チョコ(ミニチュアダックスフンド)の毛の手入れ
チョコはダックスフンドの中でもワイヤーヘアーという毛質(ロング、スムース、ワイヤーという分類だそうです)で、シュナウザーを掛け合わせた犬種とのことでシュナウザー特有の「おじいちゃんのような感じ」がしっかり出ています。
天然パーマのような毛質なので、濡れるとカールが強くなりますが、乾いていてもくりくりした毛が特徴です。ロングのようにフサフサではなく、毛が細く量もあまり多くないためとても寒がりなので、夏以外は基本的に何かしら服を着せて散歩に行っています。
また、チョコは生まれつき皮膚が丈夫ではなくアレルギー持ちのため、季節の変わり目やアレルギーのある食べ物を食べると皮膚が炎症を起こしてその部分をとにかく舐め続けてかさぶたになってしまい、それが剥がれた時に毛が一緒に抜けてしまうためあちこちにハゲが出来てしまいます。
毛の量が少ないとはいえある程度は毛で覆われているためハゲがとても目立つ訳ではありませんが、かかりつけの獣医さんから皮膚を綺麗に保つことが一番良いと言われたこともあり、週に1回はお風呂でアレルギー対応のシャンプーで洗うようにしています。
一定以上毛が伸びることはないためトリミングには出していませんが、肉球周りの毛が伸びるとフローリングで滑ってしまうため定期的にその部分は毛をカットしたりしています。他の部分はほとんどカットしたことはありません。
皮膚の乾燥が炎症の悪化につながるためシャンプー後のドライヤー以外は温風に当たらないようにしつけていますが、寒がりでストーブの温風が好きなため目を離すとストーブの前に居座っていることもあり、毎度毎度叱ってストーブの前から引き剥がしています。
毛の長さはさほど長くないため絡んでしまったりすることや毛玉になってしまうことはほとんどありませんが毛のツヤが良くなるよう、シャンプー後にドライヤーをかけた後や毛艶が悪いと感じた時は豚毛のブラシでブラッシングしています。
痛みもなくマッサージのような効果もあるのか、チョコもブラッシングされることが好きで嫌がることもありません。ただ、ドライヤーやブラッシングは小さい頃から苦手意識を持たないよう「気持ちいいね~」「おとなしくしてお利口だね~」と優しく声をかけながらするようにしていました。
一度苦手意識を持ってしまうと察知しただけで逃げ回ったり、怒って噛み付いたりする子も多いそうです。チョコは食い意地が張っているため、シャンプー、ドライヤー、ブラッシングが無事終了したらご褒美をあげる、という習慣を作ったのもおとなしくしている要因の一つかもしれません。
チョコは皮膚が弱いためまめなケアが必要となっていますが、ダックスの中でもワイヤーヘアーで「少なめ、細め、絡むほど長くない」毛質のため、毛の手入れ自体は楽な方だと思います。