神奈川県の丹沢山系にある大山は、紅葉の名所としても知られており、毎年紅葉の時期には多くの観光客で賑わい、美しく染まった赤いもみじを奏でています。 大山は、登山でも人気のある山で初心者から楽しむことができます。
この記事に登場する愛犬
蕾(キャバリア×ビーグルのmix犬。女の子)
愛犬と楽しむ丹沢山系大山の紅葉
愛犬を連れて大山の紅葉を見に行ったのは、2回。 最初に訪れたときは、相棒と私と愛犬で行ってきました。 2回目は、母も一緒に散策してます。
大山の紅葉の見頃は、年によって多少の差はありますが概ね11月中旬頃から下旬にかけてが一番美しく、ライトアップもされていますので夜見る紅葉もまた違った美しさが引き立ち、妖艶な姿が楽しめます。夜になると少し寒さも増しますので暖かい格好で行かれると良いと思います。
大山の紅葉が最も美しいのはで大山寺、ケーブルカーで行くと途中下車になります。 ライトアップされているのは大山阿夫利神社下社と、大山寺の両方を見ることができ、夜景とのコラボを楽しみたいなら大山阿夫利神社下社の方がおすすめ。
ケーブルカーもライトアップされている期間は、延長して運行されています。 ケーブルカーのチケットは、終点の阿夫利神社駅まで購入しておけば途中の大山寺駅でも降りることができますので便利ですよ。 ケーブルカーも2015年にリニューアルして綺麗になっています。
愛犬と一緒に大山紅葉散策
この時に行ったのは12月初旬で、紅葉の時期は終わってしまっていましたが、観光客が少なかったので愛犬を伴って散策するには絶好の日でした。
紅葉の時期には車を停めるのにも一苦労し、早く出ても駐車場待ちでかなり時間のロスがあります。 この日は待たずに駐車場へ入れることができましたが、駐車場はバス停から大分下の駐車場でケーブルカー駅まではかなり歩きました。
バス停からケーブルカー駅まで向かう道の両脇には、たくさんのお土産屋さんや旅館が建ち並んでいます。そして坂道を登っていくと途中からずっと続く階段。
お店のあるところは長めの踊り場になっているので、お店を見ながら登ればひたすら階段と言った感じではないので少しは楽に登れます。
大山と言えば独楽と大山豆腐が有名で、旅館や小料理屋では豆腐懐石がいただけるので、帰りに立ち寄っても良いかもしれませんね。
階段もようやく最後になって、ケーブルカーの駅が見えたところに寒桜が咲いていました。頑張って登ってきたご褒美のようです。
わんちゃんにはクレートを無料で貸し出してくれますので、わざわざ運ぶ必要はありませんが、料金は手回り品として片道200円、往復なら400円かかります。
このケーブルカーはリニューアル前の旧式。
ケーブルカーで大山阿夫利神社下社に到着。
やっぱり紅葉はすでに終わっていて、紅葉を楽しむことはできませんでしたが、下社の縁の下に当たる部分には、大山の名水が湧き出ていて飲むことができます。愛犬用のカップも持参していたので飲ませてあげました。 備え付けの柄杓もありますが、くれぐれもわんちゃんには使わないようにしてください。
こちらが大山阿夫利神社下社から見える展望です。 一番近くに見えるのが江ノ島、その奥に三浦半島、更に奥には房総半島までかすかに見渡せます。 夜になるとこの景色が、宝石をちりばめたように見える夜景が楽しめます。
阿夫利神社下社(犬同伴可)から歩いて下山
大山は初心者からでも登山を楽しむことができますが、かなりきついです。
ケーブルカーを利用して大山の頂上まで登るコースは一番きついかもしれません。登山だけを楽しむのであれば、やびつ峠から登るのが一番手軽に登れるコースです。
私たちが下山したのは女坂の方からでしたが、それでも殆どが階段なので足がガクガクしてきます。これを登となると次の日は筋肉痛になるでしょうね。
長い階段をひたすら降りたところに大山寺があります。 こちらでは大山寺で飼われているわんちゃん2匹がお出迎えしてくれました。
激しく吠えられたので愛犬はちょっとビビって立ち往生。そこへお坊さんが出てきて、「吠えるけど通過しても大丈夫だよ」と促してくれました。
こちらのお寺には修行に使われていたのか、小さな打たせの滝や、赤いリングに瓦が通れば御利益があるという瓦投げが有りました。
残念なことに大山寺の紅葉も枯れ葉と化していて、見事に冴える色づきは見ることができませんでしたが、また良い時期に来ることもできるし、愛犬との散策も楽しむことができたのでとても良かったです。
大山紅葉リベンジ 母と愛犬と
翌年11月に母を誘って大山の紅葉を見に行ってきました。
前回行った時にはすでに紅葉も終わってしまっていたため、少しでも混雑を避けるため平日早めに家を出発。 お天気はいつ雨が降り出してもおかしくないような空模様でしたが、仕事の休みを取っての日だったので思い切って行ってみることに。
とは言っても、ケーブルカーまで続く階段は、母にとって決して楽ではありません。全部で370段近くあるのでお店を見ながら休み休み登っていきました。 この道は、こま参道と呼ばれ大山名物の独楽のタイルがはめ込まれています。
平日なのにケーブルカーは20分待ち。 休みの日だと1時間くらいは待つようかもしれませんね。
母も頑張ってケーブルカーを降りて大山阿夫利神社下社までのラストスパート。
神社に到着すると、霧が深くあまり良い景色を臨むことはできませんでしたが、イロハもみじは綺麗に紅葉し、ちょっと幻想的かも。
阿夫利神社の紅葉をゆっくり眺めながら境内を散策して、私と母は参道にある休み処で休憩をかねてお茶と和スイーツを頂いてからゆっくりとケーブルカーで下山します。 愛犬と相棒は、一足先に歩いて下山しケーブルカー乗り場のところで落ち合いました。
カメラは相棒に託したので、途中でリニューアルしたケーブルカーが通過したところを愛犬と一緒に撮ってくれました。 途中の大山寺の紅葉も撮影してきてくれて、大山寺の方が霧もかかっていなかったこともあり綺麗だったそうです。
母を連れて大山寺の散策はちょっと無理だったので、そのままケーブルカーで下まで降りてきましたが、母は満足そうでした。
愛犬と一緒にこま参道で鹿鍋、豆腐懐石のランチに舌鼓
ケーブルカー乗車駅から一番近いところにある旅館で遅めの昼食を頂いて帰ることにします。私たちが寄ったのは、行くときに目星を付けておいた「もとだき」。
こちらのお店は、外にこたつ席がありわんちゃんも一緒に頂くことができます。 飼い主はこたつに入ってぬくぬく。わんちゃんは足が汚れているためお布団の所に上がることはできませんが、そばにいられるので安心ですね。
相棒と母が頼んだのは鹿鍋で、私は豆腐会席を頂きました。
どちらも大山名物になっていますので舌鼓してみてはいかがですか。 鹿鍋も鹿肉がたっぷり入ってボリューム有ります。豆腐会席も色々な味を楽しむことができて美味しかった!
鹿肉はわんちゃんにとってもヘルシー・高タンパクなので、食材としては逸品ですが、こちらの鍋は味噌仕立てになっていたのでお裾分けしてあげられなくて残念でした。
私たちが住んでいる都心の紅葉は12月に入ってからが見頃になりますが、やはり山の紅葉は少し早めですね。 大山は登山も楽しめ、春には新緑が綺麗です。標高は1225mと低い山なので夏は暑くてわんちゃん連れだと厳しいかもしれません。 やはり紅葉の時期が一番お勧めになりますが、紅葉を奏でながら美味しい食事も楽しめるので欲張りな1日になりそうです。 また、お土産も独楽だけではなく、漬け物や柿も凄く美味しいので是非行った時には買ってみてくださいね。