピンシャー)

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※記事執筆時点の情報です。ご利用の際には公式サイト等で最新情報をご確認ください。
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