プラッキングの技術
プラッキングは、ナイフを軽く皮膚に当て、全身のアンダーコートを丁寧に抜いていく作業なので、熟練が必要とされます。また、場所により トリミングナイフを使わない方が良い部分もあったりと、経験やノウハウも必要とします。
トリミングサロンでもプラッキングスクールを開催しているとこが意外とあるので、ご自身で試したい方は、受講をお勧めします。きっちり基礎から習べば、飼い主さん自身でも行うことが出来ます。
プラッキングは飼い主さんの判断で
専門のトリマーにお願いする場合は、大体1ヶ月に1回程度の頻度がおすすめで、料金はお店にもよりますが1万〜3万円、所要時間は3〜5時間といったところです。けっして安くはないので、長く続けたい方や、多頭飼いの飼い主さんには、ご自身でプラッキングの技術を身につけるのも良いかもしれません。
プロのトリマーさんがやるようにうまくはできないかもしれませんが、愛犬の体や皮膚を飼い主さん自身がくまなく触り、観察しながらの作業になるので、体調の変化に気づいてあげられたり、密なコミュニケーションが取れたりと副次的なメリットも多いです。ただ、くれぐれも愛犬と飼い主さんの安全には気をつけて行うようにしましょう。やはり最初はスクールなどで基礎的な技術としっかりとした知識を身に着けてから行うことをおすすめします。
とはいえ、ドッグショーに出すのでなければ、プラッキングは必須ではないので、本来のテリアの、ハリと光沢のある毛質とフォルムにこだわりを持って育てたいという飼い主さん以外は、通常のトリミングでも問題はないという意見もあります。この点は色々な意見もあるようですので、プラッキングをするしないはあくまでも飼い主さんの自由なご判断で。
主にテリア種についてお話ししましたが、純粋なテリア以外でも、シュナウザーやワイヤーヘアーのダックスフンドなども、プラッキングに適した犬種とされています。
テリア種のプラッキング まとめ
テリア種のプラッキングについて、いろいろと書きましたが、実際に自分の愛犬にプラッキングをするかしないかは最後は飼い主さん次第です。プラッキングのメリット、デメリットを理解したうえで、ご自分と、ワンちゃんに合った方法でケアを行なって行けば良いかと思います。