日本三大三景のひとつ天橋立から日本百名山伊吹山山頂散策を経て、今回の愛犬と巡るゴールデンウィーク関西旅行を締めくくりました。
天橋立の絶景や、天高く登っていく龍の背中を散策し、愛犬はへとへとになるまで歩き通しました。
花の百名山で人気の高い伊吹山では、まだ雪が残っていて愛犬は大はしゃぎ。
あっという間に無計画で走り抜けた関西旅行でしたが、充実した思い出として今も残っています。
この記事に登場する愛犬
蕾 ♀(キャバリア×ビーグルのmix犬)
一度は訪ねてみたい日本三大三景のひとつ天橋立から股のぞき
天橋立があるのは京都の中でも日本海に面した位置にあるため、早朝道の駅を出発し股のぞきができるビューランドへ向かいました。
ビューランドまでは田舎の道を走ったため渋滞に巻き込まれることもなく、信号も殆どないので思っていたよりも早く到着。
私達が駐車場に車を停めようと思っていた近くの駐車場は既に満杯で、少し離れた場所にある駐車場に停め、天橋立駅を通って向かいました。
ビューランドのリフト券売り場に行ったときには、かなりの観光客が並んでいました。
早朝出発したので私達が着いた時間は決して遅く有りませんが、学校や会社が休みのゴールデンウィークやお盆などは特に、どこからこれだけの人たちが集まったのかと思うほど人気の観光地はアリの行列のような人集り。
そうは言っても私達もその中のひとりなんですけどね。
股のぞきができる高台まではリフトかモノレールで行くのですが、リフトならわんちゃんは抱っこして一緒に乗ることができ、モノレールの場合はクレートに入れれば乗れますが、抱っこやクレートでの移動が難しい大型犬の場合は徒歩で登ることもできます。
ビューランドには股のぞき台の他、観覧車やメリーゴーランド、SL弁慶号などで遊ぶことができる小さな遊園地になっています。
リフト乗り場にはたくさんの観光客が並んでいたので股のぞき台も並んでいるかなと思ったのですが、意外とあっさり覗いてみることができました。私達も愛犬蕾と一緒に股のぞき体験。
天橋立は天に架かる橋のように見えることからそう呼ばれています。
パワースポットとしても縁起が良い天橋立の散歩道
天橋立の一番広い位置の幅は170m、一番細い位置は20mほどで、全長は約3.6kmあります。
砂浜には約8000本の松が茂り、この緑が龍の背中の紋様に見られるのかもしれませんね。
天橋立へ渡るには廻旋橋と大天橋を通って行くのですが、私達がちょうど廻旋橋を渡ろうとしたときストップが掛かり橋が回転し始めました。
船が通るときはこうして橋を90度回転させ行き交っています。
天橋立の廻旋橋はひとつの名物としても知られており、とても貴重な光景を見ることができた上、愛犬とも一緒に写真が撮れたのでラッキーでした。
橋を渡った先にははしだて茶屋があり、こちらでジャンボの焼きちくわを焼いている良い匂いが漂ってきます。
観光客はこのすり身を棒に巻き付けて焼いている匂いに誘われて賑わっていました。
私達もお昼ご飯はこちらで頂くことにして、まずは散策。
廻旋橋から渡ってくると中央に散策路、右側には砂浜が広がっています。
散策路には与謝野夫妻の歌碑や橋立明神、松尾芭蕉の句碑などが立っていて松の中には名前の付いた松も点在し、砂浜では海水浴が楽しめます。
対岸とは地続きになっており、元伊勢龍神社や真名井神社など観光名所になっています。
散策路の両脇は松林に下草が生えていて、愛犬は元気いっぱいに砂浜と散策路を行ったり来たりしながら楽しんでいました。
お昼近くになると気温はグングン上昇し、木陰になっている散策路は潮風が通り心地よいのですが、愛犬はどうしても砂浜に打ち寄せる海が気になるようです。
真っ直ぐに歩けば片道3.6kmなのでそれだけでも往復すれば7.2kmのロング散歩になります。
対岸を観光するのは無理かなと思っていましたが、案の定復路で休憩したとき、愛犬は暑さとロングの散歩、そしてはしゃぎすぎたことが祟ってグロッキー。
実際には随分ジグザグに歩いていたので、7.2kmの倍近く歩いていたかもしれません。
愛犬は風通しの良い東屋で暫くお昼寝したら元気が回復したようなので出発し、茶屋でアサリご飯と焼きちくわを頂きました。
対岸で散策できなかった分廻旋橋から戻った所にある智恩寺や智恵の輪灯籠で、愛犬に知恵が授かるようにお参りしてきました。
最後の観光巡りは伊吹山
天橋立から海岸沿いに走り舞鶴の海上自衛隊には、見たこともないような立派な軍艦が見えました。
少しでも伊吹山の近くまで車を走らせたかったのですが、福井県に入ったときには日も暮れ、小浜市にある若狭小浜お魚センターの駐車場で車中泊することにしました。
こちらのお魚センターの直ぐ横には大きな公園があり、てっきり公園の駐車場だと思っていたのですが、朝起きてみたらお魚センターの駐車場だったのです。
縁あってお魚センターの駐車場に停めて頂いたので、お店が開くのを待って新鮮なお魚を調達しました。
小浜市から海岸線を離れ琵琶湖の方へ向かって走り伊吹山へ到着。
伊吹山は標高1377mの花の百名山で知られるほど多くの花が山肌を賑わせ、植物の種類も豊富で薬草などもたくさん自生しています。
今回は麓から登山するのではなく、時間も無いため伊吹山ドライブウェイで9合目に当たる所まで登り、山頂を散策する予定です。
9合目からの散策路はとても綺麗に整備されており、蕾も多くの観光客と一緒に伊吹山の散策路を満喫していました。
伊吹山ではまだ雪が残っていて、高山植物を見るには少し早すぎたようですが、思いも掛けない雪遊びができて愛犬は大喜びで雪と戯れていました。
山頂だけでも約2時間散策できたので愛犬も満足し、下界とは違ってとても涼しく最後に自然にふれあうこともできたので良かったです。
伊吹山から名神高速道路を経て、伊勢湾自動車道の刈谷パーキングエリアで夕食と温泉に入り愛犬の散歩も済ませました。
こちらのサービスエリアはとても広い敷地面積を誇り、わんちゃんが散歩できる芝生や観覧車などもあります。
その分車の出入りが多いためこちらでの車中泊は眠れそうもないため、浜名湖サービスエリアまで移動しそちらで泊まることにしました。
後半は車での移動時間も長く、車中泊の旅行で愛犬も少し疲れた様子でしたが、東名高速の鮎沢サービスエリアで旅の最後を飾るドッグランで思う存分走らせてから帰宅しました。
愛犬と車で巡るGW関西旅行 まとめ
今回の関西旅行は、一口に関西と言っても太平洋側から日本海側に渡り、京都、兵庫、福井、滋賀を巡りながらの4泊5日だったため、後半は特に車での移動時間も長く掛かってしまい最後にはおしりに火が付いたような状態で浜名湖までたどり着きました。
幸い渋滞に巻き込まれたのは1~2日目だけで、後は殆ど順調に走ることができました。
結果的には行ってみるとあそこも行きたい、ここも行きたいと欲が増えそれでも随分減らしながら観光してきたのですが、強行軍になってしまったのは地域をもう少し絞って観光すれば良かったのかなと思いました。
でもなかなか愛犬を連れて遠くまで行かれないのが現実なので、欲をかいてしまいましたが、どこも一度は行ってみたいと思っていた観光地だったので満足はしています。
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