我が家は、意識しているわけではないのですが、伊豆へ久しぶりに出掛けると続いて何度か通ってしまったりすることが時々あります。
今回3週連続で通ったのは、そんな偶然が重なったわけではなく、最初に時間的余裕がなくて行かれなかった伊豆下田の爪木崎へリベンジし、3度目は、愛犬を温泉に入れたくて再々度訪れることになりました。
この記事に登場する愛犬
蕾(キャバリア×ビーグルのmix犬。女の子)
伊豆下田の恵比寿島を愛犬と探検
伊豆下田の爪木崎のそばにあるのが恵比寿島。
小さな島で、橋で渡ることができます。
橋を渡ったところに通行止めと書かれた看板がありました。恵比寿島の周囲と少し小高くなった丘の上に散策路があるのですが、どこが通行止めなのか書かれていなかったため、まず海岸沿いに伸びる散策路をわんちゃんと歩いてみました。
海岸から打ち寄せる波すれすれの所にある恵比寿島の散策路は、島の形に添って伸びています。
暫く歩いて行くと、この散策路が途中で壊れていて歩くことができなくなりました。通行止めと書かれていたのはこの事なのかと納得して引き返します。
今度は逆側から歩けるかと思い、見に行ってみるとやはり角を曲がったところで歩道は崩れ落ちていて、恵比寿島の外周を廻れる散策路は行くことができませんでした。
おそらくこの遊歩道は、夏に来た台風によって壊されたのではないでしょうか。 江ノ島なども壊滅的なダメージを受けて、ヨットハーバーが随分やられちゃいましたよね。
仕方ないので階段を登った所にある丘の上を散策してきました。
丘の上の散策路からは下田の海が見えませんが、ほぼ自然の状態で残された島が残っていて、椿の木や桜、水仙などが咲いていました。
私達が散策している間に誰にも会うこともないような小さな島ですが、独り占めした気分で散策することができ、橋の逆側には若山牧水の碑が建っていて伊豆下田の海が望めます。
恵比寿島の中心には灯台と、恵比寿神社が鎮座しており綺麗に手入れがされていました。
丘の上の散策路を1周しても20分ほどで歩くことができ、この場所から見る伊豆下田の夕日はとても素敵だろうなと思いながら恵比寿島を後にします。
どこまでも白い砂が美しい伊豆下田 白浜海岸
135号線から見える真っ白な砂が続く海岸が伊豆下田 白浜海岸。
夏になると海水浴客が多く訪れる下田でも人気の海岸です。
そんな下田 白浜海岸も季節外れにはそれ程観光客も多くないので立ち寄ってみました。 千葉の御宿の砂浜も綺麗ですが、下田 白浜海岸の砂の方が細かくて白さが際立っています。
愛犬は海で泳いだことはないのですが、海が大好きでいつも波と戯れています。この日も真っ白な綺麗な海岸にテンションはマックスになり、ひとりではしゃいでいました。
いつか愛犬を海で泳がせてあげたいなと思うのですが、夏の海は人がいっぱいで、わんちゃんも一緒に遊べる海岸って限られてしまう上に、海水から上がったときの始末を考えると未だに経験させてあげられていません。
ほんの少しの時間でしたが、愛犬は砂の感触を楽しむように冬の海を満喫していました。
やっぱり伊豆下田の海は綺麗なので、もっともっと遊ばせてあげたかったですが、夕暮れになってきたので家に向かって車を走らせました。
愛犬の温泉を求め伊豆の国パノラマパーク
3度目に中伊豆へ行くようになった目的は、中伊豆にある温泉スタンドで愛犬用に温泉を購入するためです。
ヘルニアの治療中、愛犬は皮膚疾患にもなってしまいずっと薬を飲んでいたのですが、思うほど回復しなかったので、温泉の効能に頼ってみることにしました。
折角出掛けるならわんちゃんの散歩を兼ねて、少しは散策したいと思って立ち寄ったのが伊豆の国パノラマパーク。こちらには以前来たことがありますが、リニューアルしてから来るのは初めてになります。
ゴンドラは抱っこできるサイズのわんちゃんなら一緒に乗ることができ、ゴンドラから見える富士山はとても綺麗でした。
愛犬と一緒にゴンドラで葛城山の頂上に到着。まずは散策路を通って一番奥にある、幸せの鐘まで行ってみました。
伊豆の国パノラマパークの散策路は3つほどのコースに分かれていますが、ゴンドラ駅から幸せの鐘までどのコースを歩いても15分ほどなので、行きと帰りは違ったコースを歩いて見ても良いかもしれません。
新たにリニューアルされた場所は、足湯と茶屋の横にできた天空のテラス。
私達もお茶と和スイーツを買ってわんちゃんと一緒に一休みしてきました。
こちらからの景色は、雪化粧した富士山と、富士のすそ野から駿河湾を望む風景です。
そして最後は足湯に浸かってのんびりと伊豆の国パノラマパークを満喫。
この日は関東に大雪が降った後の日だったので、ぬくぬくと暖まる足湯がとても気持ちよく、足も軽やかになりました。
雪が残る狩野城址を愛犬と散策
まだ温泉に行くには少し早い時間なので、もう一つ寄り道したのは狩野城跡。
狩野城址は幹線道路から少し山間に入ったところにあり、周りにはあまり家もなく静かな農村地帯にありました。
狩野城址の駐車場に車を停めて散策路を確認してみると、どうやら山に登るようです。
散策路にはまだ雪が大分残っていて、歩けるかなと思案していましたが、どうやら愛犬は行く気満々。
このような雪道は、登りは良いけど下りが滑って危険です。私達もまさか伊豆に来て雪が残る山道を歩くことになるとは思ってもいなかったので、その準備もしてきていません。
わんちゃんは行く気満々なので、行かれるところまでと言う思いで出発。
狩野城址の山頂までの道のりは、足場が悪かったこともあり登りで40分。帰りは30分ほどのコースです。
山の中に入ってみると、生い茂る木々が有ったおかげで思うほど雪は積もっていなかったため歩くことはできました。愛犬はそんな私達の気持ちとは裏腹に、雪を見てはしゃいで大喜び。
狩野城址の山頂付近にいくつか平になっている場所があり、それが屋敷跡だと思いますが山頂に少し広くなった本郭跡地と思われるところがありました。
それとほぼ壊れ掛かった建物があり、思ったよりもこぢんまりとした跡地でした。
狩野城は、平安時代に狩野維景によって築城されたお城で、250年にわたり中伊豆地方で勢力を振るっていたとされています。
狩野城址からの下山は、枯れ葉の上に積もった雪はとても滑りやすいので、愛犬はノーリードで下山。
私達の間を行ったり来たりして、愛犬はとても楽しそうに散策をしていました。
城址としてはあまり見所は無いかもしれませんが、わんちゃんと一緒に散策するには静かで歩きやすくとても良い場所です。
コースも通常なら1時間もあれば山頂までの往復ができるので、きっとわんちゃんも喜ぶと思います。
わんちゃん連れ伊豆旅行まとめ
狩野城址を後にして、温泉スタンドで愛犬用の温泉を買い、私達は温泉に入ってから帰宅しました。
3週にわたって伊豆を散策してきましたが、とても充実した散策をすることができたと思います。愛犬もいつもとは違う匂いを嗅いでリフレッシュ。
3回目には思わぬ雪の中をわんちゃんと散策できたことも、今思えばとても良かったと思っています。
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