フライングドッグ写真を撮るためのカメラの選び方
フライングドッグ写真を撮るための「コツ」から必要になる重要な機能・機構は、「シャッタースピード設定」、「AF(オートフォーカス)機能」、「連写」、「絞り値の調整」、「ズーム」、そして「モニターの可動機構」だということがわかりました。
これらの機能や機構は、エントリークラスでも一眼レフカメラであれば、ほとんどの機種が最低限のものを搭載していますが、特に「AF(オートフォーカス)機能」は、各社の特徴や技術の差が生じるポイントなので注目しましょう。
「ズーム」の画角範囲はレンズに依存しますが、広角から望遠までをカバーするズームレンズとのセット商品(レンズキット)の構成・スペックにも注目します。
そして、価格も重要です。いくら性能が良いといっても、実際に買うことができない値段では現実的ではありません。
「フル」サイズのセンサーを使った一眼レフカメラは、レンズキットで最低20万円台から30万円以上という高価なものなので、今回は主に「APS-C」サイズのセンサーを使った一眼レフカメラを中心に選びます。
広角から望遠まで、広範囲の画角をカバーできるズームレンズとのセット(基本は2本組の「ダブルズームキット」)で、10万円以内で購入できるカメラが対象です。
フライングドッグ写真におすすめの一眼レフカメラ1.ニコン D3500 ダブルズームキット
フライングドッグ写真におすすめの一眼レフカメラ、最初にご紹介するのは「ニコン D3500 ダブルズームキット」です。
ニコンは、日本のカメラを牽引してきた代表的なメーカーで、特に「フィルム一眼レフカメラ」においてはキヤノンとともに世界を席巻しました。報道関係などのプロカメラマンからは信頼度の高いブランドです。
その歴史を背景に、ニコンはデジタルカメラにおいても「一眼レフカメラ」を得意にしています。最近ではミラーレスにも力を入れ始めましたが、主力が一眼レフカメラにあることには変わりがありません。
「ニコン D3500 ダブルズームキット」は、2018年9月に発売したニコン一眼レフカメラのエントリー機です。センサーはAPS-Cサイズで、一眼レフタイプとしては小型軽量(本体415g)なのが特徴です。
キットレンズは「18-55mm(35mm版換算で約27-82.5mm)」と「70-300mm(同105mm-450mm)」が付属するので、愛犬との距離を気にすることなく撮影ができます。
D3500の大きな特徴は、初心者でも細かい設定なしで、いろいろな写真が撮れる「ガイドモード」や「シーンモード」が搭載されていることです。
ガイドモードでは「動く被写体を撮る」、シーンモードでは「スポーツ」の項目を選ぶだけで、愛犬の動き回る写真を撮影しやすい設定に自動的に変更してくれます。
フライングドッグ写真には、「連写」モードを使うのもおすすめです。D3500は、1秒間に最高5コマの連写ができるので、ナイスショットの確立も高まります。
ニコンの一眼レフは「AF(オートフォーカス)」性能が高いことでも知られており、その点を含めても完成度の非常に高い一眼レフカメラということができます。
「ニコン D3500 ダブルズームキット」は、誰でも簡単に使えるおすすめのデジタル一眼レフカメラです。