冬の江戸時代にタイムスリップ? 雪の大内宿
大内宿は、茅葺屋根の民家が街道沿いに連なる集落で、季節を問わず観光客でにぎわう名所です。江戸時代初期から会津西街道の宿場町として開かれ、会津藩の若松城(大河ドラマ八重の桜で有名)から日光街道の栃木県日光市へ抜け、江戸に向かう当時の主要ルートのひとつです。
南北に伸びる全長450mの宿場町の両側に、茅葺き屋根の寄棟造りの民家がずらりと建ち並ぶさまは、まるで江戸時代にタイプスリップしたような感覚に陥ります。
この古い町並みは、1981年から保全活動が始まり、現在に至るまで江戸時代のままの姿を残しているそうです。宿場の道幅も広く、両側に民芸品や地元の農作物品が売られ、名物ねぎそばのお蕎麦屋さんもたくさんあり、選ぶのに困るくらいです。
冬のランチタイムはお蕎麦屋さんの軒先で
犬連れにとってうれしいのは、飲食でペットOKのお店もあることです。
石原屋というお蕎麦屋さんの前をうろうろしていたら、中から「ここでよろしければどうぞ」と軒先のテーブルに案内してくれました。
本来なら名物のねぎそばをオーダーするべきなのでしょうが、なぜか月見とろろ蕎麦。関東風の濃い醤油味に見えますが、上品な出汁のきいた薄味で、舌触りの良い蕎麦の風味が強い麺と良く合います。
この日は、曇り空でしたが風もなく、屋外で過ごしやすい冬のランチタイムになりました。