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和佐又山キャンプ場で愛犬と一緒に家族全員初キャンプ

関西エリア

一ヶ月前に我が家へやってきた5歳のトイプードルの女の子。保護犬カフェで出会い、里親になりました。

繁殖犬として、生まれてきてから外に出たこともなく、当然キャンプの経験も無し。

自分達家族もキャンプ経験が無いのですが、どうしてもキャンプに連れて行きたかったのです。

キャンプの場所は、奈良県上北山村の和佐又山キャンプ場。

なぜ、この場所に白羽の矢が立ったのか、これから紹介していこうと思います。

この記事に登場する愛犬

 マリア ♀ (トイプードル)

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流星群と真夏の涼しい夜

キャンプ当日の日時は、2018年8月13日。この日は、ペルセウス座流星群が極大をむかえる日ということでした。

そのうえ、2018年は酷暑と言われるほどの猛烈な暑さです。流星群が見れて、涼しい場所に行きたい!という思いの果てに、検索していると和佐又山キャンプ場を発見。

奈良県大宇陀を国道沿いに南に行くと、大きなダムを三つ越えた先にありました。

トンネルの出口をすぐに右折するので、うっかり見落としそうな入口です。

国道からは、ちょっと不安なグネグネ山道を10分程登っていきます。
着いた先には山小屋があり、ここが受付のようです。

キャンプ場といえば、近くに川があるのが定番な気がします。
しかし、和佐又山キャンプ場は、山頂付近なので川はありません。

子供達がはしゃぐ場所ではなく、大人がゆっくりする場所って感じです。
アクティブな犬にとっては、合わないように思えました。

ちなみに水道の水はとっても冷たいので、愛犬は喜んで飲んでいましたよ。

和佐又山キャンプ場は、標高1100mにあるキャンプ場です。
このキャンプ場からは、世界遺産の大峯奥駈道、大普賢岳の登山口があります。

キャンプ場からの眺めは、周囲の山々の山頂と自分の目線が同じくらいの高さ。
この標高になりますと、世間では酷暑でしたが、途中から長袖じゃないと寒かったですね。

夜は布団にくるまって、家族全員でくっつかないと寒いくらいなんです。

お風呂は宿泊者でないと入ることが出来ません。
その為キャンパー達は、国道に戻って更に南に行った温泉へ向かいます。

その温泉では、コンビニが併設されています。
しかし、そのコンビニ以外に近くに店は無いので、途中で仕入れておきましょう。

悪天候の中で

キャンプ場に到着したのは、15時頃でした。
天気も良くて、見晴らしも最高!

早速、バーベキューの準備を始めようとしていたら…

なにやら怪しい雲行き・・・

向こうの山から暗雲が立ち込めてきました。
準備を中断して、テントやバーベキューコンロを車の中に戻しました。

この間、5分くらいだったのですが、振り返ってみると…

周りも真っ暗に!

すぐ目の前まで雲がせまってきています。

なんだか湿った暑い空気と、雷の音が聞こえてきたので車内に避難。
そこから先、1時間半程は豪雨と落雷が続きました。

通路は川のように雨水が流れて、キャンパー達も車内へ避難しています。
先に着いていたキャンパー達のタープやテントは暴風で倒れてしまっています。

山の天気は変わりやすいとは、まさにその通り。
さっきまで青空だったのに、こんな台風のような悪天候に一瞬で変貌。

雨は次第に上がっていき、雷雲も遠くへ行ったようです。
湿った暑い空気が無くなり、爽やかに冷えた風が通ります。
木々の間からは、木漏れ日が差し込み、幻想的な風景を見せてくれます。

さっきまでの豪雨が嘘のよう

雨降って地固まる

実は我が家の愛犬、保護犬カフェで接客していただけあって愛想は良いんです。
しかし、私達家族に対してはどうも心を開いてくれなかったんです。

うわべだけの懐き方で、感情むき出しにならない。
この状態は良くないと思って、みんなで違う環境に飛び込んでみようと計画したわけです。

そこで、豪雨と落雷に見舞われました。
周りは雲の中に包まれたので、真っ白。
閃光とほぼ同時に起きる爆音。

車内とはいえ、家族全員が不安でいっぱいでした。
この悪天候の間、家族みんなで愛犬を囲んでいたのですが、これが良かったみたい。

雨があがって外に出た後、愛犬が尻尾を振って懐いてきました。
普段は抱っこされる時に逃げたりするし、胸の上に置いてもすぐに逃げる子なのですが…

愛犬ドアップショット!

私の胸の上で、おとなしく写真を撮らせてくれました。
この後は、顔を舐められまくりでしたが。

バーベキューの間も愛犬は大はしゃぎです。
私達も初めてのキャンプなので、準備不足はたくさんありました。

でも、愛犬がこれだけ喜んでいる姿を見せてくれると、準備不足なんてどうでもいいことですよね。

和佐又山キャンプ場で天体観測

さてさて、バーベキューの後はメインイベントの流星群です。
夜の21時をまわり、周りのキャンパー達の灯りが消えていきます。

テントから顔だけ出して寝転がり、空を見上げると肉眼で天の川がハッキリと見えます。
あまり視力の良くない私でも天の川が見えますので、かなり星が見えるのでしょう。

私達が寝転がっていると、なんと愛犬も私の頭に自分の頭を擦り付けて寝転びます。
それも、お腹を上にして!

ここまで信頼されると嬉しくなりますよね。
星を見るのも忘れて、しばらく愛犬の頭をナデナデしました。

すると、周りのキャンパー達から小さな歓声が起こります。
流れ星が見えたとのこと。
他のキャンパーもペルセウス座流星群を見にやってきていたようです。

それにしては、キャンプ場内は混雑していません。
きっと、和佐又山キャンプ場自体が穴場スポットなのでしょう。

私も天体観測モードに戻って、たくさんの流れ星を見ました。
途中、空の端から端まで、オレンジ色の大きな流れ星が尾を引いて流れました。

願い事なんて、10回くらい言えそうなくらいの時間。
実際は、願い事するなんてこともせず、感動していただけ。

ふと、横を見ると愛犬はお腹を出して眠ってました。
たった数時間で、こんなに態度が変わるものなのかと、流れ星よりも驚きでしたね。

一夜明けて

愛犬とずっと一緒に寄り添って眠った夜。
疲れていたのか、みんなグッスリ眠れました。

そういえば虫の声や鳥の声も、聞こえなかったです。
和佐又山キャンプ場は標高が高いからでしょうか?

朝も爽やかな風の音が聞こえるだけです。
朝日が差し込み、目を覚ましたのでテントを開けた所をパシャリ。

早朝、テントの中から

朝日を眺めて、気持ち良さそうな愛犬です。
直射日光ですが、暖かく感じる程の外気温。
これでも8月なんですけどね。

太陽が近く感じます。
朝一番の便でしょうか、飛行機が太陽を貫いてます。

太陽と飛行機雲

さて、コーヒーを飲んだら、愛犬の朝の散歩へ向かいます。
すると、散歩している犬と何度かすれ違いました。

他のキャンパーさんも犬連れが結構多かったんですね。
多頭飼いのご家族もいらっしゃいました。
受付の山小屋にも犬がいましたね。

犬にとっても、人にとっても、心地良いキャンプ場なのでしょう。
チェックアウトは午前中いっぱいOKということなので、ゆっくり出来ます。

愛犬と一緒に景色を眺めていると、愛犬が擦り寄ってきました。
今までこんな体験をした事がない、繁殖犬だった愛犬。

ブリーダーだった元の飼い主から保護されて私達が里親になってから、やっと家族になれた気がします。

これからは、楽しい事ばかり一緒に体験していこうと言い聞かせました。

和佐又山キャンプ場を愛犬と利用してみての感想

真夏でも和佐又山キャンプ場はとにかく涼しい、を通り越して寒いくらいです。
しっかりと防寒対策をしたほうが良いですね。

キャンプ場の受付の方達は、とても親切でした。
しかし、施設の充足具合から見ると、キャンプ初心者にはオススメ出来ないです。

キャンプ経験者の静かな時間を過ごしたい方にピッタリの場所。
値段も一般的なキャンプ場よりもリーズナブルです。

和佐又山キャンプ場は冬はスキー場に変貌するということですが、そこまで車で行けるのか?
いろいろとドキドキなキャンプ場でした。

■詳細情報

この記事の執筆者の愛犬
マリア
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