以前は「雑種」と呼ばれていた犬が、今ではかわいいミックス犬として人気です。欧米ではデザイナーズ・ドッグなどと呼ばれ、希少性の高い犬としてブランド化している犬種もあるとか。
現在のミックス犬は、純血犬種の特徴や容姿のかわいらしさを組み合わせ、“いいとこどり”を狙ったワンちゃんが多く出回っているようです。
今回はそんな話題のミックス犬の中でも、小悪魔的なかわいさでファンを増やしている「パピチワ」についてご紹介します。
パピチワの特徴
パピチワは、「チワパピ」とも呼ばれ、チワワとパピヨンを親犬種に持つミックス犬です。アメリカでは「チオン」などとも呼ばれているとか。
もともと、どちらの犬種にも純血種交配の長い歴史の中で、チワワとパピヨンを掛け合わせたこともあり、遠い親戚筋であるといえます。
パピチワの印象的なクリっとした瞳などは、チワワ、パピヨンどちらの親犬種にも共通するチャームポイントですね。
そんな魅力を受け継いだパピチワには、大きな飾り毛のついた三角の立ち耳や、豊かな被毛をまとって尻尾、丸い頭(アップル・ヘッド)、キュートな短めのマズルなど、他にもかわいいポイントがいっぱい。
パピチワはどちらの親犬種の特徴が色濃く出ている、と言うよりも、全体的にチワワとパピヨンがシンクロして、かわいさをアップさせているようです。
パピチワは体重3kg前後、体高25cm前後と小柄な体形で、手触りの柔らかなストレートな被毛を持ちます。
毛色には、「ホワイト&マーキング」「フォーン&マーキング」「トライカラー(三色)」などがあります。
パピチワの毛色は成長するにしたがって変化することが多く、子犬の頃から特定することはできません。その分、どんな風に成長していくのか、その過程を楽しむ醍醐味があるといえるでしょう。