箱根神社・元宮へ愛犬と登頂安全祈願
中央広場の前には、箱根元宮の由緒が記された看板と元宮へ続いている階段があります。
箱根山の一つでもある箱根駒ヶ岳、ここの山頂は、古くから山岳信仰の地として崇められていた場所でした。北側にある神山のご神意を崇めたのが始まりです。
そして、神仏習合となった奈良時代、箱根湖畔に箱根神社が造られましたが、その、箱根神社の奥宮として、現在も多くの参拝客が訪れています。
お腹も心も温まった私たちは、天空の社殿とも呼ばれる箱根元宮を目指しました。
近くて、すぐにたどり着けるようにも見えるのですが、実際の見た目から、険しくはないものの、高低差のある段差と、数多くある階段が上の社へ続いている道です。
上に近づくにつれて階段は不規則な段差になります。わが家の愛犬は、自力で上がれるのかしら?ママはちょっぴり心配で、後ろから3頭を見守りながらついていくことにしました。
社は霧がかかって、何とも神秘的です!
今でも社殿の後方(北)に行くと、たくさんの積み石があります。ここはケアンと呼ばれ、そこには修験道の地らしい景色が広がっています。
お天気の良い日には、ケアンの奥に霊峰神山が見えるそうですが、果たして、本日私たちは霊峰を見ることができるのでしょうか。
鳥居をくぐって左側に、しめ縄で囲われた、「馬降石」と呼ばる大きな岩があります。
その手前の石板には、日本の第5代天皇の孝昭天皇の時代に、まつわる白馬の伝説が記されています。
その中に、「岩肌には馬の形が刻まれ、またそのヒズメの跡と言い伝えられるくぼみには、どんな日照りでも水が枯れたことがない」とすごいことがサラリと書かれています。
さらに、右側には白馬の信仰を残している「馬乗石」があります。ここはとてつもなく、神聖な空気に包まれている場所でした。
御祭神は、箱根大神。箱根大神とは、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)3神の総称です。
また、奥宮は神山を御神体として、造化三神の天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)神産巣日神(かみむすびのかみ)が祀られています。
心願成就、縁結び、交通安全などのご利益が頂けるとのことで、拝殿前では、家族で心を清めた後、ここへ来れたことへの感謝と、ここへ来る人への安全を祈願しました。
日本のストーンヘッジ!?
私たちは、拝殿を後にして左側に進むと、大小たくさんの岩が無数に積み重ねられている場所があります。古代祭祀遺跡のようで、ここは、イギリスのストーンヘッジさながらです。
ここでは再び霧が出てきた為、御神体の神山をゆっくり拝めませんでした。しかし、山岳信仰の聖地パワー溢れる場所として、素晴らしい場所でした。
360度のパノラマが繰り広げられる山頂ですが、分刻みで変わる天候は神隠しのようです。ふと山頂駅を見ると、アニメに出てきそうなお城のような幻想的風景が広がっていました!
富士山展望台
私たちは、箱根駒ヶ岳の山頂散策の最後に、山頂駅のすぐ下にある富士山展望台へやって来ました~。ここから、富士山が見えるのですが、あいにくの曇り空で綺麗に収まりません。
風が強く吹き出す中、ここでは愛犬3頭がキメのポーズを気取ってくれました~!どうです?私たち、良いお顔しているでしょう!と言わんばかりのワンコたちです。
元気いっぱい散策を楽しんでいた愛犬3頭でした。
眺めの良いところへ出かけるたび、わが家の愛犬は景色を眺めるのが上手になっています(笑)親ばかかもしれませんが、私たち犬も自然と一緒に遊ぶことが大好きだよ。と教えてくれているようです。
箱根駒ヶ岳ロープウェーのまとめ
私たちは、最終のロープウェーに乗って下山しました。ところが、ここ箱根駒ヶ岳では、
星空天体観測&夜景ナイトツアー箱根宙旅を11月30日まで開催していることを知りました。
通常の切符とは異なり、専用の申し込みが必要となりますが、その参加費には、ロープウェー往復運賃、星座早見盤代・絶景日帰り温泉龍宮殿本館入浴料が含まれています。
11月30日までの好天日を狙って、ぜひお得なナイトツアーに参加したいと思います。