静岡県熱海市にある熱海梅園の梅祭りが行われているときに、わんちゃんと一緒に梅を見に行って来ました。熱海梅園にはたくさんの観光客が訪れていていましたが、梅の香りを楽しみながら園内を散策し、そのあと熱海梅園から山の方へ登ったところにある姫の沢公園を愛犬と散策。
この記事に登場する愛犬
蕾(キャバリア×ビーグルのmix犬。女の子)
熱海の海岸
熱海は戦後、新婚旅行のメッカとして人気のあった場所で、今でいうハワイのような存在だったと聞いたことがあります。
その後新幹線が通ったことや、高速道路も次から次へと出来たことで、熱海は通過地点となってしまい観光客の足が激減してしまいました。
2~30年前には熱海の旅館やホテルは廃墟化し、心霊スポットかと思われるような建物もありましたが、熱海に観光客を呼び戻そうというプロジェクトを立ち上げ、海岸を整備して駐車場や親水公園を造り、日帰りでも年間を通して楽しめる温水プール・スパが誕生、ホテルや旅館も新しくなったことで観光客が近年増加しています。
我が家も犬連れで伊豆旅行へ行くときに、熱海の海岸はよく利用し休憩しています。
昔は熱海のシンボルであるお宮の松は松林に隠れていたような記憶があるのですが、お宮の松も2代目として新しく植えられ、その近くには尾崎紅葉の小説、金色夜叉でも有名な貫一お宮の像もあります。2月に入るといち早く咲く熱海桜や、3月には大寒桜、11月頃にはヒマラヤ桜が咲いてとても綺麗です。海岸も人工的に作られ、砂もサラサラで綺麗なので子供やわんちゃんも水遊びができます。
熱海の海岸には親水公園もあり、熱海の花火はこの海岸から打ち上げられ、今では熱海の花火も観光客寄せの恒例行事になり多くの観光客が訪れるようになりました。
熱海の砂浜から親水公園まで散歩すると景色も良く、わんちゃん連れには旅の途中でも、熱海へ行ったときでも素敵な散歩コースを堪能できますが、冬は海風が冷たいので暖かくして出掛けてください。
我が家が愛犬と訪れたのは3月上旬だったのですが、とても暖かな日で愛犬は水が恋しくなったのかどんどん海へ誘われるように入ってしまう勢い。
海に入ってしまうとバスタオルとか海水を洗い流す水を持ってきていないため、この日はストップを掛け諦めて貰いました。
熱海の海は入り江になっているので波も穏やかなので、犬を遊ばせるには良いところだと思います。
熱海梅園の梅林で梅の花を奏でながらわんちゃんと散策
熱海の海岸で愛犬と一緒に春の海を楽しんだ後に訪れたのが、今梅祭りが開催されている熱海梅園の梅林。
熱海梅園は梅の花がたくさん咲くことから有名な観光地になっていますが、他の季節でも四季折々の花が楽しめます。
海岸でゆっくりし過ぎたため熱海梅園に到着するのが少し遅くなってしまい、駐車場は混雑し20台ほど並んでいました。
やっと順番が来て駐車場から熱海梅園までの、お土産屋さんが軒を連ねる道を歩いて到着。 駐車場から熱海梅園までの道には細い歩道があるのですが、行き交う人たちが多く、歩道で立ち止まりお土産物を見る観光客もたくさんいたので、愛犬を連れて歩くには気を遣いました。
熱海梅園の花の見頃は2月下旬くらいまでが最盛期で、私たちが行った時期には既に終わってしまった梅もあり、1週間早く行っていたら丁度満開の梅を見ることができたと思います。梅も種類によって開花時期が異なるため、すっかり花が散ってしまった梅もあれば、丁度見頃の満開の梅もありました。梅と一緒に園内にはたくさんの水仙の花も咲いていて、春の香りが漂っています。
梅祭りの時期には屋台もたくさん出店しているため、観光客が食べ歩きをした食べこぼしが敷地内にかなり落ちていたので、愛犬は前を見て歩くより、食べこぼしが落ちている地面ばかり気になってクンクンしていたので、拾い食いを阻止するために私も梅を奏でるよりも、愛犬に気を取られてしまいました。
熱海梅園には、裏見の滝や韓国風の庭園などもあり、広い敷地の至る所に梅が咲き誇り見応えもありますが、身丈の低い愛犬を連れていると人混みの中を歩かせるのには、踏まれやしないか蹴飛ばされないかととても気を遣います。特に入り口付近は人が多く、食べこぼしも落ちていたためなるべく人の少なそうな道を選んで散策してきました。
熱海梅園の梅の花は春を感じさせてくれ、敷地も広いので愛犬との散策にはとても良いところですが、梅祭りが行われている時期はあまりにも観光客が多すぎて、愛犬を伴っての散策には向いていないと思いました。 周りに気を遣って歩いていたら、梅の花を観賞しているよりも愛犬のことが気に掛かり、あとで振り返ってみると人の多い中、愛犬を連れて歩いたことの罪悪感のような感情の方が強く残っていたように思えます。
我が家は人混みの中の観光地はなるべく行かないように心がけていて、愛犬を連れていても愛犬がわんちゃんらしく楽しく散策できるような観光地を選んで行くことが多いので、今回のように梅は素敵だけどわんちゃんにとっては歩きにくい場所は、愛犬連れにはふさわしくなかったかなと反省しています。
愛犬も楽しめる姫の沢公園散策
熱海梅園では人混みの中を歩かせてしまったので、熱海梅園からも近い姫の沢公園へ行って愛犬が楽しめる散策をして仕切り直してきました。 姫の沢公園は熱海梅園の脇から山へ登ったところにある公園で、敷地の半分以上は自然観察の森になっていて幾筋もの山の中を歩く散歩道が延びています。
私達も初めて行った場所なので、公園内にはどのような散策路があり見所があるのかも分かりませんが、私達が愛犬と歩いた散策路は舗装されていてずっと山の上の方まで続いていました。 十国峠のケーブルカーを利用して姫の沢公園までは歩いて行かれるようで、十国峠のケーブルカーはわんちゃんと一緒に乗ることができますから、片道約4kのハイキングが楽しめます。また、十国峠にはドッグランも併設されているので、わんちゃんには嬉しいですね。
さっきまでいた熱海梅園では人の波に乗って散策していましたが、姫の沢公園の山の中を歩く散策路では誰一人として出会うことなく、愛犬も思う存分好きな匂いをかいだりジグザグ行進したりして楽しめました。 山の途中から正面ゲートの方へ行かれる分かれ道があったので、そちらに向かい歩いているとヒメシャラの林があり、つやつやとした木肌を持つ明るい色の林はとても素敵でした。 夏には蛍が飛び交うのか、ほたる橋と書かれた橋や池があり、正面ゲートを逆側に歩いて行くと芝生の広場や山の斜面に段々と植えられたツツジの丘があり、5月にもなればツツジが一斉に開花し綺麗だろうなと思います。
芝生の広場で少しだけ愛犬をボール遊びさせていたら陽も傾いてきたので、公園を後にして熱海の温泉でゆで卵を作り、愛犬と半分こして食べて元気回復。 温泉の蒸気で茹でたゆで卵は、温泉の効能も卵の中に入るので美味しくいただけます。 そして直接温泉の効能を体の中に取り入れることができるのも嬉しいですね。
温泉卵を作れる場所の近くには、大湯神社もあり50度ほどある温泉が湧いています。 持参したバケツに少し温泉を貰って、水で丁度良い温度に調整し、愛犬の足湯にしました。 小さなバケツなのでわんちゃんの4本の足をいっぺんに入れることはできませんが、2本ずつ温泉に浸からせてリフレッシュ完了。
わんちゃんと行く熱海梅園と姫の沢公園まとめ
梅祭りが行われている熱海梅園と、愛犬の散策には最高な姫の沢公園を歩いてきました。
人混みの中を愛犬と一緒に歩くのは愛犬も飼い主も気を遣ってしまい疲れてしまいましたが、春を感じさせてくれる梅の香りと水仙の香りに癒やされます。
飼い主が梅の花観賞してリフレッシュしたら、近くにある姫の沢公園で愛犬をリフレッシュさせてあげれば、どちらも満足できる熱海観光が成立すると思いますので、熱海梅園へ出掛けたら姫の沢公園にも寄ってみてください。
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