東京はあまり犬の散歩環境が整っているイメージがありませんか。実際に街はゴミゴミ、犬が入れる大きな公園はほんの数えるほどです。
ところが東大(灯台)もと暗し。東京大学という意外な穴場が!しかし愛犬連れだと構内のどこを犬連れで歩けるのか?どこを歩けばいいのでしょうか?
今回は東大キャンパス犬散歩デビューをしてみたいあなたのために、現役東大生よりまめに「通学」しているお友達のパピヨン二匹が東京大学「駒場」キャンパスの犬散歩ガイドをいたしましょう。
この記事に登場する愛犬
耳蔵 ♂ (パピヨン)
銀次郎 ♂ (パピヨン)
犬を連れて東大駒場キャンパスをいざ散歩!
東京大学のキャンパスというと、大きく二つあります。ひとつは「赤門」で有名な文京区にある東京大学です。東京大学付属動物医療センターがあるのも文京区です。こちらの東京大学(以下、東大で省略します)も犬散歩ができます。
国の土地ということで、一般の人々も入れないのはおかしいという声があがったため、どちらの東大でもお年寄りも家族も子どもも犬も中に入れることになった、と耳にしたことがあります。
しかし今回は教養学部がある、目黒区の東大キャンパスの方の犬散歩ルートやあれこれを、ご近所のパピヨン耳蔵と銀次郎がご紹介したいと思います。
まずアクセスですが小型犬をスリングなどに入れて電車で向かう場合です。渋谷駅で京王井の頭線ホームに向かいます。吉祥寺駅行きの各停列車に乗り、駒場東大前駅で下車します。
急行は止まらないので要注意です。(*ちなみに井の頭線全面協力により東大入試の日のみは急行も停まります)
進行方向に向かい最後尾の車両に乗ると、降りてすぐに東大駒場キャンパスの正門です。小田急線で向かう場合は東北沢駅で下車し15分ほど歩きます。
入り口はほかにも複数あります。どこからでも出入りは自由です。しかし西門だけは夜八時半ごろになると鍵を閉められてしまいます。中からも出られません。代々木公園から徒歩移動する場合は20分はみましょう。
車で向かう場合は、基本的に部外者は大学の敷地内に車で入れません。しかし構内にあるレストランに食事に来た、といえば車で正門をくぐれます。ただし原則的に部外者の車は入れないということをくれぐれも忘れないでください。
(注意: あくまでも大学です。犬があまり吠えたてたり暴走したらすぐに大学敷地外へ出ましょう。そして当然、犬の糞は持ち帰りましょう。ルールとマナーを守って犬散歩をしましょう)
東大駒場キャンパスのメインは銀杏並木通り
構内は自由に犬の散歩ができますが、お勧めはまず銀杏並木通りです。駒場キャンパスのメインの道になります。
この通りはまず車が入ってこれないので、比較的リラックスして犬散歩ができます。(ただし自転車を飛ばしている学生もいるので要注意)
大学の夏休みや冬休みにここを歩くと、ガラガラですが一番学生が多い五月の時期は初々しい新緑と新入生たちで非常にフレッシュな雰囲気です。真夏の昼間も日陰が多く、犬散歩をしやすいです。
そして東大生たちの会話を耳にしながら犬散歩をしていると、なんとなく自分も若返った気分(!?)になります。そして犬を連れているおかげで「可愛いですね」と学生に話しかけられることもあります。
そこから雑談が弾み、単身上京でホームシックにかかっている話や将来の夢など話してくる学生もいます。思わずこちらまで身を乗り出し真剣に答えてしまうことも!
留学生も多いので英語会話をすることも多く、またたまにフレンドリーな教員たちにも話しかけられ、気づけば小難しい議題の会話になってしまっていることもあります。
さらにさすが東大。テレビでコメンテーターをしている教授たちも見かけます。
並木通り沿いには趣のある旧校舎も建っているのですが、夜に歩くとライトアップされて非常にロマンチックです。札幌や横浜を歩いているような錯覚をおこすくらい、ムード満点。
とくに紅葉シーズンになると、木々が真っ赤に染まり圧巻の光景です。へたな紅葉観光エリアに足を運ぶよりよほど雰囲気があります。雪が降る冬も然り。