私も愛犬も最近美味しいものばかり食べているせいか、少しふくよかになってきました。
このままではいけないと思い、休みの日に運動をしようと決意。そして選ばれたのが、奈良県宇陀郡曽爾村にある曽爾高原です。
なぜ曽爾高原を選んだかというと、本格的な登山は私にも愛犬にも負担が大き過ぎるからです。
曽爾高原なら、目に見える範囲の登山だけで済むということで難易度も低い。そのうえ、景色も素晴らしいということでお弁当を持っていってきました。
この記事に登場する愛犬
マリア ♀ (トイプードル)
曽爾高原と犬
奈良県宇陀郡曽爾村にある曽爾高原は、犬を連れてくる人が結構多いのです。私達が行った時には、トイプードル、ミニチュアダックス、ビーグルとすれ違いました。
注意書きには、糞尿の始末がしっかり出来る犬は連れて入っても良い旨が書かれています。通路が狭く、岩場を登る場所もあるので小型犬が限界でしょう。
また人に向かって吠えるような犬も危険なので連れていくことは出来ませんよ。
曽爾高原プチ登山スタート!
曽爾高原は、行楽時期になると大変混雑します。
特に夕方の金色に染まるススキを見に来る人が多いので、昼以降の混雑は半端ではありません。
私達は混雑を避けて朝10時に到着しましたが、それでも駐車場は満車寸前。さすがは人気の観光名所ですね。
駐車料金600円を支払って、曽爾高原へと降り立ちます。
標高が高いうえに10月半ばの曽爾は寒いという情報を聞いていました。愛犬もスポーティーなお洋服を身に纏い、やる気マンマンです。
空は雲一つ無い晴天です。日光は当たりますが、空気が涼しいので暑くはありません。防寒対策をしておいて良かったと、この時は思っていましたね。
さて、本日の目的地は標高900mにある展望広場です。ススキはまだ見頃ではないようで残念ですね。
写真を撮影した辺りが標高700mくらいなので、200mを登っていきます。
一気に登るのではなく、写真の斜面中腹にある筋が道になっているので、傾斜は緩やか。さあ、頑張っていきましょう。
展望台に向かう途中にある池。お亀池という名前の池で、大蛇の伝説がある池です。
昔、お亀という女性が子供を産んだあとに実家に帰ってしまいました。夫は夜泣きする子供に乳をもらう為に、この池の近くまで来るとお亀と出会いました。
お亀は一度だけと言い、子供に乳を与えます。後日、また夜泣きする子供に乳を貰う為、この池まで来ると大蛇が現れたという伝説のようです。
お亀という女性が大蛇の正体だったのでしょう。
確かに大蛇が出そうな雰囲気のある湿地帯です。
湿地帯の中央に水があり、魚もいるのでしょうか。上から見ていると、水面がバシャバシャと騒いでいました。
今で歩き始めて5分程、私も愛犬も元気いっぱいですよ。お亀池を半周して、ついに斜面を登り始めます。
展望台への道
斜面中腹の道は狭く、階段になっているので私にも愛犬にもキツいのです。特に愛犬は軽度のパテラ持ちなので、階段がキツいところは抱っこして移動。
3kg程度の愛犬ですから楽勝ですね。抱っこしながら登り続けていくのですが、次第に私も愛犬も暑くなってきました。
やはり階段を登り続けている事と、斜面は微妙に風が吹かないうえに直射日光を浴びます。
愛犬は抱っこされながらも舌を出して息をしていました。私も下着が濡れるほどの汗をかきましたね。これは良い運動になります。
とはいえ分厚いお洋服を着せられて、暑苦しいオヤジに抱っこされている愛犬は暑くてたまらないでしょう。
動いている間は全く寒くないので、お洋服を脱がせてあげました。ついでに水分補給です。
歩き始めて30分程で山の尾根に到着しました。
亀山峠というそうで、ほとんどの人がここで休憩を取っていますね。ここから尾根づたいに展望台を目指します。
斜面中腹とは違い、風が吹き抜けるので非常に涼しいです。脱いで腰に巻いていた上着を羽織り、汗を拭いて冷えないようにします。
尾根の道は、結構危険でした。小さい子がよそ見しながら歩いていたら滑落しそうな場所もあります。
更に尾根は岩が多く、軽くよじ登るような場所もありましたよ。私は山に慣れているので、愛犬を抱っこしながらでも歩けましたが慣れていないとキツいかも。
曽爾高原入り口から歩き始めて45分程で、ついに目的地の展望台へ到着です!
上から見たお亀池は、まるでひょうたんのような形をしています。200mの高低差をよく登ってきました。
ちょっと誇らしげな顔をしている愛犬の横で、私は死にそうな顔をしていました。ほとんど抱っこされてきたのに、やり遂げた顔されてもねぇ。
まぁ可愛いので全部許しますけどね!