ゴールデン・レトリーバーの気を付けたいケガ・病気
ゴールデン・レトリーバーには、アレルギー性皮膚炎や目の病気が多くみられます。タレ耳のため、通気性が悪くなると外耳炎などの耳の疾患、病気にもなりやすいため、気を付けてあげましょう。また一部には、神経過敏による咬みつき癖などの遺伝的欠陥のある血統もあるようです。
ゴールデン・レトリーバーは太りやすい体質のため、肥満にも注意が必要です。大型犬ゆえに、肥満は腰や股関節、心臓などに負担をかけます。適正な食事量と適度な運動で健康的な体形を維持し、病気やケガ予防をしてあげることは犬種を問わず長生きの秘訣です。
その他、ゴールデン・レトリーバーは胃捻転や心臓疾患などの病気にもかかりやすいと言われています。シニア期になると、関節炎などを発症することも多いため、フローリングですべりやすい床などは滑り止めのマットを敷く、靴下をはかせるなどのケガ予防のためのケアをおすすめします。
犬は犬種やサイズに限らず、ケガや病気の痛みに強いと言われています。痛いとか苦しい感情を表に出さないことが多いですし、病気やケガの症状も人間と比べわかりづらく、普段近くで生活している飼主さんであっても病気に気付きづらい事も確かです。
ゴールデン・レトリーバーは老齢になると、その大きさから介護も重労働になります。寝たきりなどにならないよう、自分の足で散歩に出て排泄ができるような健康な老後を過ごせるように、日頃から、愛犬の体や動きに普段と変わったところがないか、飼主さんがこまめにチェックしてあげて、病気予防、健康管理をこころがけてあげたいですね。