北海道も早後半になり、残された観光地巡りは有珠山を最後に、北海道滞在で初めてホテルに宿泊。
偉大な火口や今でも吹き上がる水蒸気。その風景とは裏腹に火口へ背を向ければ大海原が一望できる絶景が広がっていました。
愛犬も最後の北海道を満喫しながら、大自然に挑んでいきます!
この記事に登場する愛犬
蕾 ♀(キャバリア×ビーグルのmix犬)
北海道の大自然を感じる有珠山
早朝キャンプ場を出発し有珠山へ到着。
有珠山も北海道の観光地としては人気のある所なので、こちらにもたくさんの観光客が訪れていました。
早速ロープウェイに乗って頂上駅まで向かうため愛犬はリュックin。
頂上駅からは火口の周囲を歩ける有珠外輪山遊歩道が整備されています。
散策路の所々には展望台が設置されていてトイレや休憩ができる東屋などもあります。
頂上駅から10分ほど歩いた所に最初の展望台、有珠山火口原展望台がありこの付近まではロープウェイで一緒に乗ってきた観光客も散策していました。
この先には600段ある木製の階段があるためなかなかその階段を降りて散策する観光客はおらず、ひとり、ふたりと観光客数が減っていき、階段が終わる頃には私達だけになってしまいました。
有珠外輪山遊歩道からは、噴火した火口や荒々しい姿が所々で見受けられ今でも息づいています。
食欲が復活した愛犬は600段の長い階段でもへこたれず、道草をしながらも自分の足で歩くことができました。
お天気が良いこともあり木陰になる所は休憩所のある東屋くらいだったので、有珠外輪山遊歩道を歩いているときは暑かったです。
山頂駅から1.1kmほど歩いた所に有珠外輪山展望台がありますが、この少し手前には1977年に大噴火した火口、過去最大級と言われる銀沼大火口を間近で見ることができ、現在でも水蒸気が吹き出し山の地獄絵のように不気味でした。
銀沼大火口の逆側には有珠湾の海岸線を臨むことができ、地獄と平和を象徴する景色を一緒に眺められることがとても不思議な光景です。
帰りは600段の長い階段を登らなくてはならないので、愛犬は途中でリュックに背負うようかと思ったのですが、ゆっくりではありましたが愛犬は階段の脇から生えていた草をついばみながら登り切りました。
お土産を見ながらお昼ご飯が食べられる食事処を探していたのですが、わんちゃんも一緒に食事できる場所はなく、1軒だけテラスのあるレストランがあったのですがテラスは開放厳禁になっています。
お店の方に犬がいることを伝えると快くテラスを解放してくださりそこで食事することができました。
愛犬は木の枝を囓ったりすることが大好きなので木工品のお土産を販売しているお店で、わんちゃん用の骨型をしたおもちゃが売られていたのでひとつ購入し、愛犬に与えると私達が食事している間嬉しそうにずっと囓って遊んでいました。
骨型をした木工細工は大型犬用に作られた物で、愛犬には大きすぎたのですが元々枝を囓って遊ぶのが大好きだったので大のお気に入りになりました。
北海道最後の夜はホテルへ宿泊
有珠外輪山遊歩道を歩いているときには直射日光をもろに受けながらの散策でしたが、愛犬はリュックに入ることもなく暑い中、長い舌を出して体温調整しながら歩き通しましたが、私達でも暑さが堪えたので愛犬の疲労もピークに達していたはずです。
最後の観光巡りは有珠山散策で一応ピリオドを打ち、最終日はホテルでのんびりと過ごすことにしました。
私達が予約を入れておいたホテルは、洞爺湖湖畔にあるわんちゃんOKのトーヤ温泉ホテル。(現在は閉館)
チェックインの時間まで少し間があったので洞爺湖湖畔を散策して見ました。
3時のチェックインを迎えたのでホテルへ向かうと、玄関の脇にはわんちゃん専用の足湯が設置してありました。
有珠山巡りで足が大分汚れてしまい、キャンプならともかく、ホテルのお部屋に入るのにあまり汚れていては申し訳ないと思い、女将さんに承諾を得て石けんを使って汚れた部分を洗わせて頂きました。
お部屋は10畳の和室、窓側は板張りが付いた部屋でテーブルと椅子が置かれています。
窓からは洞爺湖が一望できるオーシャンビュー。
大浴場は広々とした浴槽からも洞爺湖が目の前に広がり長旅の疲れを癒やしてくれます。
食事も部屋出しだったので、愛犬をひとり部屋に残しておくこともありませんでした。
食事が終わって寛いでいると、ド~ンと突然大きな音が響き渡りました。
音と共に七色に空を染め上げたのは洞爺湖恒例の花火。
愛犬は生まれて初めて聞く大音量にびっくりしてワンワンと吠えたら、隣のお部屋にもわんちゃんが宿泊しているようで、ワンワンと返事が聞こえました。
洞爺湖恒例の花火大会のことはすっかり忘れていたのですが、私達にとっては北海道旅行最後の夜に花を添えてくれたように感激する物でしたが、愛犬にとって花火はどう映ったのでしょうか?
ずっとキャンプをしながら過ごしてきた私にとって、ホテルでの滞在は極楽でした。
いつでも何回でも温泉に浸かることはできるし、何より上げ膳据え膳というのが一番!
愛犬も車の中では自由に動き廻ることもできませんでしたが、10畳の空間はとても広く感じ愛犬も走り回っていました。
ホテルでも骨型のおもちゃで寝る時間まで遊んでいましたが、照明を消すと直ぐに深い眠りについたようでぴくりともせず寝入ってしまいました。
明日の朝は大洗港に到着です。
北海道の大自然とふれあっていられるタイムリミットは今日の夜まで。
愛犬連れ北海道旅行!【有珠山〜トーヤ温泉ホテル】まとめ
北海道の北の果てから少しずつ南下し、とうとう洞爺湖までたどり着きました。
一時は食欲がなくなってしまった愛犬ですが、ドライフードに十勝牛を混ぜて与えることで食欲が復活し、有珠山での暑いさなかの散策も制覇し、ロープウェイで下山した後に食べたソフトクリームもペロリと一口美味しそうに舐めた幸せそうな笑顔が印象的です。
北海道の最後に宿泊したホテルでは、滞在時間中のんびりと寛ぐことができ至福の至りでした。
周辺でペット可プランのある宿
この記事に出てきた「トーヤ温泉ホテル」は現在閉館していますが、洞爺湖周辺にはほかにもペット可プランもある宿がありますので、いくつかご紹介します。
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