この記事を書いている現在は9月の半ばです。もうすぐ箱根の紅葉シーズンです。ああ、なんて真っ赤に染まった山々の景色の美しいこと!
紅葉の箱根― 愛犬を連れて秋の小旅行をしたいと思いませんか?
しかし車がない、運転免許を持っていない飼い主さん。諦めないでください、小型犬ならば公共機関でも箱根に行けます楽しめます。
車無しで愛犬(小型犬) と箱根旅行を楽しむ方法をみていきましょう。
この記事に登場する愛犬
耳蔵 ♂ (パピヨン)
銀次郎 ♂ (パピヨン)
愛犬を連れて鉄道で箱根湯本まで行こう!
東京、神奈川辺りで育った人は特に分かってくれると思いますが、箱根と聞くと子供時代の楽しい家族旅行や遠足を思い出しませんか。
自分が経験した良き思い出のある箱根に、我が子同然の愛犬を連れて行ってやりたいと思うのは当たり前です。
都会の環境に身を置かれている場合は、たまには愛犬に新鮮な空気と美しい山々を歩かせてやりたいとなおさら思います。
そこでせっかくだからその想いを実行しましょう。たとえ車がなくともごちゃごちゃした都会を脱出し、愛犬と箱根に行きましょう。
無論箱根湯本駅に向かうには色々ルートがありますが、もし新宿方面からやって来る場合は断然小田急ロマンスカーがお薦めです。
ただし紅葉シーズンは毎号満席になります。なので必ず事前予約しておくのは必須ですが、犬連れの場合お薦めは、指定車両の最後尾席をおさえるか、または「サルーン」です。
サルーンとは個室です。密室にはなっておりませんが、4席だけまとまったコンパートメントタイプの半部屋になっています。
箱根湯本行きの全てのロマンスカーに「サルーン」があるわけではないのですが、できればこの個室を取ると周りに大勢の乗客がいないので非常に気持ち的に楽です。
電鉄会社の決まり通りにちゃんと愛犬をスリングやバッグ、規定範囲内のカートに入れていても、電車やバスに乗せるとなんとなく周囲の反応が心配になるものです。
いくら犬が大人しくて気配を消してカバンなどの中ですやすや寝てくれているとしても、やはり飼い主はどこかどぎまぎしてしまうものです。
よって個室での電車長距離移動は心理的にぐっとリラックスできるので非常にお勧めです。
箱根湯本駅から愛犬が泊まれる宿ドッグパレスリゾート箱根ホテルへ
箱根湯本駅に到着したら、まずは荷物を置きに宿にチェックインするのをお薦めします。
しかしその前に駅を出てすぐの商店街やその裏道の川沿いなど、愛犬と少し散歩をしておいた方がいいと思います。
なぜならずっと電車の中でカバンやカゴに入れられて動けず、トイレもできませんでしたから。
ところで箱根と一言で言っても広いです。宿の住所が箱根湯本なのか強羅なのか箱根町なのかまちまちです。
よって箱根湯本駅から宿までタクシーで直行するのか登山鉄道やバスで移動するのか、選択はまちまちです。
私が小型犬二匹を連れて箱根町のドッグパレスリゾート箱根ホテルに泊まった時は、強羅駅まで登山鉄道で向かいました。
最前車両の一番前の席を取ることができ、カバンの網目から愛犬たちに美しく山々の景色を見させることができました。実際に登山鉄道の車窓の方が車やバスよりもさらに美しい眺めを堪能できると思います。
しかし一番前の席は非常に直鎖日光に当たりました。乗車時間帯は正午くらいで、大変暑くてたまりませんでした。犬たちに可哀想な思いをさせたのが反省です。
強羅駅下車後、犬に水を飲ませ少し歩かせ茂みでトイレもさせました。そしてそこからはタクシーでホテルまで向かいました。
ちなみにうちの二匹の犬の一匹が車に弱く、すぐに酔います。酔い止めシロップや薬を与えても気分が悪くなります。そこでなるべく車移動を避け、最後の短い距離だけをタクシー利用にしました。
ところが案の定、箱根の山道はくねくねしておりカーブばかりです。運転手さんの好意に甘え、カバンから愛犬の顔を出していたのですが、酔う方の愛犬がうっと吐きました。
しかし不幸中の幸いです。事前に手元に大きめのスーパー袋を用意していたので、嘔吐物で車内を汚さずにすみました。フウッと冷や汗を拭いましたが、ほんの10分だけの乗車だと侮るなかれです。
山道は遊園地のコーヒーカップマシーンと同じだと思っておくべきです。私のように車酔いする愛犬を飼っておられる方は是非要注意です。
箱根の愛犬が泊まれる宿ドッグパレスリゾート箱根ホテル
ちなみに箱根には愛犬と泊まれる宿はたくさんあります。やはりヒルトン小田原リゾート&スパやレジーナリゾート箱根雲外荘などは流石一流どころのサービスだと思います。
しかし観光シーズンは特にペット可の宿は高級どころの方が予約を取りにくい傾向があります。
一流どころを狙いたい場合は本当に早めの予約が必要です。直前になってキャンセルも結構出ることもあるので、それを狙うのもありかもしれません。
あとは浴室が個室に付いているのか、食事は愛犬と一緒にホテル内レストランでとれるのか、部屋食にできるのか、ホテルの敷地内にドッグランや犬散歩ルートが充実しているのかどうかも予約を決めるポイントです。
ホームページでは理想的な愛犬が泊まれる宿に見えても、実際はそうではなかったというケースもたくさんあります。
「広い敷地だと明記してあったのに、いざ行ったら工事中だか改装中だかで建物の外は全然歩けなかった」だとか「犬に全く親切じゃなかった」だの。
やはり実際の犬仲間からの口コミが一番信憑性があるのではないでしょうか。
せっかく大変な思いをして、わっせわっせと公共の乗り物を乗り継いで宿まで来たのです。寝泊りする宿は飼い主にとっても犬にとっても快適なものであってほしいです。