ミニチュア・ピンシャーに必要な運動
小型犬の中でもミニチュア・ピンシャーは比較的多くの運動量を必要とします。遊び好きで好奇心旺盛な欲求を満たしてあげるためにも、また、他の犬とコミュニケーションが取れるような友好的な犬に育てるためにも定期的にドッグランなどに出かけて、たっぷり走らせてあげるとよいでしょう。室内でも遊びまわることが好きなため、家具の配置や滑りにくい床など、怪我をしないような注意・配慮が必要です。
ミニチュア・ピンシャーのしつけのしやすさ
害獣や小動物の駆除のために活躍していた性質を持つミニチュア・ピンシャーは、指示されたことに対して忠実という良い面を持っています。そのため、飼い主がよいリーダーシップを発揮し、愛犬の性格や行動を把握して、コントロールできるようにしてあげることで、犬も安心して飼い主の指示に従うようになります。あいまいな指示だったり、良いことと悪いことが不明確だと混乱してしまいますので、家庭内でのルールづくりを明確にして家族皆がそれに従うようにすることが大切です。噛み癖や吠え癖が定着する前に早いうちから徹底して根気よく教えるようにしましょう。
アイコンタクト、よくできた時には心から褒める、など信頼関係をつくることもしつけを成功させる重要なポイントです。また、ミニピンの本能として小動物や小さくて動くものに敏感に反応したり興奮してしまうことがあるため、「マテ」「おいで」など犬の行動を抑制できるコマンドなどをしっかり教えておくと思わぬ事故などを予防することができます。
ミニチュア・ピンシャーの気を付けたいケガ・病気
ミニチュア・ピンシャーは、関節が弱く比較的関節の病気になりやすいと言われています。股関節脱臼やレッグ・ペルテスといった病気は遺伝的なものも多いため、異変を感じたら早めに獣医師に相談するようにしましょう。
皮膚も弱いタイプです。寒さに弱いため、普段から皮膚を保護するようなケアをしてあげるとよいでしょう。アレルギー皮膚炎や目の周りの柔らかい部分の炎症なども気を付けてあげたい部分です。日ごろのお手入れの際に、耳の中や目の周り、皮膚の状態などチェックするようにしてあげてください。