愛犬と散策に出かけよう!こおろぎ橋
愛犬よ、お待ちどう様!!!ということで、いよいよ、山中温泉のメインスポットとなる鶴仙渓遊歩道散策へ。陽気なトイプードルトリオの出番到来です。
雨は上がったものの、川床の営業は実際に行ってみないことにはわかりません。ちょっぴりドキドキしながら、期待を胸に秘めて鶴仙渓遊歩道を散策しに行きましょう。
私たちは朝食後、宿からこおろぎ橋を目指してから川床へ向かい、そして、あやとりはしを渡る散策コースに出かけました。
こおろぎ橋から、あやとりはしまでの距離は約1k程。川床での涼を含めると2時間ちょっとかけて満喫できます。
私たちの散策はここからスタート。かがり吉祥を過ぎ、こおろぎ楼を通ると、こおろぎ橋が見える。ここを渡ると、緑が徐々に色濃く、川のせせらぎが聴こえてきます。
こおろぎ橋は、江戸時代に架けられた橋。現在の橋は架け替えられた橋ですが、それでも当時の構造を再現し、ほぼ形を変えずに架けられたとか。
ん、これなんて読むねん?これで、こおろぎって読むんだよ。こおろぎ橋は総ヒノキ造り。
愛犬がマーキングしないような配慮と、愛犬の万一のマーキングや飲用水にも使えるので、是非ウォーターボトルの持参をお忘れなく。
3頭でハイ、ポーズ!撮って、撮って!とばかりにご機嫌の3頭です。
サラ大丈夫?疲れたら僕がおんぶするよ。疲れたら小脇に寄って小休止、マイペースで歩けるところもグッド。
愛犬も楽しそう!道幅は広くないけれど、愛犬にとっては、このなんとも言えない道幅と、地面の石ころや草の感じが、ウィットに飛んでそれを足元に感じるのが嬉しい様子。歩き方も軽快でとても気持ち良さそうでした。
良い感じでしょう?宿を外から観るとこういう感じに見えるんです。
愛犬と散策に出かけよう!鶴仙渓川床
遊歩道を気分よく歩いて下まで降りてきたところに川床がある。立て看板が立っている。
シーズン中は早くから列ができるほど人気なのだとか。座席に限りがある為、愛犬と渓流がよく観えるポジションでせせらぎを堪能するなら、早い時間帯がねらい目。
鶴仙渓の川床は4月から10月まで営業。但し、雨が降ると利用できない可能性あり。私たちが訪れた日は前夜から朝方まで雨。前日も雨が降ったり晴れたりの不安定な天候事情により中止でした。
滞在最終日に期待を込めて、張り切って出かけたこの日、結果はその甲斐あって10時より開店。やった~一番乗り~!
上の写真をご覧頂くと橋は真っすぐではないのがお分かり頂けると思います。くねくねっとしているのが雰囲気で伝わりますか?
川床では、愛犬を床に降ろさなければという条件で利用できるんです。また座席料金300円を支払いますが、こちらでは座席料金を含んだ川床セットをお薦めします。
道場六三郎氏のレシピによるスイーツ「川床ロール」。加賀棒茶との相性抜群でしかもふわっふわっでした。
何でも道場六三郎氏は山中ご出身なのだとか。なるほど!合点がいきました。ここでしか味わえないスイーツです。ぜひ、愛犬とお立ち寄りください。
乾いた喉を潤すのに最高!川床セットは、2つの道場六三郎レシピから選べます。
ねぇねぇ、私にも何かちょーだい。
こちらは抹茶そのものの風味。実は、パパの指示に従って朝食はサラリと済ませ、そしてお腹に余力はあったはずなのに。
モノは試しといえども、朝食直後の欲張りWスイーツの注文は、個人的にあまりおすすめできません。というのも、これからまだ歩くところ、ここから動きたくなくなるからです。
足元に注意。愛犬はちょっと自力で渡れないよね。なんて言う間もなく、わが家のやんちゃ坊主マナはピョンピョン行ってしまった。
え~!!とばかりに焦る私。足元は隙間の感覚も不規則で広め、そして滑りやすい為、ここを通る時には愛犬を抱っこするのがベター。
こちらからもマイナスイオンが出ている!?
はい、みんなで笑顔!
川床の優しいお母さん。撮影ありがとうございました!
私たちは、ここであやとり橋を渡って総湯方面へ。橋を活けると称される「あやとりはし」を愛犬と渡ります。
愛犬と散策に出かけよう!あやとりはし
この橋はトラス橋という三角形を基本単位として集合体で構成するトラスと呼ばれる構造形式によって造られた橋なのだとか。何だか難しそうだ…あやとりはしの全長は約95m。名前の由来は、あやとりに関係しているそう。
みんな~僕についてきて~。今、一番のりににっているマナ。自分でスチャスチャ歩こうとしましたが、ゆれるゆれるで、抱っこで渡ります。
上から見るとS字になっているんですと。しかも、橋に高低差があるって。あ!宿と同じだからですかね!?見ても不思議、歩いても不思議なこの、あやとりはし。設計者の創造性にに拍手喝采です!
揺れる足元にかなり緊張感ありました。ここを渡るときには足元に気をつけてね。
ようやく橋の袂が見えてきた。私たちがこれから向かう橋の袂に(川床と逆)駐車場が完備されていました。
山代温泉等、近隣温泉に宿泊しても車で来れる。日帰りで愛犬と「あやとり」できますねっ!
愛犬と山中温泉の旅の締めくくりとして
私たちは鶴仙渓遊歩道を後にして、総湯菊の湯へ。その途中には、芭蕉の館を始め、モダンなギャラリーや、山中漆器に九谷焼を扱うお店があます。
今回は愛犬と一緒なので立ち寄りませんでしたが、街中を散策するだけでも楽しかったな。
お目当ては、菊の湯の前にある温泉湧水です。とっても熱いのでやけどしないように気をつけてくださいね。
ウインドーショッピングをしつつ、私たちは、ここで温泉を汲んで宿に戻りました。よく冷ましてからクーラーボックスに入れて自宅へ持ち帰ります。
私たちは帰宅後、この温泉を使って愛犬をお風呂に入れてあげるのです。温泉地を旅する時には、空のボトルを持参します。
こうすることで、愛犬にもお湯の良さを感じてもらえるんです。そして、愛犬との旅の楽しい思い出を共有できるんですよ。
今回の山中温泉への旅、特に宿の中では、愛犬と一緒に過ごすことができない時間がありました。
自宅で留守番、ペットホテル等を利用する方法もありましたが、私たちは一緒に楽しむ道を選びました。
そんな私たちにとって、今回の旅は正解でした。それは愛犬の表情に表れるからです。帰宅してから更に生き生きとしています。同時に、私たち人も愛犬との関係性を深められたことに確信が持てます。
また私たちの姿を見て、3頭を可愛がってくださり、また話しかけてきてくださる見ず知らずの方と一期一会がありました。
その中で、家にも犬がいる。お留守番してるから寂しい。預けているから気になる。というようなお話を耳にする時、私の心に印象深く残ります。
そして、そのような皆さんに共通していることは、愛犬と一緒に出掛けられるものなら一緒に居たい。という想いがあることです。
愛犬との距離を縮めること、愛犬と過ごす時間を延ばすことに、まだまだ改善や学び、そして協調性を推進する必要はあるかと思います。また好みや習慣の違いもあります。
それでも共通の想いは、少しずつ変化し、より人と動物の関係性を深めている。ということを実感する旅となりました。
今後も進化し続ける愛犬との生活スタイルに希望を込めて。