日本原産の犬といえば、柴犬を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ピンと立った三角耳でキリリとした表情、くるっと巻いた尾が特徴的な日本犬です。
今回はそんな柴犬の、性格や特徴、気を付けたい病気、お手入れの仕方などの情報をまとめましたので、柴犬に興味のある方、柴犬をおうちに迎え入れたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
柴犬(しばいぬ)
- 原産国:日本
- サイズ:小型犬
- 標準体重:10kg~13kg
- JKC登録犬数:12,235(2016年)
柴犬の特徴
昔から猟犬としても活躍している柴犬は、丈夫で敏捷な犬種です。柴犬は縄文時代から人間と生活していたと言われ、日本の気候風土に適しています。柴犬は骨格がしっかりしていて、筋肉もよく発達し、均整のとれた体型をしています。昭和11年には国の天然記念物にも指定された日本原産の種で、改良されることなく、本来の体型を保っています。
諸説ありますが、名前のシバとは“小さなもの”を意味します。体高は雄が38~45cm、雌が35~39cmほど、体重は雄が8~13㎏、雌が7~9㎏ほどです。柴犬は小型犬に分類されますが、最近のペットホテルやトリミングサロンでは中型犬とされることが多いようです。
また、人気の「豆柴」は犬種ではなく、柴犬のなかでも体格の小さな個体が豆柴と呼ばれています。
ピンと立った三角の耳、巻尾が柴犬の特徴で、黒目がちの瞳が愛らしく、表情も豊かと言われます。 柴犬には顔立ちも2タイプあると言われ、細めの顔ですっきりした“きつね顔”、丸顔で顔立ちのはっきりした“たぬき顔”があります。
柴犬の平均寿命は13~15歳、健康であれば20歳まで長生きすることもあります。根強い人気があり、日本で飼育されている頭数としては第5位、最近では海外でも人気が出始めています。
柴犬の性格
柴犬は飼い主に忠実な犬種として知られ、賢く勇敢な性格です。表情も豊かで、飼い主の気持ちも理解して行動すると言われます。
また、警戒心が強く、飼い主以外には懐きにくいので、柴犬は番犬にも向いています。オスよりメスのほうが、比較的落ち着いた性格です。
柴犬の毛色の種類
柴犬の毛色の種類は、4種類あります。一番多いのがよく見かける茶色の「赤」と呼ばれる毛色で、全体の8割を占めます。
続いて最近人気の「黒」、珍しい「白」や赤・白・茶色の毛色が混ざった「胡麻」という4種類の毛色があります。