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柴犬の性格や病気など飼い主さんに聞きました|柴子編

犬種

柴犬は日本古来から山岳地帯で狩猟犬や番犬として活躍して来た歴史の古い犬で、日本犬を代表する6犬種の中でも一番小型に分類されます。そんな小型犬の中でも更に小さいコを『豆柴』と言う名称で呼んだりしますが、実は犬種としては認定されていません。

また、柴犬は飼い主に従順で忠誠心も強く、他人にはあまり愛想がないと言われていますが、柴子は出会った頃から人懐こくフレンドリーで、初めての人にでも尻尾をフリフリ近寄っていきます。そんな柴犬らしからぬ生活ぶりをご紹介します。

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柴犬”柴子”のプロフィール

 柴子(柴犬)

  • 性別:女の子
  • 生年月日:2012年7月27日
  • 避妊・去勢手術:受けていない
  • 体重:9.5kg
  • 入手方法:ペットショップ
柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

柴犬”柴子”の性格

柴犬は秋田犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、北海道犬と共に国の天然記念物にも指定されている犬種で、最近では日本犬が海外でも人気があり、中でも柴犬は小型で飼いやすいと注目されているようです。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

飼い主以外にはあまり懐かないと言われている柴犬ですが、柴子はとても人懐っこく、かまってくれそうな人に近づいて行き頭を撫でてもらったりするのが大好きで、柴犬らしくない友好的な部分もあります。しかし忍耐強いとも言われている性格は当たっているようで、子供達が集団で寄って来て体や尻尾を触られても、吠えず唸らず大人しく触らせてあげています。でも尻尾は振っていないので本当は子供達に触られるのは嫌だけど、我慢しているのかも知れません。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)の食事

アトピーのある柴子は医師より勧められたダームディフェンス(アトピー性皮膚炎の症状を管理するための特別療法食)と、カナガン(人工添加物不使用、穀物不使用)の半分づつ混ぜた物を、朝夕の1日2回与えています。1回の量は1カップ200ccの7〜8分目程度とし、体重管理には注意しています。食べっぷりは良好で食べ残しはなく、お代わりをあげた事がないので、それ以上要求する事もありません。

オヤツも数種類のものをあげてますが、少量づつ与えアトピー症状の増強がないか注意しています。もちろんフードの種類を変えてみる時も、少量づつ1〜2週間かけて移行させてあげています。食物アレルギーではないようなので、今まであげたフードやオヤツの影響でアトピー症状が酷くなった事はありません。

フードを食べている柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)の運動量

お散歩は朝夕で1日2回の20〜30分程度。室内では全く排泄をしなくなってしまったので、どんな天候でも1日2回は必ず外へ散歩に出かけます。柴子に限らず、同じように室内では排泄をしなくなってしまったコは柴仲間にも多くいるようで、こうだと決めたら考えを曲げない頑固な性格は柴犬らしいと言えます。

お散歩中オシッコをするまではグイグイとリードを引っ張りますが、オシッコを済ませスッキリすると、その後はトコトコとマイペースで歩き時間差でウンチをして、またマイペースに歩き出します。

散歩中の柴子(柴犬)の後ろ姿

柴子(柴犬)

ドッグランへは何度か行ってますが、遊び方がわからないのかランの隅っこをトボトボ独りで歩いているか、チマチマとボール遊びを独りで楽しんでいたりします。時折フレンドリーなワンコさんが絡んで来ようもんなら、逃げ腰でササっと離れるか、近づかれると唸って威嚇したりする事もありました。ドッグランは柴子なりの遊び方で楽しんでいるのか、逆にストレスを感じているのかはよくわかりません。思いっきり走ってはしゃいでもらいたいものなのですが、飼い主の気持ちつゆ知らずと言った感じです。

散歩中の柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)の鳴き声・吠え声

普段無駄吠えはほとんどないですが遊んで欲しくてたまに吠える事はあり、鳴き声は高めでよく通る声です。家のチャイムや緊急車両などのサイレンの音に吠える事はなく、クンクンと甘え鳴きも滅多に聞かれません。初めての来客や宅配業者にも吠える事もなく、むしろ尻尾を振って大歓迎といったとこです。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

食事やお水を飲んだり眠ったりする為のサークルケージがあるのですが、そのケージに触ったりすると「ウーッ!」と唸ります。また、柴子が遠くにいる時ケージをわざとカタカタ鳴らすとスッ飛んで来るので、自分の縄張りを触られるのが嫌なようです。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

寝起きや眠い時はあまり機嫌が良くないようで、かまうとキバをむいて唸りしつこくすると吠える事もあります。このキバを出した顔がまたお茶目でカワイイんですが、本人は「いい加減にしてちょうだい!」と言った感じなのでしょうか。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)のフレンドリー度

家族の中ではわりと自由に過ごしており、あまり上下関係は考えていないように思えます。みんな自分と同じ仲間のように思っているのか、基本的に家族以外の人にもフレンドリーで、時々しか会わない実家の両親にも会った時は大喜びです。

人の足の間であおむけでこちらを見ている柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

ただ、ワンコに対しては人間にはわからない好き嫌いがあるようで、相手によって様子は全く違います。好きなワンコとはジャレ合って遊びますが、ダメなワンコには唸って吠える事もあります。現在、柴子の一番お気に入りが1歳になる男の子の柴ワンコさんです。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

昔、日本に沢山の洋犬が入って来た頃、日本犬は自分達とは違うよそ者がやって来た事に戸惑い仲間を守ろうとしたのがきっかけで、縄張り意識が強く他の者にはなかなか心を許さなくなったと言います。その影響からなのか柴犬は柴犬との仲が良くなるのでしょうか。

柴子(柴犬)と友犬

柴子(柴犬)と友犬

柴子(柴犬)の毛の手入れ

以前住んでいた自宅近隣にトリミングの専門学校があり、そこでトリミングのモデル犬として月に1回は無料でトリミングをしてもらっている事がありました。シャンプーは自宅のお風呂場でも行っており、アトピーが発症したばかりの頃は1週間に1回シャンプーを欠かさず行ってました。現在ではアトピー症状も落ち着いているので、自宅で2週間に1回のペースでシャンプーをしています。シャンプーはかかりつけの獣医師に勧められたノルバサンシャンプーを使用しています。

犬用シャンプー

犬用シャンプー

アトピーによる乾燥予防にヒュミラックという保湿剤(人間でいうとこのコンディショナー的なもの)も使用しています。また、ママがアロマセラピーの資格を持っているので、時々手作りアロマを作って全身に塗布してあげています。
犬用保湿剤
抜け毛はほぼ一年中あり部屋の掃除はこまめに行わないと、あっという間に部屋中が毛だらけになるので抜け毛対策は必須です。シャンプーの時はブラシを使い、よくブラッシングを行なっています。柴犬は硬い毛質の上毛と柔らかい毛質の下毛があるダブルコートの犬種で、特に換毛期には抜け毛でミニ柴犬のヌイグルミが出来るのではないか?と言う程抜けます。

耳掃除は大好きなので自宅で行いますが、ママが正座し膝を叩きながら綿棒の容器を見せて呼ぶと、ひざの上にゴロンと寝て耳掃除をせがみ、やってもらっている最中は足をプルプルと動かしながら、ウットリと気持ち良さそうな表情を浮かべます。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

爪切りは嫌がってさせてくれないので、月一回の通院の時病院でやってもらっています。病院では嫌がる事もなく素直に足を出して、ものの5分くらいで爪切りは終ります。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)のケガ・病気・事故

大きなケガや事故にもあった事はありませんが、生後4ヶ月で家族として迎え入れてから2ヶ月後の、生後半年になる頃からアトピーを発症しました。そこから4年間は免疫抑制剤とステロイドを、皮膚の状態をみながら調整して内服していました。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

2016年にアトピーの薬『アポキル』が発売されてからはアポキルを毎日内服してます。アトピーは皮膚のバリアが崩れてしまう疾患なので、季節によっても症状は酷くなったり安定してたりします。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

現在、ステロイドは症状が酷くなった時だけ数日間内服してますが、それで大抵は回復します。免疫抑制剤はカプセルでしたがアポキルもステロイドは錠剤で、フードに混ぜて問題ないという事なのでフードに混ぜてあげていますが、柴子は薬も気にせずいつでも薬ごと完食してくれます。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

今後、更に症状が軽快すれば薬も減らしていけるようです。免疫抑制剤は高額でしたが、それに比べてアポキルは少しお安くなりますし、免疫抑制剤とステロイドより副作用の発現は少ないようなので、柴子の身体にも経済的にも負担は軽減しました。 アポキルは合わないワンコもいるようですが、柴子には合っていたようで良かったです。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

アトピーは外耳炎を合併する事も多くあり、柴子も例外ではありません。外耳炎が発症した時はステロイドの調整以外に抗生物質の軟膏を耳の中に塗布します。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

今は月に一度ワンコ用バッグに入り、約15分程かけて電車通院してますが、電車にも慣れ車内では大人しくしてくれています。

柴子(柴犬)とのエピソード

昼間はリビングでフリーにしていますが、基本的には独りでお留守番です。沢山オモチャを並べて家族が外出してもオモチャは全く移動していない事もあり、昼間独りで過ごしてる時はどうしてるのか気になるとこです。今はペット監視モニターも発売されているので、いずれ買ってみたいと思ってます。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

以前『生き物にサンキュー』と言う番組に柴犬50匹と共に出演した経験があり、その時も、あまり他のワンコさんとは馴染む事が出来ませんでしたが良い思い出です。

お友達夫婦とチワワさんで公園や近くのドッグカフェへ行ったり、今まで遠出のお出掛けは数える程しかありませんが、テントを張ってのキャンプに行った事がありました。車の長距離移動も慣れない柴子には車の中で嘔吐したりで大変な思いをさせてしまいましたが、河原のキャンプ場に着いてからは元気にあちこちをクンクンと嗅ぎまくって探索していました。夜は家族揃ってテントの中で川の字になって眠り、初めて外でのお泊りを経験して楽しく過ごしました。

最近のエピソードとして東京にも雪が15センチ程積もったある日、「犬は喜び庭かけまわり〜」と期待を胸に柴子を連れていざ深雪の中へ!と挑んでみると、様子を伺い雪を踏みしめながらトコトコ歩くだけ。日本犬は昔から外での飼育が主で、寒さに強いという印象がありますが、柴子は例外だったのか喜んで雪の上を走り回るどころか、ドッグラン同様雪の上でもはしゃぐ姿は見られませんでした。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

アトピーで毎月通院はしていますが、それ以外は元気でお転婆な柴子。我が家の長女として迎えた大切な家族なので、今はペットと一緒に泊まれる宿も随分増えて来ているし、これからは柴子同伴で色んな所に出掛けたいと思っています。

柴子(柴犬)

柴子(柴犬)

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※記事執筆時点の情報です。ご利用の際には公式サイト等で最新情報をご確認ください。
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