関東近郊で海へ行くなら、少し足をのばしてでも綺麗な海へ行きたいものです。伊豆の海は透明度も高く、期待を裏切りません。
伊豆は犬天国でペットと泊まれる宿やドッグラン、カフェなども多くありますが、今回は南伊豆にある愛犬と一緒に利用出来るキャンプ場と、その近くのビーチをご紹介します。宿でゆっくりもいいですが、アウトドア好きには大満足のおススメコースです。
この記事に登場する愛犬
マメぞう(ロングコートチワワ。男の子)
南伊豆、ペットOKのキャンプ場ワンダーフォレストTERRA
夏が始まったばかりの7月海の日3連休、今季初の海とキャンプに出かけました。当初の予定ではペットと一緒に泊まれる宿に一泊して、海水浴に行くハズでしたが、海開き初日で3連休と言う事もあり、どこもかしこも宿は満室で予約が取れませんでした。夏場の伊豆は人出が凄いので、行くなら早めに予約しておかなければなりませんね。ペット連れなら宿も限られてくるので特にそうです。
そこで考えついたのが、宿が取れないならテントを持って行って泊まればいいじゃないか!しかし、勝手に野宿するわけには行きませんから、海に近いペットOKのキャンプ場を探し今回の『ワンダーフォレストTERRA』を見つけました。
静岡県賀茂郡南伊豆下賀茂899
伊豆は好きで季節に関係なくよく訪れており、電車や高速バスでも来た事があります。今回は犬連れでキャンプやビーチグッズなどの荷物も多く、南伊豆は路線バスの本数も限られており、移動も大変なので車でやって来ました。
首都高から東名高速に乗りましたが、早朝に出発したにもかかわらず大渋滞にハマってしまい、キャンプ場に到着したのはなんと午後3時過ぎと言うとんでもない時間で、その日は海どころではありませんでした。恐るべし海の日連休です。
南伊豆、森の中のキャンプ場
南伊豆へ行くには高速を下りてから主な3ルートがあり、東伊豆の海岸沿いを走るルートと西伊豆の海岸沿いを走るルート、山々を抜ける中央ルートがあり、今回はどうやら中央ルートを通って来たようです。特に決めたわけではありませんが、何となく走っているうちに山の中でした。
途中まではナビでだいたい順調に進んでいましたが、現地近くになるとナビにも表示されない道なき道で、話には聞いていましたが、コケが生い茂った急勾配で所々に山から崩れ落ちた石が転がっている状態でした。道幅も狭く、スレ違いは絶対無理な感じです。自分達は普通自動車でしたが大型のキャンピングカーは、よくここまで来れたなあと感心しました。
キャンプ場に到着するまでの恐怖の道を走っている、と言うか登っている時は本当にこんな所にキャンプ場があるのか?と不安でしたが、何とか無事到着しました。
もう夕暮れ前だったので早々テントを設置、お気に入りのティッピーテントです。小さく見えますが大人4人広々横になって寝られるサイズです。
敷地内ですが、一応区画はあるみたいですが地面はほとんど整備されてなく、木を切り開いた山の中にテントを張るような感じになります。車は受付の前にある駐車場に停めるので横付けは出来ません。しかし、遅めの時間に着いたにもかかわらず空いていたので、駐車場からほど近い場所に陣取れたので良かったです。
周りにもテントを張っているのは数件で、気を遣う事もなさそうでした。
老夫婦が経営しているので段取りがうまく行かない事もあり、過剰なサービスは望まない方が良いかも知れません。一応ログハウスやキャビン、バーベキューハウスなどもあり、トイレに炊事場と最低限の設備は整っていますが、細かい事を気にしない人向けのキャンプ場だと言えます。
海が近くて犬連れOKのキャンプ場は、ここと後もう一件あったと思いますが、そちらは既に埋まっていましたので、ある意味ここは穴場だと思います。
ポツンと山の中でサバイバル生活しているみたいで楽しいですよ。自分達は「寝れれば平気 !」なタイプなので大丈夫だったのかも知れませんね。静かな環境でノンビリ過ごせれば問題ありません。
虫除けスプレーや蚊取線香も焚いたんですが、それでも虫は凄いですしバンバン何かがテントにアタックして来て、最初は何だろう?と思っていましたが、朝起きたらテントにセミが沢山張り付いていました。
ティッピーテントの中ですが、こちらの上から吊るしているライトは扇風機にもなっているのでとても便利です。どちらか片方の機能だけを使う事も出来ますし、乾電池を利用しているので停電時や被災用にも使えそうです。
お風呂は予約制の貸切で利用出来ますが、近くに『下賀茂温泉』が湧いている立ち寄り温泉が沢山あるので、せっかく伊豆に来たんだし買い出しがてら温泉に入って来ようと思います。
その間マメぞうはテントの中でお留守番ですが、夏場でも伊豆の森は涼しく陽が落ちると肌寒いくらいなので、テントの中は快適だし大丈夫そうです。
入浴は下賀茂温泉で
温泉街に出るのに、またあの恐怖の道を通らなければならないかと思うと気が引けましたが、気合いで脱出しました。とにかく帰りは暗くならないうちに戻って来ないと、道は悪い、暗い、前方から車に出くわす、なんて事になったら大変です。
立ち寄ったのはキャンプ場から車で10分くらいの所にある『銀の湯会館』で、源泉掛け流しの露天風呂や寝湯などもあり、下賀茂温泉をじっくり堪能出来ます。
お食事処とお休み処もあるので、ゆっくり寛げそうですが残念な事に今回ばかりは早めに出なければなりません。
結果的には暗くなるまでに戻る事が出来、前方から車が来る事もなかったのでラッキーでした!
銀の湯会館から歩いてすぐの所にスーパーがあり、そこで食材を調達出来ます。今日は早朝に出て大渋滞にハマりグッタリで、もう遅かったので火おこししてバーベキューする気力もなく、出来合いの食料を買って晩酌で終わりました。そう言うキャンプもアリですよね!
温泉の敷地内にいた黒猫ちゃん。ノラにしてはメチャメチャ人懐っこく毛並みもいいです。訪れる人達に沢山さわられて慣れているみたいですね。
大アクビまでして、すっかり寛ぎモードです。マメぞうが来る前からいた先住猫が黒猫だったので、カブッて見えてしまいました。
愛犬と一緒に多々戸浜ビーチへ
キャンプ場から南伊豆と下田のビーチへはアクセスしやすく、車で10分前後で行く事が出来ます。伊豆ほとんどのビーチは犬連れOKなようですが、事前に確認しておいた方が良いです。駐車場はかなり混雑するので、せっかく車を停める事が出来ても後からペット禁止です!なんて言われたら悲しいですからね。
キャンプ場から一番近い犬連れOKのビーチが日本の渚100選にも選ばれた『弓ヶ浜』ですが、今回は『多々戸浜』へ行きました。こちらも水が澄んでいて砂浜も美しいビーチです。
朝早くにキャンプ場を後にし、ビーチの駐車場を確保しました。シーズン中は午前中でもすぐ満車になってしまうので、早めに行かなければなりません。海の家があるので食事は出来ますが、一旦車を停めるとまた出る事は難しくなるので、必要な物があるなら事前に買っておきましょう。
シェードを広げて場所確保!午前中なのでまだ余裕あります。
マメぞうが綺麗な砂浜にオシッコしないようマナーベルトしっかり着用。
森の中のキャンプ場とは全く違いビーチはめちゃくちゃ暑いので、マメぞうにはひんやりシート用意していますが暑そうです。
愛犬を車に乗せる時は安全快適に
マメぞうが車に乗る時はチャイルドシートならぬ、犬用のボックス型シートの中に入っています。車の座席に取り付けられるようになっているので、もしもの時に安全ですし、快適なのか移動中はいつもグッスリ寝ています。取り外せば出先の宿でのベッド代わりにもなり、折りたたみ式なので使わない時はコンパクトに収納出来て大変便利です。
これから少し早めに切り上げて、東海岸沿いを次の目的地である箱根方面へ移動します。
伊豆の海は関東で一番!
いつになく綺麗な伊豆の海ですが、海開きしたばかりなので更に美しく感じます。水の透明度も高く砂もサラサラです。
海が好きで、よくあちこち出向きますが関東では伊豆の海がやっぱり一番だと訪れるたび実感します。
動物も好きで『シャボテン公園』や爬虫類が沢山いる『iZOO(イズー)』にも、マメぞうを犬バッグにインして連れて行った事があり、温泉やグルメも楽しめる伊豆は季節問わずまた来たくなりました。
周辺でペット可プランのある宿