貴重な休日。犬の散歩もしてあげたいけど、オシャレな街に出かけてショッピングを楽しみ、美味しいランチも食べたい。
そんな全てに応えられる、絶好の休日コースがあります。それはどこかというと六本木です。
六本木にある東京ミッドタウンと六本木ヒルズは何を隠そう、愛犬とラグジュアリーな休日を優雅に過ごせるワンランク上のスポット。
ぜひ一緒に東京ミッドタウンと六本木ヒルズでの愛犬との過ごし方をみていきましょう。
この記事に登場する愛犬
耳蔵 ♂ (パピヨン)
銀次郎 ♂ (パピヨン)
愛犬と東京ミッドタウンにて
東京ミッドタウンへの愛犬との行き方はまちまちです。バッグに収まる小型犬なら公共機関が利用できるかもしれません。
地下鉄ならば六本木駅より地下通路にて直結しています。しかし地下通路途中に階段があるので、それが大変な場合は都営大江戸線利用がお勧めです。
東京メトロ千代田線なら「乃木坂駅」3番出口より徒歩約3分で、南北線ならば「六本木一丁目駅」1番出口より徒歩約10分です。
バス利用の場合は都営バス(都01)「六本木駅前」下車徒歩約2分、そしてちぃばすならば「六本木七丁目」、「檜町公園」下車徒歩約1分となります。
ただここはやはり「犬散歩」。よく歩く犬ならば、推奨コースは表参道駅から歩くことです。
表参道の交差点から根津美術館までまっすぐ歩きます。人混みが激しい通りなので、一本裏に入って進んだ方がいいかもしれません。
何たって青山です。裏道でも断然お洒落なブティックが続き、歩いていて飽きません。
根津美術館前交差点に来たら左の方向にひたすらまっすぐ歩きます。
途中で乃木公園に寄ってもいいでしょう。東京ミッドタウンから徒歩5分ほどです。
幕末から明治にかけての乃木希典将軍の邸宅跡地が、公園として開放されています。小さな公園ですが、離し飼いをしなければ基本的に愛犬と立ち寄ることができます。
人の流れはむろんミッドタウンの方なので、乃木公園はたいていいつ訪れても空いていて静かで、ちょっとした穴場です。
東京ミッドタウンは犬を館内に持ち込んでオッケーなのですが、カートのカバーを閉めたり、スリングやかばんの蓋を閉めなければなりません。
唯一犬を自由に歩かせられるのは、ガレリア一階のペットショップ、グリーンドッグの店内だけです。
犬のトリミングサロンを併設した、質の高い犬グッズやプレミアムドッグフードのみ取り扱っている高級なペットショップです。生体展示販売は一切行っていません。
グリーンドッグ東京ミッドタウン店では、むろん有料ですが愛犬の一時預かりをしてくれます。
六本木の映画館やアートギャラリーに行く、ペット不可のレストランで食事(ミッドタウン館内のレストランの大半は、テラス席はペット可のはずです)。
ペット持ち込みが一切できない地下の食料品街で買い物、というときにこのサービスは大変ありがたいです。
一時預かりの条件はまず事前の予約が必須で、まず若くて健康な犬であること(持病や13歳以上のシニア犬は不可),)、噛まない犬であること、ヒート中ではないこと。
そして狂犬病の予防接種、混合ワクチン予防接種の証明書の提示、そしてノミダニ予防(1ヶ月以内の予防)をしておくことです。
ミッドタウンガーデンと檜町公園を犬散歩
ミッドタウン館内はグリーンドッグ店内を除き、犬を堂々と見せて歩けないと言いました。
かばんの中からシックなブティックの数々を眺めて楽しむ犬はいます。(少なくともパピヨンの耳蔵はそうです)
しかし犬といえば普通は青空の下を楽しく散歩したいものです。なのでここは絶対ミッドタウンの外に出てガーデンと隣接している檜町(ひのきちょう)公園へせっかくなので出ていきましょう。
東京ミッドタウンは、そもそも広大なグリーンと6つの建物からなる新しいスタイルの複合「都市」です。
ここにはユニークでオシャレなショップやレストラン、オフィス、ホテル、緑地、美術館などの施設が集まっています。
緑地部分は港区の檜町公園とミッドタウンガーデンが合わさった、約4haのオープンスペースとなっています。
様々なイベントも開催されており、個人的には2018年お花見時期に開催された、桜を眺めながら春の食を楽しむ恒例の「Blossom Lounge」が最高だったと思います。
「CHANDON」とのコラボレーションラウンジがここのガーデンに設けられ、ザ・リッツ・カールトン東京が手がける料理とプレミアムスパークリングワインとのマリアージュを愛犬とともに楽しめました。
日が暮れてからライトアップされた桜の木々も見事でした。冬の時期だとクリスマスイルミネーションが見事です。
むろん、普段の犬散歩も快適な緑地です。ミッドタウンの”On the green”というコンセプトのもと、「日本庭園」の概念が取り入れられたそうです。
自然と共生する日本の伝統的なスタイルを表現することを狙い、そして周囲から気軽に入っていける開放的な「庭園」を意識したとのこと。
確かに多くの公園のように、わざわざ「あっち」の門まで行かないと中に入れない、ということはなく、四方どこからも出入りができる画期的な設計になっています。
開かれたランドスケープ、水の流れを使って高低差の大きな土地で空間の流れを表すゾーニングといった連続性も意識。
日本庭園における土と岩、池、植栽などの関係性から、舗装と土、空間と植栽などの境界は、直線的ではなく曖昧に仕立てられたそうです。
決して広い緑地ではないものの、確かにそれぞれで植栽や水流に変化があり、落ち着いているけど新鮮な景観を実現しています。
2007年、東京ミッドタウンの建設と同時に再整備された檜町公園では、真ん中の芝生広場で愛犬とボール投げをして遊べます。
1.4ヘクタールの敷地の約半分を占める大きな池のそばの、回遊式日本庭園のベンチに腰をかけて犬とのんびり風を感じたりひなたぼっこをするのも最高です。
唯一の残念な点は2018年11月現在のことで言うならば、周囲のビル建設工事の騒音があること。
いくら“自然の美をそのままに表現した”という美景を愉しめる木造の東屋の所でのんびりしていても、六本木というビルだらけの大都会に囲まれた敷地です。
周囲から米軍のオスプレイ飛行やパトカーや消防車のサイレン音、工事騒音が絶え間無く聞こえてくるのは仕方ないのでしょうけどね…
六本木ヒルズで犬と買い物
館内の犬連れならば、東京ミッドタウンより六本木ヒルズの方がお勧めです。
なぜなら床上を歩かせなければ、素手で犬抱っこでいいですし、カートやかばんから犬の顔や身体を出していていいからです。(ただし飲食店や食料品売場など除きます)
「歩かせられないのなら、いずれにしても犬は不満だろう」と思う人もいるかもしれません。
確かに多くの犬はどこもかしこも自力で歩きたいものです。しかし私のパピヨン耳蔵のように、カートに乗って高級ブランドショップを回ることが大好きだ、というお座敷犬も中には存在します。
ですから雨天が続く日など、こういう怠け犬を六本木ヒルズに連れて来ると大喜びします。
問題は六本木ヒルズに入ってテナントは本当に高級なショップばかりで、全然買い物できないことです。
耳蔵はグッチやカルティエにガンガン入りたがるのですが、何も買わない買えないのに、さすがに犬連れではのそっと入れませんな。
そして休憩ですが、メトロハット/ハリウッドプラザ1階のエッグセレント、フランツィスカーナーバー&グリルはテラス席のみペットオッケーです。
ヒルサイドB1F(テラス席のみ)のインド料理ディヤ、グリーンアジア、オービカ モッツアレラバーもペットオッケー。
ノースタワー1Fではシェイクシャック(入店可)、タリーズコーヒー(テラス席のみ)。
六本木けやき坂通り1Fの場合はジャン・ジョルジュ東京(テラス席営業時のみ)、スターバックス(テラス席のみ)、B bar Roppongi (入店可)!ローダーデール(テラス席のみ)。
そしてヒルサイドの1Fの梅蘭(ペット入店可)、2F 毛利サルヴァトーレクオモ(テラス席のみ)。(※これらの情報は2018年11月時点のものです)