シーズーに必要な運動
小型犬にしてはがっちりとした体格のシーズーは適度な運動をしないと太りやすくなります。 シーズーは案外活発なため、散歩は毎日30分~1時間ほど行うと、とても良い運動になります。1日2~3回に分けて散歩をしてもよいでしょう。 ただし、夏の暑い日にアスファルト上での長時間の散歩は犬にとって危険なので、そういった時期は室内で運動をさせてあげるなどの対策をとります。
シーズーのしつけのしやすさ
シーズーは中国の王室で飼われていた歴史があり、利口で物覚えはとても良く飼いやすい犬種です。人の言葉をよく理解するので、コミュニケーションもとりやすく基本的には飼い主に忠実でほかの犬にも友好的ですが、マイペースな性格と、頑固でプライドが高い一面もあります。子犬の頃から家族以外の人や犬と接する機会を持つなど社会性を育てるようにしましょう。
シーズーの気を付けたいケガ・病気
日本の高温多湿の気候には弱いシーズーの皮膚は、さらに毛が長さゆえ「マラセチア」などの菌が繁殖しやすい傾向があります。この菌はアトピー性皮膚炎の原因とも言われているため注意が必要です。予防策としては、毎日の食事の管理、ブラッシングやシャンプー、定期的なトリミングサロン通いが挙げられます。
食事管理では穀物不使用のアレルギー対応フードや、低アレルギーのお肉を主成分にしたフードによるコントロールなどを検討しましょう。
シーズーの気を付けたい病気のひとつである「白内障」は遺伝的・先天的なもの、後天的なものに分かれますが、シーズーは後天的原因によって発症する「後天的白内障」が多く見られます。
シーズーの瞳は大きく、少し飛び出しているような形をしているため、ゴミが目に入りやすく、顔周りの被毛が目に触れることで眼球が傷つき、外傷を原因とする白内障が他の犬種よりも発症しやすいと言われます。予防のためにも普段のブラッシングやカットなどのお手入れが大切です。
短吻種であるシーズーは目から口までが短いため、「鼻腔狭窄」や「軟口蓋過長」など呼吸困難の原因となる症状が起きることがあります。短吻種の犬種は手術が必要になった時の麻酔や、飛行機での輸送が制限されることがありますので特に注意が必要です。