チョウチョの羽ような優雅な耳を持つ超小型犬パピヨンについて説明したページです。
パピヨン
- 原産国:フランス、ベルギー
- サイズ:超小型犬
- 標準体重:2kg~4kg
- JKC登録犬数:4,880(2016年)
パピヨンの特徴
蝶(チョウ)の羽ような形をした特徴の耳を持つパピヨン。その名前はフランス語で蝶を意味しています。パピオンは豊かな被毛は絹糸のように繊細で美しく、小柄な体格に飾り毛のある大きな耳が特徴的な超小型犬です。
パピヨンの歴史は古く、祖先はヨーロッパにいた小型のスパニエルであると考えられており、16世紀ころのヨーロッパでは王侯や貴婦人たちにも愛されたといいます。パピヨンは当時は現在のように立ち耳ではなく垂れ耳で、体も一回り大きかったようです。その後、数世紀にわたりスピッツやチワワなどとの交配を経て現在のパピヨンの姿になりました。
立ち耳の犬はパピヨン、垂れ耳の犬はファーレン(フランス語で「蛾」という意味)という別の名前がついていますが、どちらもパピヨンとして認識されています。
パピヨンの性格
パピヨンは明るくて陽気、好奇心旺盛の甘えん坊。パピヨンは人や他の動物ともすぐに仲良くなれる、フレンドリーな性格です。小型犬にありがちな無駄吠えが少ないといわれており、体も小さいことからマンションなどの集合住宅でも飼いやすい犬種といえるでしょう。
パピヨンの毛色の種類
JKCで公認されているパピヨンの毛色は、白地であればすべてのカラーが認められています。良く見かけるのは白地に黒、または茶色の2色か、白黒茶が入ったトライカラーのパピヨンです。そのほかにもレッド、セーブル、レモンなどが入ることがあります。
ショードッグの場合は単色や色の入り方によってはミスカラーとされることもありますが、一般家庭では特に気にする必要はありません。