緑溢れるこの季節。天気の良い日は、愛犬を連れてお出かけしてみませんか?
都心からも気軽に行ける距離で、日常を忘れてゆったりとした時間を過ごせるとっておきの場所があります。
美味しいイタリアンを味わって、海と山に囲まれた自然の中で楽しそうに遊ぶ愛犬の笑顔が見られる! そんなお腹も心も満たされるとっておきのスポットをご紹介します。
この記事に登場する愛犬
あんず ♀(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)
テラス席が魅力の「横須賀アクアマーレ」で犬連れランチ
今回、犬連れランチのおすすめスポットとしてご紹介したいのは、私が以前、愛犬のコーギーを連れて訪れた、神奈川県横須賀市の県立観音崎公園内にある横須賀美術館に併設されたイタリアンレストラン「横須賀アクアマーレ」です。
東京南青山で人気のイタリアン「アクアパッツァ」の日高良実シェフが総料理長を務めているこちらのお店は、週末や祝日のランチタイムは美味しいイタリアンと観音崎の海を見渡す絶景を求めるお客さんで賑わっています。
休日の朝に急遽出掛けることになったので、ランチタイムの11時前には着くように横浜の自宅を出発しました。道路の混雑もなく、ランチタイムの30分前に現地に到着。
車は横須賀美術館の有料駐車場に止めて、愛犬の気分転換も兼ねて周辺を軽く散策しました。駐車場については、アクアマーレで食事をすると飲食代に合わせて駐車券のサービスがありますので、お会計時に駐車券の提示を忘れずに!
私たちが訪れた季節は5月の中旬だったので、お店の前の海の広場はシロツメクサが満開! 人も裸足で駆け回りたくなるような芝生が広がっていて、愛犬はゴロゴロと芝生に体を擦り付けみたり、走り回ったり、大はしゃぎでした。
愛犬家のみなさんにはわかっていただけると思いますが、愛犬の楽しそうな笑顔を見ていると、こちらもついつい笑顔になって日頃の疲れも吹き飛んでしまいます。
「海の広場」で愛犬と遊んでいるうちに、ランチタイムが近づき、ちらほらとお店の前に列ができてきたので、私たちも並ぶことにしました。そして、ランチタイムの10分ほど前になると、無事に愛犬とともにテラス席に案内していただきました。
なお、レストランの開店時間は10時なので、カフェを利用される場合は11時まで待たなくても入店できます。
この日は運良く予約なしで、すぐに案内していただくことができましたが、テラス席は人気なので、お店を訪れる際は事前にご予約されて行くことをおすすめします。土日・祝日は午前11時と11時半からのみ予約を受け付けているそうです。(2018年5月現在)
犬を連れている場合はテラス席のみの利用になりますが、犬を連れていてもいなくても、このレストランに来たら、テラス席に座りたいと思うはず! 開放的なテラスから望む横須賀の海と目の前に広がる芝生が、心地よくておすすめです。
コスパ抜群!アクアマーレのランチメニュー
さて、テラス席に案内されてひと息ついた私たちは、さっそくランチをオーダー。
横須賀アクアマーレのランチメニューは、3種類の味から選ぶピッツァセットが1,400円、5種類の味から選ぶパスタセットが1,300円からあります。
どちらもサラダとドリンクが付いて、このお値段はリーズナブル! 「せっかく来たんだから、コースでゆっくりと味わいたい」という方は、魚料理か肉料理が選べるメインディッシュの付いた3,400円のコースもあります。三浦半島や東京湾で採れた旬の食材を活かした料理でどれも美味しそうです。
その他にも、300円で食べられる日替わりのサイドメニューが5種類と、地元の野菜を使ったバーニャカウダ、鮮魚のカルパッチョなど、単品メニューも充実しています。
また、車で来られるお客さんも少なくないせいか、ドリンクメニューはオレンジジュースやジンジャーエールといったジュース類の他に、ノンアルコールのビールやカクテルなども用意されています。
この日は、5種類あるパスタセットの中から「自家製ラザニア」を注文しました。
ホワイトソースたっぷりのラザニアは重すぎず、表面のこんがりと焼けたチーズも香ばしくて、あっという間に完食してしまいました。
青い空と青い海、生命力溢れる芝生を眺めながらの横須賀アクアマーレでの食事は、美味しい料理をより一層美味しくしてくれました。このお値段で、この食事とロケーション、間違いなくコスパ抜群のランチです!
私たちが横須賀アクアマーレで食事をしている間、愛犬のコーギーは足元でちょっと退屈そうです。 それでもおとなしくしていてくれたので、食後に散歩することを約束して、少しの間、我慢してもらいました。
なお、犬用のメニューや、犬用のお水のサービスはありませんので、お水やお皿は忘れずに持って行ってあげてくださいね。
食後の散歩にぴったり! 県立観音崎公園
美味しい料理でお腹も満たされたところで、食後の運動を兼ねて、愛犬とともに観音崎公園を散策してみました。アクアマーレのある横須賀美術館は、70.4haの広さのある県下最大の観音崎公園の中にあるので、食後のお散歩も困りません。
レストランのテラス席の正面に広がる芝生が「海の広場」と呼ばれているのに対して、美術館の裏側には、「山の広場」があります。
「山の広場」からは、横須賀美術館の屋上にそのまま入ることができ、目の前の観音崎の海を高い位置から一望することができる絶景ポイントとなっています。ただ、美術館の敷地内ということで、愛犬を連れての立ち入りは遠慮しました。
「山の広場」も「海の広場」と同じように、シロツメクサが満開になっていたので、芝生の上でくつろぐ愛犬の隣で、子どものころを思い出してシロツメクサで花冠を作ってみました。体が大きくて、よく男の子と間違われる愛犬もお花の冠で女子力UP!
ここでも満面の笑顔を見せてくれました。やはり、犬には土の上が気持ちいいようです。
「山の広場」では、お弁当を持って来てピクニックをしている家族連れもいました。アクアマーレの美味しい食事と開放的なテラス席はぜひ一度は訪れてみて欲しいですが、「山の広場」で、のんびりとレジャーシートを広げて、観音崎の自然を楽しむのも良いかもしれません。
木陰が犬にやさしい県立観音崎公園 森の散歩道
この日の横須賀の最高気温は21度。人間にとっては動きやすい快適な気温でしたが、日差しが強く、ふさふさの毛で覆われている我が家の愛犬には暑そうだったので、こまめに水を与えながら、アスファルトを避けて、土の上や日陰を求めて歩きました。
横須賀美術館の裏側に、森の散歩道という道への入り口があります。森の散歩道と呼ばれるだけあって、うっそうと茂った木々に覆われた道は、犬に優しい日陰の道になっていたので、少し歩いてみることにしました。
森の中は、いつものお散歩コースとは違う植物や動物の匂いで溢れているのか、我が家の愛犬も生き生きとした表情で、あちらこちらの匂いを熱心に嗅ぎながらぴょんぴょんと跳ねるように歩いていました。いつもと違った刺激をたっぷりと受けて、頭もフル回転させていたのでしょうか、帰りの車の中では爆睡でした。
梅雨の季節も楽しめる!横須賀美術館をぐるりと囲むアジサイたち
私たちが県立観音崎公園を訪れた時期は、まだアジサイの季節には少し早かったのですが、横須賀美術館の周りは、アジサイもたくさんあるので、梅雨の季節の晴れ間に遊びに行くのもおすすめです。
アクアマーレで食事をしたあと、左右どちらかの脇から、山の広場へ続くゆるい坂道を歩くと、美術館の周りをぐるりと180度囲むようにアジサイがあるので、季節を感じながら散歩をすることができます。
休日は愛犬を連れて、ぜひ県立観音崎公園へ
今回ご紹介させていただいたイタリアンレストラン「横須賀アクアマーレ」は、食事をするだけでなく、そのまま歩いて観音崎公園の散策もできるので、犬連れで1日楽しめるスポットになっています。
ぜひ、お天気の良い休日はご家族で、美味しいイタリアンを食べて、観音崎の自然豊かな海と山を堪能してみてはいかがでしょうか。愛犬のいきいきした姿と笑顔もきっと見られるはずです!